石川湧のレビュー一覧

  • 十五少年漂流記
    海外文学でおすすめの本を教えて欲しいと誰かに言われた時、
    私は間違いなくこの本を推します。

    中心人物は15人の少年。そう、皆少年です。
    大人なんていない、そんな中無人島に漂流する。
    それなのに彼らは生き延び、やがて生還する。
    まだどこか未熟な少年たちが
    かつてない過酷な環境で自分たちだけで生き延び...続きを読む
  • 幸福論
    同じ事を何度も何度も違う言葉で繰り返し、苦悩との向き合い方について語りかけた名著。特に、80〜93にかけてが、好きかなり
  • 幸福論
    不幸を想像することで不幸が訪れる。
    幸福であらんと行動を続けることで幸福は獲得される。

    自分の感情をどう導いてやることが真の幸福に繋がっていくのかという問いへの答えが記された本。

    様々な自己啓発本が溢れる現代において、それらの存在価値を1冊で蹴散らせてしまうほどの魅力と実用性に満ちた本である。
    ...続きを読む
  • 十五少年漂流記
    最後の展開にはとてもドキドキしました。
    無人島でも力強く生きる少年たちがたくましすぎる!
    ヴェルヌのほかの作品も読みたくなりました。
  • 十五少年漂流記
    僕の読書生活の原点と言っても良いであろう、思い出深い一冊です。いつの間にか、2年間の休暇中の彼らよりもだいぶ年を重ねているけれども、改めて読み返してみて、彼らから学ぶことは山のようにあります。

    そして、こんなにも面白くまた人生の目標にも成り得るような登場人物がたくさん登場する良書に(早いうちに)出...続きを読む
  • 十五少年漂流記
    4042022014  271p 1999・5・10 79版【概況】大型ヨット(スクーナー)に乗った15人の少年と一匹の犬が海で嵐に出合う。
    嵐との格闘に打ち勝ち陸地を見つける。上陸したその地で彼らは帰る手段を考える。
    大人が一人もいない状態でどうやって帰るのか?なぜ子供たちだけなのか?

    【勝手な...続きを読む
  • 幸福論
    「幸福だから笑うのではない。むしろ、笑うから幸福なのだ。」
    理性、意志の力を重視した思想家アランの人生論。長年にわたり書き綴った文章をまとめたものだそうだ。幸せになろうとする意志、健康で、前向きに生きようとする意志。それらが実際に生きがいのある人生をもたらす。同時にアランは、愚痴、不平不満を言ったり...続きを読む
  • カラー名作 少年少女世界の文学 宝島

    お試ししたら読みやすかった

    文がやさしくて読みやすそう。全訳ではないんですね、低年齢用にやさしくしたもの。
    1章の中にカラー挿絵が何枚も入ってきてそれでこの値段なのは良いです。
    シリーズほかの本も順に見てみたい。
  • 十五少年漂流記
    この物語が作られたのは19世紀末のフランス。
    その後多くの国の言葉で翻訳され、子供から大人まで、多くのひとの冒険心をくすぐる。
    絵画であれば美術館で飾られ、音楽であれば「クラッシック」とカテゴリされるところ、本は紙に印刷されることで、今でも多くの人へ作者の意図そのまま愛されることができる。
    もちろん...続きを読む
  • 十五少年漂流記
    160年前の話で、今とは価値観が全然違う。どんどん動物を殺すのがショッキングだった。モコの扱われ方も、今問題になっていることから考えたら、受け入れられないものだけど。

    それでも、少年たちのサバイバル生活や工夫の様子、少年たちより前に流れ着いていた漂流者の存在、印象的だった。

    2年間の休暇という原...続きを読む
  • 幸福論
    読書録「幸福論」4

    著者 アラン
    訳 石川湧
    出版 角川書店

    p260より引用
    “ 不幸だったり不満だったりするのは、む
    ずかしくない。人が楽しませてくれるのを
    待っている王子様のように、坐っていればよ
    い。”

    目次から抜粋引用
    “いらだち
     惨劇
     野心家に告ぐ
     幸福な農夫
     なんじ自身を...続きを読む
  • 幸福論
    フランスの哲学者、エミール=オーギュスト・シャルティエが1928年に発表した93個の幸せへのヒント。いわゆる一般的な哲学書よりはだいぶ読みやすいです。概念的な話ではなく、実践的な話だからだと思います。また、一つ一つの項目も短く簡潔にまとめられています。とても古い本ですが、ここに書かれている事は時代を...続きを読む
  • 十五少年漂流記
    たまたま止まった宿の書架にあったので読みました。

    漂流した15人の少年がサバイバル生活を送り生還する話です。
    少年たちの知恵や団結がとても面白く読めました
  • 十五少年漂流記
    少年諸君は、憶えていただきたい。どんな危険な状態におちいっても、秩序と熱心と勇気とをもっていれば、きりぬけられないことはないのである】少年達のために書かれた冒険物語。
  • 十五少年漂流記
    子供の頃に読んだ懐かしの名作。久しぶりに手に取ったが、翻訳に時代が感じられるものの、やはり面白かった。これ、探せばもっとくだけた訳本が出るんだろうなぁ。書き方によっちゃぁ、ハマりそうな少年冒険記。
  • 十五少年漂流記
    読むとなかなか大人でもたのしめる児童書でした!少し人種差別的発言があるのはこの小説が出来た時の時代のせいなのかな?それでもそんなこと気にならないぐらい面白かったです!一度読んだことある人ももう一度読むのべき作品だと思います!
  • 幸福論
    多くの名言があった。
    文章的に多少難解なところはあっても、内容的にはそれほど難しいことはなかった。
    ただし、実践となると、意外と大変そうだ。
    ひにくっているのか、本気で言っているのか、紛らわしい箇所もあった。
    時代を感じさせるような記述もあった。
    ウーマンラッシュアワーのコントのセリフを読んでいるか...続きを読む
  • 十五少年漂流記
    小学生か中学生の頃の読書感想文の課題図書。
    さすがに再読なのでサクサク読めたし、冒険ものはやはりワクワクする。しかし、洞穴に住み始めあたりから普通の生活をしていて、大人目線でみるとこの少年達は凄すぎだろうと突っ込みを入れたくなった。子供の頃そんな事を思った記憶はないから、歳をとって現実的になったしま...続きを読む
  • 幸福論
    椿事
    不幸、恐怖とは、全て想像力による精神的なものかも知れない。
    現在で言う『認知』である。
    死について
    人間の考えが、恐怖を生む。
  • 十五少年漂流記
    タイトル通り、15人の少年が島に漂着し、そこで暮らしていく話。伏線だとか、心理描写だとか、難しいことが一切ない。家に帰りたい、不安、非日常の楽しみ、自分達の知恵と技術だけで生きていく達成感、喧嘩、と大体このあたりの単語で網羅できる。ので、純粋にわくわくしながら読み進められる。
    悪党どもを容赦なく大砲...続きを読む