山本謙治のレビュー一覧

  • 激安食品の落とし穴
    タイトルから、激安食品の安全性云々の話かとおもったのですが、良い意味で裏切られました。安さのみを追求せずに、適正価格の「佳い食材」を選んで買える、賢い消費者になりましょう、という趣旨でした。それが生産者やメーカーを守ることにつながり、自分達に返ってくる、と。
    物価上昇の昨今、正直「できるだけ安いもの...続きを読む
  • エシカルフード
    以前読んだ、『甘いバナナの苦い現実』のなかではじめて知った「エシカルな消費」。今回、『エシカルフード』というタイトルに惹かれて、この本を読むことにした。

    「エシカル」とは、直訳すると、「倫理的な」という意味になるが、この本での「エシカルな消費」とは、最近聞くことが多い、「SDGs」で設定されている...続きを読む
  • 炎の牛肉教室!
    グルメ番組などで、
    A5ランクの牛肉をほめる番組を見ることあるが、
    このランク付けの由来、黒毛和牛が希少なのかどうかなど、
    読んでおもしろかった。
    肉を食べて、口の中で溶けるというのは触感としておもしろいだろうけど、本当においしいのかなとは感じていたので、なるほどと思えた。まあ、A5ランクの肉なんて...続きを読む
  • 激安食品の落とし穴
    「激安食品の落とし穴」
    山本謙治著 KADOKAWA

    「食べ物の価格を適正価格で提供しないことは、社会悪である」

    良いお弁当を製造・販売して成功している「知久屋」


    納豆
    大粒の納豆が小粒の納豆よりも断然、豆のよい香りや味わいがあっておいしく感じる。
    納豆や豆腐といった商品群を日配品という。基...続きを読む
  • NHK出版 からだのための食材大全
    食材図鑑マニアとしては、良書。

    図鑑であっても、ページ数が限られている分「この一冊さえあれば、全ての情報を網羅してる」ような本は存在しない。その分、著者各々の視点で情報を取捨選択してまとめてくれていて、何冊読んでもいつもワクワクするし面白い。
  • 炎の牛肉教室!
    概要: A5信仰への疑問; 黒毛和牛以外の品種; 品種と餌が肉質を決める; 肉の育ち方が経済的には大事; 部位ごとの売れやすさの違い; 牛を育ててる人大変

    感想: いろんな肉(部位・品種・育て方)を食べてみたくなった。たまたま筆者の方のtwitterで見つけて、但馬牛の経産牛の肉を農家がネット直販...続きを読む
  • ようこそ、自由の森の学食へ
    どんな仕上がりかと心配だったけど、楽しく読めて、やっぱ自森の学食ってスゴイ!とちょっぴり感動。取引先リストには某生協の生産者の名前もあり、運営メンバーの若い衆にもオススメしよう!パン定食また食べたい〜。
  • エシカルフード
    ヤマケンさんの本。
    田んぼの排出するメタンガス、気にしたことなかったので、そうなのか、とびっくり。しかし、アニマルウェルフェアについては、それでも結局経済動物として殺すんでしょ?って思ってします。
  • 激安食品の落とし穴
    ・激安食品は食生活,文化,業界に”悪貨は良貨を駆逐する”を引き起こす.

    ・食品企業の利益追求で横行する化学調味料や添加物とは言わないものの実質それに当たる行為は人々に本当の食材の味から遠ざけるだけでなく,”美味しさのインフレ”を引き起こす.

    高い食品には高い理由があるのではなく,安い食品にも同様...続きを読む
  • 激安食品の落とし穴
    この本を読んで食べてみたいと思った食品
    ①弁当屋「知久屋」の弁当。化学調味料など一切不使用。自社製品だそう。
    ②本醸造醤油「巽」(梶田商店@愛媛)
    ③米酢「富士酢」(飯尾醸造@京都府宮津市)

    安い食品にはワケがある。なぜ安いのかを分かって食べるなら問題ない。必ずしも安い=お得ではないことを知るべき...続きを読む
  • 炎の牛肉教室!
    恥ずかしながら、牛の種類も育て方も良く知らなかった。更には格付けは味だと思っていたのも事実。基礎の基礎から良い勉強になりました!早く個体識別調べて、牛肉食べた〜い!!"
  • 激安食品の落とし穴
    適正な価格で食品を購入することがどういう意味をもつのかということがとてもわかりやすく説明されている。NHKの朝のラジオでやまけんさんのコーナーを聴いていて興味をもった。今まで食品添加物に関する本など何冊か読んだことがあるが、食品の背後にある流通、生産者の事情などに深く踏み込んでいて消費者としてあるべ...続きを読む
  • 炎の牛肉教室!
    牛と牛肉のお勉強。仕事にも繋がるということで。実はやまけんの本を読むのは初めて?
    「A5」信仰に一石を投じる本。本当にA5が一番美味しいのか? 牛肉輸入自由化をきっかけに、日本の農家を守るために作られた格付け制度。高さと美味しさは本当にイコール?
    あんまし牛肉を食べる機会はないけど、今後食べるときに...続きを読む
  • 激安食品の落とし穴
    ヤマケンさんのとっても食べ物について考えさせられる本。会うときはよー食う人だなあの印象が強すぎるけど、いつもいろんなことを教えてくれる人であることを読んで思い出した。
  • 激安食品の落とし穴
    納豆やハムなどスーパーの特売になってしまうような食品の裏側はどうなっているのかを真面目に解説。またまともな業者も紹介。
    納豆はPBとNBの駆け引きを使って量をとらせて価格を下げさせていて製造者が疲弊してきている。ハムはインジェクションとリン酸塩で1.5倍に水増し。唐揚げも同様。ハンバーガーの肉は工場...続きを読む
  • エシカルフード
    様々なアプローチのある環境保全、動物保護、サステナブルを欧米の事例から紐解いてくれていて分かりやすい
    冒頭、少々読み進めるに難を感じる点もあったが、日本のオリンピックでの取り組み等は、今の日本のスタイルを象徴していた
    また、食肉の部位についても、日本は霜降りなのに対し欧米は赤身といのは分かりやすい
    ...続きを読む
  • 炎の牛肉教室!
    <目次>
    はじめに
    第1章  牛肉の真実
    第2章  美味しい牛肉の方程式
    第3章  牛肉のおねだん~体験ルポ・ぼくは牛を飼ってみた
    第4章  美味しい牛肉をめぐって~日本の「あかうし」篇
    第5章  美味しい牛肉をめぐって~アメリカ・オーストラリア・フランス篇
    第6章  ほんとうに美味しい牛肉を食べる...続きを読む
  • 炎の牛肉教室!
    「炎」とあるだけに熱い熱い新書です。赤身肉ブームの仕掛人(本人は否定していますが…)が描く、知らなかった牛肉の世界。A5神話や黒毛和牛神話がガラガラと崩壊します。なにしろ自分で牛のオーナーになって、生まれた子供「さち」を出荷し食べるという体験までしています。これはすごい。で、結局、うまいステーキ食い...続きを読む
  • 炎の牛肉教室!
    第1章「牛肉の真実」は輸入自由化に伴って日本の牛肉格付けがどのように変わったのか、それが生産者にどのように影響したのか、結果として現状がどのようになっているのかがまとめられていて興味深い。そこからは「おいしい牛肉」を求めて、その方向性をどう考えるのか、実際に牛を飼って売ってみた結果、米欧濠の生産事情...続きを読む
  • 激安食品の落とし穴
    やまけん氏のブログとほとんど同じ主張だが、2015年時の細かい数値データを元に検証しなおしている。食料生産者の苦しい状況がよくわかる。提案されている解決策については、家計の問題もあり、全面賛成はしづらいが、違いがわかる消費者になって本物の食品を買おう、ということなのだろう。