長谷川博一のレビュー一覧
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副題にあるように、十の凶悪事件はいかにして起きたのか、犯人との面会と対話を通して、彼らの心の闇に迫る。
本書で取り上げられている事件の犯人は、皆幼少期に何らかの虐待、いじめを経験している。
それらが彼らの中に暗い影を落としているのは、間違いないが、きっかけが無ければ、このような罪は犯さなかったかもし...続きを読むPosted by ブクログ -
臨床心理の立場から犯罪をみる。様々な見方があって、もちろんこれが全てではないのだけれど、単なるニュースへの見方も変わるかな、と思う。「なりたくてなった人はいない」これが何よりの事実。講義中の場面があまりにリアルで、絶する程過酷な現場なのだなと思い返していた。あー...本当真面目に勉強しておくべきだっ...続きを読むPosted by ブクログ
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十大凶悪事件の犯人の心に迫る。
確かに事件がどうして起こったのかがどこまで追求されているのかは不明である。
作者は臨床心理士で、事件を起こす過程には、犯人の幼少期の家庭環境等が大きく影響しているという。
そのため、事件の真相を知るためには、その過程を知ることが大切なのだという。
確かに現在の凶悪事件...続きを読むPosted by ブクログ