長尾剛のレビュー一覧

  • 自分の心を高める 漱石の言葉
    田舎者に精神に教育をほどこすと立派な人間ができる 人は皆善人であり、同時に悪人でもある 子供は無条件の母の愛の下ですくすく育つ 時間は心の病の最良の医者である 食事が旨いことがなによりも幸福である 人生とは談笑しつつ死に向かって歩き続けるようなもの 日本には「武士魂」という素晴らしい伝統がある 西洋...続きを読む
  • 話し言葉で読める「西郷南洲翁遺訓」 無事は有事のごとく、有事は無事のごとく
    西郷隆盛の述べる人の進むべき「正しき道」に関する教え。リーダーとして政治や事業を行うべき立場の人間、そのような立場を目指す人間、それだけでなく人として生きる者すべてが持つべき日々の心構えが述べられています。幕府側として戊辰戦争に敗れた庄内藩士達が、明治政府から離れて下野した後の西郷隆盛に合って教えら...続きを読む
  • 広岡浅子 気高き生涯 明治日本を動かした女性実業家
    いわゆる「男尊女卑」とは、男女の腕力の差から派生した認識にすぎないのだ 人は、自分のことは他人任せにしたらあかん。これも、女にも男にも当てはまる教えや、思うんどす 「聡明にして強固なる意志」これこそが「独立した女」が持つべき心だと、浅子は奮い立った つまりですね。広岡さん。神は、人を包んでくださる「...続きを読む
  • 孫子が話す 世界一わかりやすい「孫子の兵法」
    以前から、孫子や孔明などの中国の軍略家の本を読もうと思っていたが、なかなか手につけられず、やっとこさ読んだ本。負け戦の6パターン「走る」「弛む」「陥る」「崩れる」「乱れる」「逃げる」やダメな将の5つのパターンなど、様々な場面を想定し、分類されている。西洋で言えば、フレームワークだ。戦は、兵隊のモチベ...続きを読む
  • 『日本外史』―幕末のベストセラーを「超」現代語訳で読む
    頼山陽資料館で、抹茶とか飲んでるくせに、実は「日本外史」読んだことないです。
    歴史でも知識として、名前を覚えたくらい。
    えーと、どんな内容なの?
    幕末の志士たちが、熱狂的に読んで、熱く語り合ったとかいうベストセラー。
    色々出てるのですが、漢文読めねえ。いっぱい注釈ついてないと、分からない。 ...続きを読む
  • 話し言葉で読める「蘭学事始」
    杉田玄白さんの「蘭学事始」を、読みやすくしてくれた本です。

    この本が読みたいと思ったきっかけは、三谷さんの本。
    「鼻を『フルヘッヘンド』する」というのが出てくるけど、
    実は…という話題から興味が出ました。

    「解体新書」を言えば、杉田玄白さんが有名ですが、
    実は前野良沢さんが頑張ったんだなぁ。

    ...続きを読む
  • 論語より陽明学
    陽明学の入門編として読みやすかった。大塩平八郎の語り口で解説するという変に凝ったスタンスなので、ノイズもそこそこ感じたけれど、まあ誰かが何かについて主観的に語るというのは往々にして面白い。
  • 『日本外史』―幕末のベストセラーを「超」現代語訳で読む
    「超」現代語なので、読みやすい。
    龍馬伝でも、少しだけ取り上げられていた。幕末のベストセラー。

    あらためて、本の偉大さを感じた一冊。
  • 鴎外の「武士道」小説 傑作短篇選
    森?外の各短編の後に「鑑賞のヒント」という解説があって、勉強になる本です。?外の古くさい文章の後に参考書風の文章が出て来るコントラストが面白い。
  • 老子と荘子が話す 世界一わかりやすい「老荘思想」
    僕のように老荘思想を初めて知る人には良書ですが、柔らかくしすぎて、本当の老荘思想が伝わらないのではないかと感じました。

    老荘思想はとても共感出来るが、その思想を実現するのは…
  • 30ポイントで読み解く「禅の思想」 なぜ座るのか、どんな世界が開けるのか
    禅というと難しくかまえてしまうような感じがする人にもお勧めの、寝ころんでも気軽に読める本。この本を契機に、禅や武士道のいろんな本へとすすんでゆけるのでは。