堂場瞬一のレビュー一覧

  • 罪の年輪 ラストライン6
    面白かった!

    普段はストップをかけるガンさんが自分の思考にハマっていくのが珍しい。

    加害者に同情してしまう結末だった。
    学生運動で騙され、家族を辱められ、ずっと苦しかっただろう。
    被害者が殺されて良かったとは思わないが、穏やかな最期は迎えられなくて当然だとは思う。
    気持ち悪い嗜好で理解できない。...続きを読む
  • 闇の叫び アナザーフェイス9
    大友さんと優斗君2人の人生を見せてもらったシリーズで、完結の寂しさと2人の絆に胸がいっぱいになった。

    優斗君は子供と思えないくらいの器量があって
    溢すことなく父からの愛を受け取って
    大友さん自身も同僚・上司・義母皆に愛されつつ、彼の変わらない芯の強さが大友家を築いていたと思うと素敵な家族で、心から...続きを読む
  • 守護者の傷
    以前に読んだ県警の守護神: 警務部監察課訟務係と類似した、警察訟務係を扱った小説。
    だが、小説としては「守護者の傷」の方が緻密で予測できない展開は一日の長があった。
    違法取調べで敗訴した神奈川県県警は訟務係が控訴の準備をするが、捜査一課上尾刑事に隠された何かがある気配から、警察内部の隠蔽された事実へ...続きを読む
  • 愚者の連鎖 アナザーフェイス7
    タイトルが全て
    愚者が集まって同情してしまう面もあったが、なんとも…。
    愚者と言わざるような集団だった。

    強盗の犯人として捕まったチンピラの末端。
    彼女を守るため黙秘を続けていたが、
    大友さんの手腕が発揮され仏に。
    強盗の他に死体遺棄を自供し、
    死体遺棄…殺したのは?
    と深掘りしていくうちに見えて...続きを読む
  • 不信の鎖 警視庁犯罪被害者支援課6
    仕事上、嫌でもやらなきゃいけないことある。人間的にどうなの?って思っても接しないといけない。
    まさに公務員側の感覚で、心の持ち方も教わった気がしました。
    事件のことも気になったけど、被害者と接する村野さんの心理描写が刺さりました。
  • 身代わりの空(上) 警視庁犯罪被害者支援課4
    謎が謎を呼び、少しずつ色んな情報が明らかになるのに謎だらけ。
    でも、全部が繋がっていくところはさすがでした。
    シリーズ物だけど、丁寧な説明所々あるのでこの物語から読んでも楽しめます。
  • 身代わりの空(下) 警視庁犯罪被害者支援課4
    謎が謎を呼び、少しずつ色んな情報が明らかになるのに謎だらけ。
    でも、全部が繋がっていくところはさすがでした。
    シリーズ物だけど、丁寧な説明所々あるのでこの物語から読んでも楽しめます。
  • 刑事の枷
    刑事物の小説としても面白い。
    プラス最初から最後まで1行も書かれていない影山の心が読み終えた後に浮かんでくる。
    お金を出して買って良かった一冊
  • チームⅢ
    堂場瞬一の長距離ランナーシリーズ第5作。
    日本長距離会のエース、日向はスランプに悩まされていた。そんな日向を救う切り札は日本記録保持者の山城悟をコーチに就任させること。だが、引退して第二の人生を歩み始めた山城への交渉はうまくいくのか…?
    日向を、山城を、そして低迷する日本マラソン界を救うべく、かつて...続きを読む
  • 罪の年輪 ラストライン6
    愉しんでいるシリーズの小説で新作が登場すると、遠方の友人や知人の消息に触れるような気がして凄く愉しくなる。「ガンさん」こと岩倉刑事が活躍する「ラストライン」シリーズの新作が登場した。頁を繰る手が停め難くなってしまい、ドンドン読み進めた。「意外な展開」に引き込まれてしまう。「年輪」という題名に在る語が...続きを読む
  • 身代わりの空(下) 警視庁犯罪被害者支援課4
    事件は複雑に絡み合っていたけど、残された本井一家が前を向けた終わり方がとても良かった。
    失踪課の高城賢吾に捜査一課の一之瀬、追跡捜査係と他シリーズの人物も登場して関わりがあるなんと豪華な作品なんだ。まだ未読の追跡捜査係シリーズも楽しみだ。
  • 弾丸メシ
    新潟で記者をやっていた話で、イタリアン推しを納得。平松洋子対談が読みたくて借りたが意外な収穫。吉祥寺の葡萄屋が出てきて懐かしくなった。
  • 陰からの一撃 警視庁追跡捜査係
    面白い
    新作を心待ちにしてたシリーズであり今回も面白くて嬉しいのと、次回作への期待が高まる

    西川さんが狙われる
    かつての仲間から、過去の事件の容疑者から
    恨まれるとは無縁そうな西川さんがターゲットと言うところが意外であり
    2回も狙われたことで西川さんが不安になるという状況も意外であり
    長編シリーズ...続きを読む
  • ヒート
    気持ちがいい作品。
    一緒にマラソン走ったり運営してる気持ちになれる。
    コースについて、ランナーの気持ちについて、深く知ってる人が書いていることがわかる。
    絶対エース山城の焦りと人情的な部分を見ることができる貴重な一冊!
  • ボーダーズ
    2つの事件が徐々に繋がって行くのが面白かったです。
    藤岡がなぜ100万を隠していたのかが謎ですね、、、
  • 野心 ボーダーズ3
    このシリーズでは一番好き。単に女性刑事主役が好きなのかも知れないが。朝比奈さんの同期、柿谷さんも登場!他シリーズの主役達とのコラボが増えて嬉しい。
  • ホーム
     読みながら一刻も早く次の展開が知りたいと強く感じた本でした
     人生は一度であり、失敗を恐れずに夢に向かってチャレンジすることの大切さを改めて教えてもらいました。
     野球と言えばメジャーリーガーの大谷翔平選手ですが、彼の成功も自分の夢を諦めない意志の強さと実力、周りへの影響力の表れだと思います。
     ...続きを読む
  • コーチ
    自分はとてもよかった! 
    ラスト1行の「お帰りなさい コーチ」素敵な終わり方で読み応えあったなぁ

    1部と2部に分かれており、

    見込みはあるが躓いている3人の刑事を人事部から派遣されてきた向井がコーチしていく話、

    「見えない天井」では
    女性管理職として、現場での失態、部下をつかって捜査することに...続きを読む
  • 棘の街
    未解決の誘拐事件は思わぬ方向へ。心揺さぶる傑作警察小説。

    地方都市・北嶺で起きた誘拐事件。県警捜査一課の敏腕刑事・上條元は、事件の捜査中、身代金受け渡しの場でとある重大なミスを起こしてしまう。結果、被害者は殺害され犯人は逃亡、事件は未解決となった。
    事件発生から1年後、被害者の白骨遺体の発見を機に...続きを読む
  • デモクラシー
    政治を自分ごととして考えるには、もってこいの小説。
    国民議会の発想は面白い。今、政治の世界はキックバック問題などでうんざり、呆れるばかり。この小説を現政治家が読んでどんな感想をもつだろう。

    国民自らも、もっと賢くなることが必要だ。