鈴木光司のレビュー一覧

  • エス
    リングシリーズとの関連性を無理矢理?持たせたせいかちょっと微妙感あり。
    リングシリーズも1作目は映画はおいといて原作は得体の知れない怖さがあったけど、それ以降はそんな感じではなかったし、今回の作品の位置づけは個人的にはイマイチかなぁ、という感じでした。全くつまらないという訳ではありませんが。
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション
    なぜこの本を予約したのかさっぱり思い出せません。ともかく読んでしまう。
    1993年角川ホラー文庫創設。そこから30年あまりの作品の中から精選収録のアンソロジー。
    竹本建治「恐怖」1983
    小松左京「骨」1972
     SFっぽさあり
    宇佐美まこと「夏休みの計画」2017
     新しいなって思う
    坂東眞砂子「...続きを読む
  • リング
    言わずと知れた日本ホラー映画の金字塔「リング」の原作。

    最近、YouTubeで怪談を見るのにハマっている。
    それを実家に帰った際に父親に話したら、「じゃあこれどう」と本作を渡された。父親はホラー小説が好きらしい。
    リングについて、映画は観たことがあったが小説は読んことがなかった。というよりホラー小...続きを読む
  • バースデイ
    鈴木光司による「リング」シリーズ完結編・・・というよりは補間エピソード集と言った方がしっくり来るか。メイン三部作では深く描かれなかったエピソード2編と、シリーズを締めるエピローグ的作品1編が収録されている。

    収録されているのは、1.リングウイルスに感染した高野舞が貞子を出産するまでの姿を描いた、「...続きを読む
  • エッジ 上
    不可解な疾走事件をきっかけに、主人公の過去の父親の失踪との関係が徐々に明らかになってくる。リングを超えることはない。
  • ループ
    発想はすごく好き!
    ただ文系人間としては理解できない単語が多く登場してくるので読み飛ばしてしまう箇所があった。
    普段SFを読まないので、読み終わってからみなさんの感想を読んでから、こういうのがSFなんだと妙な感動を覚えてしまいました。
  • ループ
    「リング」からこの「ループ」という結末に至ると誰が予想しただろう。あとがきにも「次作の構成はなかった」と書いてあったので、作家の脳内と小説の自由度の凄みを感じた。どこまでも羽ばたける。恐怖!呪いのビデオから、世界の謎に迫る物語に変身。

    正直なんのこっちゃと思いながら読み進めましたが、面白かった。個...続きを読む
  • エス
    ループのその後(20数年後)を描く作品。どうしても、リングとの比較になってしまうので、謎解き感が少なく、著者の補足を読むような感じとなってしまった。
  • 海の怪
    海にまつわる実際に起こった不思議な体験や聞いた話を集めた短編集。
    掲示板の「海怖」にありそうな感じ。
    実際ネタなので、貞子は出ません。
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション
    角川ホラー文庫ベストセレクションのアンソロジー。第二弾の「恐怖」の方を先に読んでたけどこれが第一弾。
    綾辻行人「再生」鈴木光司「夢の島クルーズ」は既読でした。「再生」すごく久々に読んだけどやっぱり最高だな…。初読のなかでお気に入りは今邑彩「鳥の巣」山荘で出会った女性と主人公の会話が進むほどに不穏さが...続きを読む
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集
    【2024年10冊目】
    ホラー小説のアンソロジー!1作目から怖くて、「どうしよう寝れない怖い」となりましたが、いろんな作家さんのホラー小説が味わえて、結果オーライでした!

    1番怖かったのは、やはり「浮遊する水」でしょうか。「仄暗い水の底から」も拝読したことがあるので、多分読んでるはずなんですが、当...続きを読む
  • らせん
    前作リングの方が好みだが、想像の斜め上をいく展開で楽しく読めた。

    前作主人公・浅川とその家族があっさり死んだのと、竜司は舞のことが大事じゃなかったのか…これらが心情的に引っかかったかな。竜司的にはそれはそれ、これはこれなのかもしれない。知的好奇心最優先な人間なんだろう。

    リングでは姿を見せずとも...続きを読む
  • エッジ 下
     序盤は規模の大きさにわくわくさせられたが、ラストの展開は無理矢理感が否めない。
     終盤で、鳥居も第3の乳首を持っていると明かされたが、交通事故以降現れた能力ということではなかったのか??あと、推測でしかないことが断定的に判断されていることが多く、違和感を覚えた。無理やり納得させられていると感じる部...続きを読む
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション
    カバーイラストは濱口真央。

    ■綾辻行人 「再生」 (『亀裂』、『眼球綺譚』)
    中高生の頃に既読。再読。
    思った以上に・・・・の「・・」で笑ってしまった。

    ■鈴木光司 「夢の島クルーズ」 (『仄暗い水の底から』)
    中高生の頃に既読。再読。
    当時はすごい大人の話だと思っていたが、マルチ勧誘というしょ...続きを読む
  • リング
    一番最初のドラマスペシャル「リング 〜事故か! 変死か! 4つの命を奪う少女の怨念〜」も、松嶋菜々子主演の「リング」も観た上での感想です。

    原作はホラーというよりも、若干のSFが入ったようなミステリーだと思いました。

    とはいえ都合の良い謎解きの甘さもいくつかあり、さらに登場人物や設定も映画とは違...続きを読む
  • 貞子さんとさだこちゃん
    映画は駄目だったらしいが、漫画はまあそれなりには読める。
    しかし映画がヒットしていれば売り上げも少しは違ったかもしれないが、相変わらず持ってない人だわ津々巳あや。
  • エス
    「リング」「らせん」「ループ」「バースデイ」の続編。久しぶりの鈴木光司、多分、20年振りくらい(⁉︎)。続編の「タイド」も読もうと思います。
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション
    読んだことのある話が最初2話続いたので
    同じ本を買ったかと焦った。
    オーストリア人の幽霊にイラつく。
  • 遊びの時間は終らない
    都井邦彦著「遊びの時間は終らない」とそれにちなんだ作品のアンソロジーだそうで表題作は確かに楽しかったのですが他の作品はそれほどの爽快感がありませんでした。

    ■心覚えのための簡単なメモ

    [▽]鈴木光司「生きる時間は終わらない」/脚本家、スランプ、樹海取材、自殺者、遺留品、ラブドール。
    [△]天祢涼...続きを読む
  • 仄暗い水の底から
    「リング」シリーズで有名なホラー作家・鈴木光司によって著された、「水」(+閉鎖空間)をテーマとしたホラー短篇集。なお、同名タイトルの映画化作品は、収録されている一編「浮遊する水」を原作としている。

    ジャンルとしては「ホラー」だが、全編通じて心霊的なホラーという訳ではなく、ミステリ寄りのものや、極限...続きを読む