山形浩生のレビュー一覧
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本当は角川文庫(髙畠文夫訳)で読んだけど出てこなかったのでこちらで登録
思ってたよりずっと読みやすくて、面白かった
もっと長くて教養がないと楽しめない作品かと思っていたけど、中高校生ぐらいで読んでも十分楽しめそうな作品だった
個人的にはラストをポジティブに受け取ることは難しいなと思ったけど、それで...続きを読むPosted by ブクログ -
1984年から、ジョージオーウェルを知りたくなり、この本を読みました。
陰湿な空気が流れるなか進む物語。かわいい動物を思い描いて読むと最後の展開で痛い目をみるかも。
なんでこんな事を考えられる、思いつくのか。当時の社会情勢を調べもう1回読むとまた違う視点で読むことができました。Posted by ブクログ -
中学生の時にインパクトと受けた一冊。
今思えば資本主義のアメリカンスクールならではの選書だけど、正解を押し付けず、子供に考えさせる教育方針はとても好きだった。Posted by ブクログ -
「すべての動物は平等である。だが一部の動物は他よりももっと平等である」
80年ほど前の作品で且つ200ページと短めながら、言葉を失うほどの恐怖を感じる。。そんなおとぎ話でした。名作と言われる所以が素人ながらよく分かった気がします。
無知な私は、それがロシア革命後における権力構造の変遷を描いたものだと...続きを読むPosted by ブクログ -
知らない事ばかりで自分が恥ずかしくなる。
ヴェルサイユ条約に関わるドイツ代表の回顧録を読んでみたくなった。
本書の見立てが正しかったと仮定するのであれば。
ケインズのように先を見通せる賢人がある程度の地位にいたとしても、どうしようもない事がある、ということが恐ろしい(まあ当たり前だが‥‥)。
正し...続きを読むPosted by ブクログ -
権力の暴走と、それを止められない愚かな民衆が寓話的に描かれる。動物によるおとぎ話ではあるが、恐ろしいまでのリアリティがある。
最初はちょっとした違和感だった。全ての基本だったはずの根本理念の解釈が徐々に歪められ、気づいた頃にはもう手遅れになっている。だからこそ、小さなものであっても不正は徹底的に糾弾...続きを読むPosted by ブクログ -
「動物農場」面白すぎた。
単なる共産主義に対する批判ではなく、自ら考えて声を上げない民衆によって歪んだ権力構造が作られてしまうことへの警告だと捉えると、物語がより立体感を持って現代に生きる私たちにも突き刺さる。
個人的にはボクサーの「わしがもっと働く!」ってセリフが切なかった。Posted by ブクログ -
優しく、優し〜く書かれた恐ろしいお話し。
ゆっくりと薄気味悪くなってくる。
ん?と思った時に、ま、こんなものかと受け入れ続けていると、気づいた時には声も上げられなくなっているという状況。あるよね、普通に。これが国家単位で行われているところのなんと多いことか。Posted by ブクログ -
ソビエト批判、共産主義批判の寓話であるが、xx主義云々というより「知識を悪く使うものたち」と「知識を持たないものたち」による社会全般に対する末路とその教訓という意味では別に資本主義、民主主義社会にも大いに当てはまる話だったと思う。
ブタ以外の動物は無知識層として描かれ、文字も読めず、記憶力もなく、知...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった。
上手いこと描かれているなと。
流されないで,自分で考えること、勉強すること
思考停止しないこと、改めてそういうことは大事だなと感じた。
ロシアの歴史に関連する小説を読みたくなった。
これは再読するだろうな。Posted by ブクログ -
痛烈なあからさまなソヴィエト批判、であるにとどまらず、広く権力批判であり、臆病で盲目な大衆への批判でもある。
権力の腐敗の様はおとぎ話に落とし込みながらも、緻密でリアルだから、読む手を止められない。この圧倒的な文章力に裏付けされたわかりやすさは、古典として評価すべき一方、これを社会主義体制批判とし...続きを読むPosted by ブクログ -
共産主義の独裁がいかにして起こるかよーくわかる怖いお話。
スノーボールがトップだったらどう変わっていたか、すごく知りたいと思ったPosted by ブクログ -
3部作の最後 「人の能力の可能性」を認める
超ブラシーボ効果 戦場で食塩水を麻酔薬として手術 「人の意識」の強力さ
才能は先天的より後天的 ものすごい可能性を認めるPosted by ブクログ -
全員の平等を求めた社会主義は、結局、独裁になってしまう。その過程を風刺的に皮肉って描かれていて、筆者は実際にソ連を批判して書いたそうだけど、現代社会にも通じる部分が多い。政治家の言うことが変わってはないないか?私たちは働くことや苦労することが美徳だと、思わされてはいないか?
ラストのシーンで、豚と人...続きを読むPosted by ブクログ -
強烈な社会風刺の込められた一冊。ある特定の時代のある特定の国家のことを、動物を主人公に語っているようにも見えるが、解釈次第で、過去も現在も大して差がない世の中なのでは…?と感じさせられる。世界、国、人々、それぞれが抱える問題を、戦時中に考え続け、訴え続けた著者の想いを引き継ぎ、我々は考え続け、何かし...続きを読むPosted by ブクログ
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小難しい解釈を必要とする古典だと思い込んでいましたが、こんなにも読み易い「おはなし」だったとは。風刺があまりにもストレートなため、当時は出版社から軒並み敬遠されたようですね。その辺りの事情も著者・訳者の後書きでよくわかります。いずれにしても、もっと早くに手に取るべき作品でした。
中学生の娘にも勧めて...続きを読むPosted by ブクログ -
収益を得るにはある程度まとまった投資をする必要があるため,それ以下の投資では逆に貧しくなってゆく貧困の罠について,その有無を机上で論じるのは無意味でで,調査してどちらの場合になるのかRCTで確かめなくては問題は解決できない.この方針で,様々な調査結果が示される.
防接種率を,豆のオマケを付けることで...続きを読むPosted by ブクログ