小峰隆夫のレビュー一覧

  • 平成の経済
    官庁エコノミストの第一人者である著者が、バブルとその崩壊から始まり、金融危機とデフレの発生、小泉構造改革、リーマンショック、民主党政権の誕生等を経て、アベノミクスに至る平成経済史をマクロ経済という視点で振り返っている。
    単に事実を述べるだけではなく、多くの出来事の相互関係を明らかにし、できるだけスト...続きを読む
  • 平成の経済
    経産官僚を経験している経済の専門家による、平成の経済について分析した書。分析が詳細で正確だと思う。説得力がある。いろいろな政策が評価されており、そういうことだったのかと納得する箇所が多々あった。勉強になった。
    「(バブル批判)人々の幸福感は、経済状態の絶対水準に依存するのではなく、他人との相対水準に...続きを読む
  • 日本経済論講義 ビジネスパーソンの「たしなみ」としての
    以前ライフネット証券の出口さんが推奨していたのを思い出して読んでみた。

    5回の講義をもとにして書かれた本であることもあり、日本経済において何を論点としているのかが、非常に分かりやすく整理されている。
    アベノミクスの成果と限界、働き方改革が叫ばれているマクロ視点での理由、後回しになっている財政再建、...続きを読む
  • 人口負荷社会
    人口オーナス時代こそ市場原理を生かす方向への構造改革が求められるのであり、グローバル化のメリットを最大限に生かしていくことが必要。
  • 人口負荷社会
    日本の人口問題の現状、今後の課題などを非常にわかりやすくまとめた良書。人口に関して、いろいろな考え方や切り口を広く網羅しているので、入門書的な存在。
  • 世の中の見方が変わる経済学―常識のワナに陥らないために―
    基本的なことがわかりやすく書かれている経済学の入門書。議論のある部分に関しては、そう断った上で、著者の考え方を述べているのには好感が持てる。さらに学ぶにはどうしたら良いかも述べられていたらもっと良かったかなと思う。
  • 世の中の見方が変わる経済学―常識のワナに陥らないために―
    これから社会に出る・大学進学する高校生にとって、経済学への興味を身近にしてくれる一冊。

    ニュースで見聞きする情報を、小学校・中学校・高校とで学ぶ教科書の情報のように、正しいものとしてそのまま吸収してしまって良いのか?疑って検証してみるべきでは?と気づかせてくれる1冊かと感じた。

    大学の教養課程で...続きを読む
  • 平成の経済
    今話題の緊急経済対策。
    その経済対策に関して平成の時代を全部網羅してる。
    若い方にこそお勧めしたい。
  • 平成の経済
    国家の命運を左右する経済対策が
    感情論に振り回されているのが印象的。
    (景気回復より、バブル復活を恐れていたメディアの論調など)
    負担先送り型の経済政策に
    コロナ対策と災害が追い打ち。
    歴史を踏まえた理詰めな議論が必要だと痛感した。
  • 平成の経済
    書評で紹介されていた本。タイトル通り、平成の経済の流れがよくわかる本。経済の学び直しに、一度読んでおいても損はない本。
  • 平成の経済
    経済史は基本的につまらないものだけど、平成30年間の経済史がキリ良く区切られ、わかりやすく整理されていたので、最後までたどり着くことができた!
  • 平成の経済
    官庁エコノミストであった著者が、自らも現役時代に関与した平成の30年間の経済を振り返っている。自分自身の経験も含め、大体イメージどおりであるが、ほぼ5年刻みで色々なことが起きていることが改めて分かる。
    政府にしても日銀にしても、経済情勢に応じて様々な対策を行っているが、状況把握が遅れがちで対策も後手...続きを読む
  • 日本経済論講義 ビジネスパーソンの「たしなみ」としての
    出口さんの紹介で手にした本。
    素人なりに自分の頭で考えて、自分なりの仮説を持つことの重要性を改めて実感することができた。
  • 人口負荷社会
    人口オーナスの概念もこのころに比べるとずいぶん広まっているなあ。人口は、舵を切るのに大変時間がかかるのですね
  • 人口負荷社会
    witterでもお馴染みの小峰先生。

    人口ボーナスとしての対義語としての人口オーナスという言葉を
    使って、今後の日本社会についての話をしている。
    人口オーナスとは、人口の中で働く人の割合が減っていくことが、
    経済的に悪い影響を与えることらしい。

    高齢化社会が問題なのではなく、少子化と、...続きを読む
  • 人口負荷社会
    [ 内容 ]
    人口に占める働く人の割合の低下が経済にマイナスに作用する、人口負荷社会が到来する日本。
    少子高齢化先進国として、その動向はアジア各国からも注目されている。
    人口オーナス(負荷)がもたらす難問をていねいに解説し、処方箋を示す。

    [ 目次 ]
    第1章 村掟―暴力の克服(村社会の暴力―戦国...続きを読む
  • 人口負荷社会
    非常に分かりやすくてオーソドックスで説得力がある。

    少子化対策のインセンティブが都会と地方で違うこと、出生率を下げているのが都会であることなどは、保育園改革に積極的な過疎地と消極的な都市部という鈴木亘教授の指摘と重なる部分があると思う。

    子ども手当への評価、子育て保険のアイデア、年金のタダ乗り問...続きを読む
  • 人口負荷社会
    日本辺境論を読んだ後だと、判っていても多分人口オーナスは乗り越えられないのだろうなと思う。
    いい本です。一読を勧めます。
  • 人口負荷社会
    「人口オーナス」に見舞われるこれからの日本がどうなるのか、何をすべきなのかを幅広く論じている。民主主義の難点にまで言及しているところは、お見事。新書の性質上、「広く浅く」になっている点は否めないが、この本の議論が広く常識になるようでないと、日本は人口オーナスに押しつぶされるだろう。せめて自分も「人口...続きを読む
  • 世の中の見方が変わる経済学―常識のワナに陥らないために―
    エコノミストの方々が社会保険料のために増税するしかないと言い切っていて絶望しました。
    今の若者は老人のために働くしかないのか