松尾佑一のレビュー一覧
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手軽に真似できない大がかりな実験だが、普段からなんでだろうと思うことは多いので興味深い。あとは少しでも美味しいものを食べたい、料理のざっくりした感じや再現性のなさに困っている方にオススメ!クスッと笑えるシーンも多くて文才のある方だと思った。Posted by ブクログ
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食べ物に関する「大人の自由研究」。とは言え理系学者で小説家でもある筆者が、小中学生のような自由研究を行うわけではなく、仮説・検証実験を行うなかなか本格的な自由研究である。個人的に「平均化クッキー」の項がお気に入りになった。クックパッドの平均値レシピ、専門家のレシピと比較したものを作って実食するのだが...続きを読むPosted by ブクログ
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研究とはこういうものが本来の姿なのではないか?と考えさせられた1冊。求められるものを研究するというよりも、「こうやったらどうなるのか」とか、「これができたらすごいな」とか、こういう純粋な好奇心でもって行われる研究こそ本来の姿なのではと考えながら読んだ。日常に潜む行為やモノに興味を示し、研究テーマを見...続きを読むPosted by ブクログ
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国立大学の研究教育職に従事している著者が、様々な食に関する実験をします。自転車でバターをつくったり、遠心分離でドリップコーヒーをつくろうとしたり、ポケットサイズのポップコーンメーカーをつくったり。くだらないけれども、実験の過程は真面目で、ものづくりや調べることの楽しさを感じることができます。
理工系...続きを読むPosted by ブクログ -
理科系の研究者である著者が手当たり次第に食べ物について感じた疑問を実験する「やってみた」系のエッセイ。
個人的には、こういうしょうもない(と言っては申し訳ないのだが)ことに一生懸命というか真剣にやっている本は大好きです。
各項で、それぞれの専門家が見たら、指摘をしそうなこともあるかと思いますが、休日...続きを読むPosted by ブクログ -
体当たりで 実験して工夫する姿が
面白く映ります
平均化クッキーが
よかったですね
プロのレシピや クックパットの
人気レシピの中央値をだして
美味しさを競ってみる
なるほどなぁ と感心しました
結果は 有名本のプロのレシピが
一番おいしかったんですけどねPosted by ブクログ -
これまでの人生で恋愛とは無縁に生きてきた大阪の大学で遺伝子研究を続ける主人公の柴山教授は、学会に参加するために訪問したロサンゼルスで出会った女子大生のハルカに好意を持ちます。それを知った研究室の松永が失踪します。松永も恋愛とは無縁の人生です。そんな松永は「愛は遺伝子が決定する」と、中学時代の同級生が...続きを読むPosted by ブクログ
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◆起承転結の構成
起 : はじめの状況説明
承 : 問題提起、状況の変化
転 : なぜ解決されなければならないのか、状況変化に対する対応
結 : だからどうしたい?、まとめ
◆プレゼンのコツ
・指示代名詞は避ける(聴衆の理解を妨げる)
・嫌いな人のプレゼンだと思って見返す
◆エントロピー増大の法...続きを読むPosted by ブクログ -
第9章でardinoを使って、とあるマシンを作る実験はそこまでするのね感想を持ちつつ、パーツを購入してしまっていたから、がドライバーであるに共感を持ちました。はんだの匂いも、なんとか形になったという実感も、興奮するよね。Posted by ブクログ
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<目次>
第1章 遠心分離コーヒー
第2章 ソーラー炊飯器
第3章 自家製納豆の最適解
第4章 インスタントラーメンの限界点
第5章 ポケットポップコーン
第6章 自転車バター
第7章 平均化クッキー
第8章 超音波泡盛
第9章 タクアン製造マシン
<内容>
放射線生物学(これも...続きを読むPosted by ブクログ -
人生が遺伝子によって決められているなんて信じたくないと思っていた自分には逆に興味深いテーマであった。自分の仮説を肯定するためにどんどんエスカレートしていく松永がどんな結論をだすのかが気になって最後まで一気に読めました。ただ、終わり方が若干消化不良でしたPosted by ブクログ
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読書録「生物学者山田博士の聖域」3
著者 松尾祐一
出版 角川書店
p29より引用
“そして彼らは結婚式に参加する男の作法に
ついて教えてくれた。すなわち祝いの席では
厳粛さを示す黒いネクタイをしめ、新郎より
華やかであってはならないために髪の毛は一
週間前から洗ってはならず、また双方多くの
親...続きを読むPosted by ブクログ -
想定があまりにも現実離れしていて
いつも、私が小説に期待する感情移入のようなものは皆無。
題材は「馬鹿馬鹿しい」といっていいと思う。
ファンタジーの要素の筈がくすんだ登場人物達によって見事なまでに隠されてしまって…。
なんだけど突拍子もない話にダラダラと読み進めながら、時々クスッと来る。
気負わ...続きを読む