ダニエル・シルヴァのレビュー一覧

  • 亡者のゲーム
    スパイ小説のようでもあるが、コミカルな要素もあり、良い意味で期待を裏切られた感じ。

    他の作品も楽しみ!
  • 亡者のゲーム◆ハーパーBOOKS創刊記念◆無料立読み版

    最後まで読みたい

    典型的なミステリー作品ではありますが、なかなか一筋縄では解決しない事件と、それに携わる人々の人間関係が浮き彫りになる、面白い作品だと思います。情報収集などにあちらこちらへと動き回りがんばるガブリエルにはエールを送りたいです。
  • 教皇のスパイ
    ガブリエルシリーズ最新作。ローマ教皇が突然亡くなり、コンクラーベが行われる。教皇の最側近の司教は死亡原因等に不信を持ち、ガブリエルに助けを求める。作者は全てフィションであると明言しているが、ローマ・カトリック教を支配しようとする聖職者、極右政治家の欲望があらわになるにつれ、現実にありうるのでは思って...続きを読む
  • 赤の女 下
    ウィーンで事が起こり、スイスや英国で、加えてイスラエルで色々と展開し、やがて舞台は米国のワシントンへ…文字どおりに二転三転しながら事態が進む…諜報の世界の厳しい凌ぎ合いが展開する…
    そういう世界の中で蠢く人達が掘り下げられる物語だが…何か夢中になってしまうモノが在った…
  • 赤の女 上
    “諜報機関”の関係者が活躍する国外の小説の翻訳…以前には随分読んだが…最近はやや長く御無沙汰していた…偶々眼に留め、入手して紐解き始めたが…かなり夢中になった!!
  • 亡者のゲーム
    失われた絵画の話を中心に進むのかと思いきや、サスペンス色の強い作品になっていく。
    次々と連鎖していく謎解きが前半の山場かな。
    途中からとんでもない方向に話が進み出す。
    ストーリーはややご都合主義的だが、どんどん引き込まれていく展開になっている。そこは作者の力量なのだろう。
    全体的には面白かった。
    ...続きを読む
  • 英国のスパイ
    きっかけは英国の元皇太子妃が乗ったヨットの爆破事件だが、真相は単純とはいかずに話は展開していく。前作もそうだったけど、導入部と本体のストーリーの乖離感がこのシリーズの特徴なのだろうか。
  • 亡者のゲーム
    ダニエル・シルヴァは初めて読む。シリーズ14作目とあって、案の定関係者や仲間がゾロゾロさらりと出てきて、名前を覚えようにも擬名まで並べられ識別が大変。更に過去の事件を織り交ぜたり思わせぶりに伏せてみたりのシリーズ物あるあるで、覚悟して読み始めたがちょっと負荷がかかりました。
    が、慣れればそれが絶妙の...続きを読む
  • 過去からの密使
    ガブリエル・アローンシリーズ最新作。今回はサウジアラビとヨーロッパが舞台。サウジの皇太子の娘が誘拐され、犯人の要求を受け入れたにも関わらず斬殺される。皇太子とガブリエルの目の前で。少女は中東での対立からのテロでもなく、宗教的な理由でもなく、単なる醜い欲望の犠牲者となった。金に関する欲望は人間をここま...続きを読む
  • 亡者のゲーム
    総じて、面白かった。
    中盤から後半の作戦が展開するあたりはスリリング。
    序盤の回りくどいウィットに富んだ表現を多用するのは、もう文化的に仕方ない。
    最終的にガツンと敵をやっつけてもらいたいが、取引で妥当なところで決着を取っていくところはなかなかリアリティーある流れではないか。
    前の作品を順次読みたく...続きを読む
  • 赤の女 下
    <ガブリエル・アロン>シリーズの四作目。やはりこういったストリーの本は日本人にはかけないなぁと改めて思う。
    伝説の二重スパイ(モグラ)キム・フィルビーには、愛人の生ませた実の娘がいて、キムを愛人から奪い、自らの果しえなかった野望のために、スパイとして育て、英国情報部MI6に雇わせ、娘は父の遺志を継ぎ...続きを読む
  • 亡者のゲーム
    読み終わるまでにかなり時間がかかりました。それだけ内容が詰まった一冊です。

    スパイが活躍する作品は総じて好きなのですが、その中でも上位に位置する作品になりました。美術系と絡めて物語が進行し、美術が好きな私にとってはとても興味のそそられる作品でした。
  • 亡者のゲーム◆ハーパーBOOKS創刊記念◆無料立読み版

    設定はなかなかに面白い

    諜報員であり美術修復師という設定はなかなかに面白いと感じた。ストーリーとは別に美術修復というもののトリビアが興味深い。登場人物たちの持って回ったようなユーモアをたたえた話しぶりがいかにも翻訳物っぽくてそれなりに面白い。
  • 死線のサハラ 下
    前作と一続きと考えてよい物語。やっと追い詰めた最終ターゲットを仕留め、もっとカタルシスを感じるかといったらそうでもなく、爽快感もない、湿度の高い作品。
  • 教皇のスパイ
    宗教観が違ってて理解しながら読んだ為スピード感や内容そのものの面白さには至らなかった。フィクションとはわかってるが、過去の事実も散りばめられてるから凄くリアルで、逆にカトリック信者の感想を聞きたいと思った。
  • 赤の女 下
    監視。凄い。米国による盗聴が各国首相まで行っている事に驚きです。まさしくスパイ映画さながらで満更フィクションだけではない世界です。
  • 死線のサハラ 下
    著者のガブリエル・アロン・シリーズの三作目。全く知らなかった著者だが、一作目が、面白かったので、続きを楽しみしていた。本のテーマの善悪は別にして、こういったテーマ、内容は日本人では書けないと思う。内容がどこまで事実かはわからないが、リアルで緻密。そして、エンドは哀しい。
  • 英国のスパイ
    カリブ海上で英国の元皇太子妃の乗った豪華ヨットが爆発炎上した。世界中に悲報が駆け巡るなか、実行犯としてある爆破テロリストの名が浮上する。英国当局から秘密裏に事件解決を要請されたガブリエルは、姿を変えて犯行を重ねる神出鬼没の爆殺魔の足取りを追い、男の過去を知る元SASの殺し屋ケラーとヨーロッパ各地へ飛...続きを読む
  • 亡者のゲーム
    イタリアのコモ湖で英国人実業家が惨殺された。被害者は美術品密売の噂がささやかれる元スパイ。死の直前、幻の名画を手に入れていたらしい。国家治安警察の将軍から極秘裏に捜査協力を頼まれたガブリエルは、ヨーロッパを股にかけた謀略のゲームの裏に、ある独裁者の不穏な陰を嗅ぎ取るが―世界一流の美術修復師にしてイス...続きを読む