大久保潤のレビュー一覧

  • 沖縄の不都合な真実
    日経新聞支局長と元大学教員により、沖縄について書かれた本。一般の人が知らない沖縄の事情を詳しく調べ上げ、丁寧にまとめていると思う。人物名もはっきり書かれており、データも詳細で参考になった。
    「基地の見返りとして沖縄に配分されている巨額の振興資金を含めて「公」や「権威」に依存して自立への道を自ら封じ...続きを読む
  • 沖縄の不都合な真実
    基地をめぐる沖縄のリアクションにどこか病んだ雰囲気を感じてはいましたが、本書を読んで完全に病んでいるとわかりました。

    基地をめぐる沖縄の反応の裏には吐き気がするような利権構造が横たわっている、それはわかりました。しかし一番驚かされるのは(対米課題や基地問題といった外政ではなく)沖縄の内政状況です。...続きを読む
  • 沖縄の不都合な真実
    沖縄の基地反対運動について、実際は、運動に参加している層は公務員の労働組合の人間が多数を占めていること、沖縄の官民の給与格差が大きいのにも関わらず、国からの振興金が公共事業に使われ、本当に必要とされていることに届いていないこと、などを主張し、沖縄の構造的差別とそれをもたらしている層を批判する本。
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  • 沖縄の不都合な真実
    翁長知事の言動が、どうにも腑に落ちない。「オール沖縄」って、沖縄県民って、そんなにひとくくりにされる県民性なの? 辺野古の移設取り消しの理由にある、法的に瑕疵があったと思われるって、言う「思われる」って何? なぜ国連人権委員会で演説なんてしたの?

    てなことで、読んでみた本。ただこの本は1月に出版さ...続きを読む
  • 沖縄の不都合な真実
    かなり衝撃的。

    沖縄には明治以前から士族が農民を収奪した歴史があり、今日でも公務員、政治家、知識人、財界人優位の社会で一般庶民は貧困に苦しんでいる。

    公務員優位の階級社会である県の経済は完全に基地依存。基地反対運動は本土から多額の金銭援助を獲得するためのもので、その主体は公務員(含むOB)。
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  • 沖縄の不都合な真実


    沖縄批判ではない。
    既得権益を貪る「公」の体制の問題提起な一冊。

    癒しの島、自然の楽園。そうした側面があるのも事実だが、この一冊を読むとそれらは瓦解するかもしれない。いや、それこそ沖縄幻想。本編でも書かれているが。

    もはや、地場産業は公共事業と呼べる。
    自主財源25%の沖縄と財政赤字千兆円の...続きを読む
  • 沖縄の不都合な真実
    日本のマスコミが絶対に放送しない内容で、とても興味深かった。

    普天間基地にしても、辺野古にしても、反対してるのは沖縄の人ではないということは知っていたけど、全てお金の問題だということには驚いた。
    反対すればするほど、補助金を釣り上げることが出来、釣り上げることが出来たらそれが成果につながる…なんて...続きを読む
  • 沖縄の不都合な真実
    この本の中身が絶対正しいかどうかはわかりませんが、説得力はあるように思います。
    少なくとも、この本のような見方は可能だと思います。

    普天間基地や辺野古の件は、自分自身、あまりにも知らないことが多かったので、とても勉強になりました。

    沖縄に対する見方が、この1冊で、ずいぶん変わりました。
  • 沖縄の不都合な真実
    日本政府VS沖縄県・・・
    沖縄の普天間基地移設問題というと、最早このイメージですね・・・
    悪い政府は強引に辺野古に移設を進めようとし・・・
    自然や平和を愛する善良な沖縄県はそれに反対・・・
    「平和を愛する沖縄人の心を踏みにじる好戦的な日本政府」・・・
    これがテレビなどマスコミから受けるイメージでしょ...続きを読む
  • 沖縄の不都合な真実
    大変勉強になりました。大衆向けに問題を単純化してしまっている報道は非常にリスクがあることがわかります。
  • 沖縄の不都合な真実
    沖縄に集中する米軍基地の現状を知れば、沖縄はかわいそうだ、沖縄のために本土は汗をかくべきだ、という意見を持つ人は多いだろう。が、それは真実なのか。

    そもそも沖縄から米軍基地を排除すれば、本当に沖縄は豊かになるのか。基地を受け入れているのだから、カネをよこせと公務員は言い、基地建設工事を請け負わせろ...続きを読む
  • 沖縄の不都合な真実
    沖縄の基地を巡るさまざまな問題、我々ヤマトの人間にはわからない沖縄の人々の思い。この本は日米安保や普天間だけでなく、在沖の基地について日本人ならば知っていなければならない諸問題を教えてくれる。
  • 沖縄の不都合な真実
    本著を読むと沖縄という地域がいかに悪しき意味で「中国的」かがわかる。すなわち、政官財の癒着、権力べったりのマスコミ、歴史的に見た士族(つまり役人)の割合の多さと庶民との格差、琉球大サークルによる支配、等々。県内の格差状況に関してのシビアな分析もタイトルにふさわしい。
  • 沖縄の不都合な真実
    沖縄の米軍普天間基地の辺野古移転に対し、多くの沖縄県民が反対しているかのような報道のされ方が多いが、実は賛成派も多くいる。県外に移設されると困る人も多いようだ。オスプレイの危険性についても、他のヘリと比べて危険というわけでもなく、報道にバイアスがかかっているのだろう。厚木基地のほうが普天間よりもよほ...続きを読む
  • 沖縄の不都合な真実
    文字通り沖縄の経済や米軍基地問題などについて解説した一冊。

    従来の本土側からの見方だけではなく、沖縄側からの見方を知ることができて良かった。
  • 沖縄の不都合な真実
    米軍基地があることで沖縄経済がなりたってる
    ところもあるのかな。

    沖縄振興予算
    土建利権
    軍用地借地料

    中国の工作、影響をもっと知りたかったですが。
  • 沖縄の不都合な真実
    なかなか入り組んでいて難しいけれど、基地問題の見えてない側面を知ることができた。悲劇と癒しの島というレッテルを貼られたその奥には、深刻な貧困の問題がある。辺野古移転を反対しているのは、辺野古以外の人たちというのもまったく知らなかった。上層部の人たちは、基地問題をつらつかせながら、資金を回させようとす...続きを読む
  • 沖縄の不都合な真実
    新書1冊分の内容があるのかというと,1/2冊程度の内容だとおもう.利権の構造であるということはわかった.左翼がしっかりしていない あるいは左翼の対立軸の立て方がなっていないのが日本の政治の問題点.沖縄問題も同じ.反戦平和というのは,理念としては崇高だが,非現実的で,そういうことを言って金をむしり取っ...続きを読む
  • ネットワーク科学の道具箱 つながりに隠れた現象をひもとく
    最近流行のネットワーク理論について広く浅く勉強できる。ネットワーク描画ソフトに関する記事や経済学での応用は興味深い。