藤原緋沙子のレビュー一覧

  • 秋の蝉~隅田川御用帳(十八)~
    内容(「BOOK」データベースより)
    縁切寺慶光寺の御用宿「橘屋」に、醤油問屋「紀州屋」の番頭がやってきた。橘屋に駆け込み離縁となった内儀のおきよを捜してほしいという。行方不明になっているおきよを捜し始めた橘屋の用心棒・塙十四郎だったが、ようやく捜し当てると、おきよは窮地に陥っていた。悪行に利用する...続きを読む
  • 冬の野 橋廻り同心・平七郎控
    内容(「BOOK」データベースより)
    竜閑橋袂で、美人女将の愛嬌と絶品茶漬で繁盛する『紅葉屋』の娘が攫われた。橋の管理を頼みに来ていた橋廻り立花平七郎は探索に乗り出す。凄腕の定町廻りだった平七郎は、閑職と揶揄されつつも数々の難事件を解決、町人の信頼を得ていたのだ。やがて拐かし犯が房次郎という浪人を捜...続きを読む
  • 月凍てる―人情江戸彩時記―
    内容(「BOOK」データベースより)
    幼馴染みのおまつとの約束をたがえ奉公先の婿となり主人に収まった吉兵衛は、義母の苛烈な皮肉を浴びる日々だったが、おまつが聖坂下で女郎に身を落としていると知り…(「夜明けの雨」)。兄を殺した仇を九段坂で張り込む又四郎に国許より兄嫁自害の知らせがもたらされた(「月凍て...続きを読む
  • 風草の道 橋廻り同心・平七郎控
    内容(「BOOK」データベースより)
    久里浜沖で流人船が難破した。助かったのは、流人の鹿之助ひとり。しかし三日後、彼は姿をくらます。北町奉行の榊原は鹿之助が親友の倅でないかと危惧し、立花平七郎に極秘の探索を依頼する。探索の中で、徐々に明らかになる鹿之助の閉ざされた過去。養子としての葛藤、凄絶な恋、そ...続きを読む
  • 残り鷺 橋廻り同心・平七郎控
    内容(「BOOK」データベースより)
    江戸市中に現れた、宮家のご落胤を名乗る一行。大奥とつなぎを取ってやると称して商家から金を巻き上げ、奉行所を悩ませていた。平七郎が探索に乗り出した直後、真福寺橋に二人の女の亡骸が流れ着き、一人はご落胤一行と共にいた女と判明する。女が持っていた伊勢神宮のお守りに込め...続きを読む
  • 寒梅~隅田川御用帳(十七)~
    内容(「BOOK」データベースより)
    「消息を絶った密偵を捜してほしい」―縁切り寺慶光寺の御用宿「橘屋」の用心棒・塙十四郎は、元老中の楽翁こと松平定信から密命を受けた。早速、越後入りした十四郎の前に現れたのは、二分された藩の実態と貧困に喘ぐ民百姓の姿だった。藩政を正すために十四郎がとった「秘策」とは...続きを読む
  • 麦湯の女 橋廻り同心・平七郎控
    内容(「BOOK」データベースより)
    本所・法恩寺橋袂で麦湯屋をやっている器量よしの娘。奉行所が総力を上げて追う浪人は、必ずその娘と接触するはずだった。だが、そこに現われたのは吟味方与力の一色弥一郎。娘を見張っていた橋廻り同心立花平七郎は、娘と楽しげに語らう一色の姿から情報の漏洩を疑う。自らを犠牲に...続きを読む
  • 梅灯り 橋廻り同心・平七郎控
    内容(「BOOK」データベースより)
    「夢のなかでおっかさんに会ったんだ」幼い頃、母親に捨てられた少年僧・珍念が橋廻り同心立花平七郎に嬉しそうに話した。夢で再現された母との最後の場所。そこは梅の香が漂う橋の上だったと言う。二百数十ある橋を一つ一つ、梅の香をたよりに巡り歩く珍念。だが、折しも殺しが発生...続きを読む
  • 蚊遣り火―橋廻り同心・平七郎控
    内容(「BOOK」データベースより)
    江戸の夏の風物詩―杉の青葉などをいぶして蚊を追い払う蚊遣り火。それを庭で焚く女の姿を、松幡橋の袂からじっと見つめる若い男がいた。前夜、橋向こうの小間物屋の主が殺された。若い男の不審な佇まいに平七郎は素性を洗う。やがてその男清吉と、蚊遣り火の女おちかの悲恋が明らか...続きを読む
  • つばめ飛ぶ~渡り用人 片桐弦一郎控(五)~
    内容(「BOOK」データベースより)
    安芸津藩の改易で浪人となり、江戸で渡り用人として糊口を凌ぐ片桐弦一郎。久しぶりに故郷入りした弦一郎の前に、藩改易の真相が明らかになる。そして、江戸に戻った弦一郎は、またも厄介な用人の仕事を引き受ける。今度は家内に複雑な事情を抱える高禄の旗本家。それぞれが勝手に振...続きを読む
  • すみだ川~渡り用人 片桐弦一郎控(四)~
    内容(「BOOK」データベースより)
    川に落ちた小娘を自ら飛び込んで救った渡り用人の片桐弦一郎。その人助けが噂になり、小大名小栗藩から仕事が舞い込む。将軍が上覧する水練競技に参加する者たちの指導だった。目を覆うばかりのひどい有様に苦悩する弦一郎だが、これをきっかけに、小栗藩の存在を揺るがす一大騒動に...続きを読む
  • 密命~渡り用人 片桐弦一郎控(三)~
    内容(「BOOK」データベースより)
    片桐弦一郎の用人仲間である但馬佐兵衛が、何者かに殺された。懐中にあった大金が紛失している。金は能勢家の殿様の命で借り受けたものであった。佐兵衛から自分の身に何か起こった時、妻子の様子見を頼まれていた弦一郎は、彼らを訪ね犯人探しを開始する。現場付近で目撃者を見つけ...続きを読む
  • 桜雨~渡り用人 片桐弦一郎控(二)~
    内容(「BOOK」データベースより)
    ―旅姿の男を襲う二人の浪人。仲裁に入った片桐弦一郎は、仲違いで負傷した浪人を長屋に連れ帰る。その男は信濃の元藩士で、意趣返しで襲ったという。二日後、暇乞いをした男の死体が発見された!憤る弦一郎の前に、信濃飯坂藩元執政・千坂兵庫から使いが来た。どうやら男はお世継ぎ...続きを読む
  • 白い霧~渡り用人 片桐弦一郎控~
    内容(「BOOK」データベースより)
    次期藩主の座をめぐる政争が幕府に露見し、安芸津藩はお取り潰しとなった。江戸藩邸詰めの片桐弦一郎は、浪人となり、神田の裏長屋で暮らしている。突然の改易でこの世の無常、悲哀を知った弦一郎は、傭われ用人として、苦しい内情ながらも体面だけは重んじる武家屋敷の建て直しを図...続きを読む
  • 夢の浮き橋―橋廻り同心・平七郎控
    内容(「BOOK」データベースより)
    「この世の中の、すべての人があの人をどう言おうと、私だけは信じてあげたいのです」組紐屋のお幸は盗賊の疑いをかけられた与七をそう言ってかばった。十六年前、永代橋の崩落で両親を失い、心に深い傷を負ったお幸を癒したのが愛する与七だった。だが深まる疑惑に、橋廻り同心立花...続きを読む
  • 冬萌え―橋廻り同心・平七郎控
    ながら懸命に待ち続ける女。古川(ふるかわ)橋——亡き父親の秘密を追い、父の深い愛情を知る娘。人気急上昇、北町奉行所の橋廻り同心の人情裁きが冴えわたる好評シリーズ第五弾!
    内容(「BOOK」データベースより)
    吾妻橋―主君への忠義のため、惚れた女房を苦界に沈めた男。弁慶橋―殺害現場に居合わせながら、...続きを読む
  • 夕立ち―橋廻り同心・平七郎控
    内容(「BOOK」データベースより)
    新大橋―逢瀬を重ねた男に裏切られた女を包む涙雨。赤羽橋―捨て子と知った少女。水面を舞う初蛍に母の面影が。今川橋―愛するがゆえに女の前から姿を消した男の決意。水車橋―藩危急の密書と共に江戸の土を踏んだ若侍を待ち受けていたものは。悲喜こもごもの人生模様が交差する江戸...続きを読む
  • 雪舞い―橋廻り同心・平七郎控
    内容紹介
    行きつ戻りつ、思案橋
    橋上で交差する人生模様…
    情をもって剣をふるう、江戸・橋づくし物語
    第三弾
    雲母(きらず)橋−−叶わぬ恋と一度はあきらめた男と再び巡り会った女。千鳥(ちどり)橋−−逢えぬ我が娘の幸せを、陰から見守る男が零す一筋の涙。思案(しあん)橋−−橋を挟んでいがみあう兄弟がつかん...続きを読む
  • 火の華―橋廻り同心・平七郎控
    内容紹介
    橋上に情けあり
    生き別れ、死に別れ、そして出会い…
    情をもって剣をふるう、江戸・橋づくし物語 第二弾
    弾正(だんじょう)橋——生き別れになった母への切ない慕情。千住(せんじゅ)大橋——都落ちし、再起を誓った男女を襲う悲劇。和泉(いずみ)橋——殺された許嫁(いいなずけ)の仇を狙う男と、その男...続きを読む
  • 恋椿―橋廻り同心・平七郎控
    内容(「BOOK」データベースより)
    永代橋―桜の季節、愛しい男を待って橋の袂に佇む女。一石橋―生きる希望を与えてくれた母子のために、命をなげうつ男。紀伊国橋―島送りになった夫のために春をひさぐ女。元柳橋―仇と追われながらも、清冽な愛を貫く男と女…。北町奉行所の橋廻り同心である立花平七郎と、読売(瓦...続きを読む