井原裕のレビュー一覧
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うつで薬に頼る前に生活習慣改善、という内容。根拠もしっかりされている。うつ病者とコミュニケーションを取っても良いし、励ましても良い、といったこれまでの常識を覆す意見が多数。でも納得性がある。
一番大事なのは睡眠!というところは完全合意。どんな時も眠りを第一にしていきたい。Posted by ブクログ -
後天的な精神疾患(うつ病や不安障害等)を疑って精神科へ足を運ぶ前に、是非とも読んでいただきたい一冊である。
普通の精神科医は向精神薬を飲むことによって生じるリスクをまず説明しない。ゆえに、患者が事前に精神疾患や薬についての知識を身につけ、本当に病院へ掛かる必要があるかどうかまで自分で決定し、掛かる...続きを読むPosted by ブクログ -
この本を読む前から、著者と同じ気持ちでいたので、その気持ちが確証になった。子供の生きる力や伸びる力を信じ、悲観せずに生きていける、元気の出る本でした。
早速、読んで欲しい友人に伝えて共有したい。
発達障がいと診断されたお子様を育てておられる保護者は必読です?Posted by ブクログ -
双極性障害について何冊かの本を読んできて、これはと思うものは少なかった。双極性障害のなんたるか(Ⅰ型とⅡ型があることなどなど…)、あらましを解説するものばかりで、さて本人としてはどう生活していくべきなのか、この大事な点まで踏み込んだものはそうなかったのだ。本書の著者は現医師であるにもかかわらず、治療...続きを読むPosted by ブクログ
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抗うつ薬のNNTは5、つまり薬を投与して意味があるのは5人に1人。薬物治療とはそういうことかと、まさに目から鱗。いつか自分や家族が病を得たときに、それを受け止めるための新しい心構えをもらった気がした。今のうつや双極性障害の"患者"が時代の要請で作り出されたものだということもよくわかった。もちらん、彼...続きを読むPosted by ブクログ
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自分の人生の主役は自分自身。自分を治すのも自分自身。主治医は手助け。
まずは睡眠量、睡眠相、断酒で生活を立て直す。
睡眠は7〜8時間。過労者は睡眠不足改善、老人は不活化を防ぎ散歩30分、寝過ぎない。不登校児は朝日を浴び生活リズムの立て直し。
家族や周囲の日薬と目薬。(時間が薬である〜時間が癒してくれ...続きを読むPosted by ブクログ -
最近マスコミでも話題になっている本。一気読み。著者の書籍は学ばされることが多く好んで読ませていもらっているが、これは一般向けの本であり、現代のうつ病や双極性障害治療に対するアンチテーゼであり、よくよく考えると当たり前のことがわかりやすく書かれている。印象に残ったフレーズとして、現在の薬漬け医療は「精...続きを読むPosted by ブクログ
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精神科歴5年のオイラにとっては衝撃的な内容。この本読むと薬は効くのは2割。その効いた薬の3分の2はプラシーボ効果だという。なかなか治らないのも頷ける。馬鹿らしくて薬の減量に成功。あと4ヶ月でやめれそう。
ホントこの本のおかげです。
心の風邪キャンペーンで心療内科にかかる患者が増えたこと増えた事。行か...続きを読むPosted by ブクログ -
手帳は、スケジュールではなくA6のノート。kokuyoCAMPUSノートB(5号ノート)に何でも書く。
TODO、その日のスケジュール、仕事のメモ、論文のアイデアなど。
2~3週間で使い切る。年間20~25冊。
ペンを挟む。
時系列に書く。カルテと同じ。
情報は手帳に限定する。
手帳を予習型にする...続きを読むPosted by ブクログ -
うつ病を薬を使わずに治すという主張の本です。
最近ちょっと、仕事が忙しくて、あー危ないかなぁ、と思っている私にはぴったりの本かもしれません。
本書の主張は3つ。
① 7時間睡眠
② 起床時間の固定
③ 断酒
とにかく、他にやれることもない、といいますか、
何をやっていいのかもわからなかった...続きを読むPosted by ブクログ -
薬は2割の人にしか効かず、その2割の人のために全員に薬を処方している。うすうすそうではないかと思っていた。そして、薬以外の対処法を身につ行けていないというのもそう思った。カウンセリングでは傾聴が重要視されるが、「どうでしたか」とひたすら聴くだけで、アドバイスもなく、指針もなく、というカウンセラーが多...続きを読むPosted by ブクログ
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メンタルヘルス・リスク要因
①生活習慣の乱れ
②運動不足
③乏しい対人関係
ビーダーマン事件から学ぶ過剰診断のリスク。
オプティマル・アウトカムという考え。
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素人なので、抗うつ薬は効果があるとかないとか、飲むべきだ飲まないべきだ、などと迂闊に言うのは憚りがある。ただ、抑うつ状態と診断されたら、または、精神科・心療内科に受診する前に、うつ病や抗うつ薬のマーケティングについての書籍を複数読んでおくのは意味があると思う。Posted by ブクログ
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忙しい中で以下に仕事をこなしていくか、という命題に対して、医師という職業でありながら事務的な仕事も多く、一般ビジネスマンに向けても、というスタンスで書かれているが、少し「効率的」な仕事術をかじったビジネスマンにとっては、目からウロコ的なところはあまりないのではないか。
知ってはいて、それでいて継続さ...続きを読むPosted by ブクログ -
(安易に)薬に頼らない精神科診療を実践されている著者の「ビジネス」書である。著者の手の内がわかるような本で面白かった。メモを持ち歩いて、すぐに記録をすることや、書類管理や時間管理では昼寝の推奨など一つ一つ納得できるものであった。ただ、これまでの著者の著作に比べて、「ビジネス」書だからか、深み?が今ひ...続きを読むPosted by ブクログ
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Disease Mongeringによるうつ病診断の過剰、抗うつ薬大量処方に対する批判の本。内容的には当事者向けで、「うつ」で病院にかかろうと思っている人、もしくは服薬していてあまり効果を感じてない人向けで、軽めの内容。
・MDPについて、双極II型という概念を後から付け加えておいて、治療の話にな...続きを読むPosted by ブクログ -
医薬品というのは実のところ、かなり打率の低いバッター。治癒打率が1割もあれば強打者であり、打率2~3割の抗うつ薬は十分に高いレベル。されど、本来、患者に必要なのは、言葉のやりとりにより患者の抱える問題をわかってあげること。ところが、日本の多くの精神科医は精神療法ができない。勢い、患者を手ぶらで帰すわ...続きを読むPosted by ブクログ