青柳恵介のレビュー一覧
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美術を見るのが好きなんだけど、世界の素晴らしい美術ってほとんど宗教と切っても切り離せない関係があるから宗教を勉強することは欠かせないと思う。
白洲正子さんはGoogle先生が居ない時代に日本中を旅してこのクオリティのエッセイ書いてるなんて能力高すぎるよな。私はGoogle先生が居なかった...続きを読むPosted by ブクログ -
飛鳥散歩 私がしきりに飛鳥へ通ったのは、戦前のことである。誰にすすめられたのでもなく、本で読んだわけでもない、ただ漠然と飛鳥がなつかしく、ひまさえあればさまよった。今憶い出してみても不思議な気持ちだが、それは私だけのことではなく、あらゆる日本人に、多かれ少なかれ共通な感情であろう。飛鳥は日本のふる...続きを読むPosted by ブクログ
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プリンシプル、ノブレスオブリッジ、プリミティブな正義感。
最後の、亡くなる下りは、涙が出ました。
難題に当たる当事者でありながら、物事を俯瞰する態度でことにあたる。
風のように現れ、風のように去っていかれました。
カントリー・ジェントルマン、こんな生き方にあこがれる65歳の凡人です(涙)。Posted by ブクログ -
私が本当に尊敬する人間です。
厳しくも優しい、そして同じ男でも惚れるぐらいの男気のある人物だと思う。
ただ、白州次郎の根本的な部分は当たり前のことを当たり前に言ってるだけどと感じた。
誰に対しても物怖じせず述べる姿勢は是非とも真似したい。Posted by ブクログ -
白州正子が雑誌に寄稿した随筆集の多くが書籍化されているが、この本は中でも日本人の心とも言うべき、日本人が何に美を見出すか、という観点で蒐められた作品集だと思う。どの本でも彼女は同様の観点に常に思いを巡らせており、十一面観音巡礼でも見られたが、日本人は立派なモノでなくとも人々が積み重ねてきた素朴な信仰...続きを読むPosted by ブクログ
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「プリンシプルのない日本」を読んで、ぜひこの評伝も読んでみたくなって借りた。
なんというか、カッコいーのと気持ちいいのとでさわやかな読後感の本ですね。
タイプは違うけど、ちょっと咳さんっぽい。Posted by ブクログ -
近年注目されている主人公の伝記として最もよく描かれているのではないか?
ノブリスオブリージュの心がますます薄れゆくこの世界で彼のような生き方が羨望されるのは当然だ。Posted by ブクログ -
なんと不思議な人だったのだろうと思う。現代からみると尚更、その才気も気骨もそして容姿もが著しく特出した存在であり、平たく言えば「こんなカッコイイ人が本当にいたの?」。けれどやはり、時代はすでに変わってしまった。少なくとも今の日本にはこのような人は現れ得ないと思う。Posted by ブクログ