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日本国憲法誕生の現場に立会い、あの占領軍司令部相手に一歩も退かなかった男。常に活眼を世界に注ぎつつ、わが道を行く天衣無縫の気概。物事の筋を通し、自説を枉げぬ強靱さ。と同時に、内に秘めた優しさ、しなやかさ、ユーモア。端正な面立ち、洒落た身なり、寸鉄の片言……。正子夫人をはじめ、この男に魅せられた人々の「証言」から蘇える「昭和史を駆けぬけた巨人」の人間像。 ※新潮文庫に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
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Posted by ブクログ
先日読んだ『白洲次郎 占領を背負った男 上・下』のダイジェスト版のような内容。紙数も半分くらいなので仕方がないのだが、これはこれでギュッと凝縮されていて面白い。 白洲次郎に関しては、やはりGHQと渡り合った「終戦連絡事務局」時代が、白洲の力量を十分発揮した時期だったのだろう。 日本国憲法草案について...続きを読む、GHQのホイットニー宛に出された手紙「ジープ・ウエイ・レター」が紹介されていた。 貴下(ホイットニー)のものと彼ら(日本政府)のものとは、同じ目的を目指しているが、選ぶ道に次のような大きな差異があると考えています。貴下の道は直線的、直接的なもので、非常にアメリカ的です。彼らの道は回り道で、曲がりくねり、狭いという、日本的なものにならざるをえません。貴下の道はエアウエイといえましょうし、彼らの道はでこぼこ道を行くジープ・ウエイと言えましょう。 日本側を「their way」として「彼ら」と記している。GHQに対しても日本政府に対しても、客観的に自由に発言していた。善悪の基準がはっきりと自己の中にあり、権力に屈しない。GHQに「従順ならざる唯一の日本人」と言わしめた、白洲次郎らしい手紙である。 晩年の「軽井沢ゴルフ倶楽部」での言動は、うるさ型のジイサンそのままだけれど、これも間違ったことは全く言っておらず、逆に微笑ましかったりする。 あらためていい男だなぁ、とホレ直す。
本当にこんなに格好の良い日本人がいたのかと疑いたくなるが、白洲次郎さんがいたからこそ、今の日本があるのだとうとも思えて仕方なくなる。 自分の考えをもち、自分を見失わず、良いものは良い、ダメなものはダメと言える、そんな人物こそ、当時だけでなく、今の日本にも必要だと切に思います。 吉田茂と白洲次郎で見て...続きを読むきた戦後の日本、そして平和を願い、一国家として発展していく未来を遠くに見ながら…今の日本を両者がみたら何というだろうか。
プリンシプル、ノブレスオブリッジ、プリミティブな正義感。 最後の、亡くなる下りは、涙が出ました。 難題に当たる当事者でありながら、物事を俯瞰する態度でことにあたる。 風のように現れ、風のように去っていかれました。 カントリー・ジェントルマン、こんな生き方にあこがれる65歳の凡人です(涙)。
とにかく「芯の通った人」という印象を受けました。確かに「叱り飛ばされた」とか「突っ跳ねられた」といった逸話が随所に見られましたが、それも故あってのこと。女婿の牧山圭男氏の指摘 白洲次郎の魅力は「骨太なデリカシー」であった が印象的でした。肩書きに弱い日本人らしからぬ爽快さと、心は優しく・言葉は厳しく...続きを読む、内柔外剛の愛らしい不器用さを感じます。
とても良かった。止めるに止められず一気に読んでしまった。「潔さ」は私の最も愛するものですが、この方はその潔さそのもの。これだけの個性であれば敵もあったと思うけど、いいじゃないか。数々のエピソードや写真に何度もジンときた。他人に本を勧めることを積極的にしない私だけど、もし周りの誰かが読んでくれたら嬉し...続きを読むいと思います。男性としてももちろん魅力的なのは言わずもがなだけど、人間として尊敬せずにはいられない。
スケール大きく挑戦していく。一本筋を通した考え、人生を送る。そういう生き方を自分なりに真似していこうと決意させた本。
白洲次郎 その人自身は全く未知の人だった。むしろ、ヒトメボレしたのは表紙の写真。どこか祖父に似ている温かい人だと感じたからだと思う。それに、裏表紙の解説を見てまだまだ自分の知りたい「戦後の日本」の時代を勉強できるキッカケにもなるかと思ったから。 青柳さん自身の体験や、様々な方の挿話があり「身近な人か...続きを読むら見た白洲次郎」を同時に知ることが出来た。 吉田茂との関係にはあまり言及しない辺りも、私がこの作品を何度も読み返す理由だ。
私が本当に尊敬する人間です。 厳しくも優しい、そして同じ男でも惚れるぐらいの男気のある人物だと思う。 ただ、白州次郎の根本的な部分は当たり前のことを当たり前に言ってるだけどと感じた。 誰に対しても物怖じせず述べる姿勢は是非とも真似したい。
かっちょいいいいい! 人に合わせる性格の日本人が多い中、白洲次郎の意見をバシバシ言う姿にホレるわぁ。
この時代に 海外生活の経験が有り 英語が話せて 整った顔だちです 進駐軍に 怯まずNO!と言えた人です 彼の心の奥には どんな思いがあったのでしょう?
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風の男 白洲次郎
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青柳恵介
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