▼コツとは、少なく覚えて広く活用できる汎用性のあるものである。
・コツはテクニックや手法のように勉強で身につけるものではなく、自分自身の「気づき」によって学んでいくものである。
・「コツでやる」は、「意気込みでやる」「手法、テクニック、知識でやる」を超えたノウハウである。
・コツとは強みの補強
...続きを読むではなく弱みの転換である。
▼プレゼンのコツは、「声を大きく」「スライドを見ない」「テンポを変える」の3つである。
⇒日本語のプレゼンでお客さんにウケたと思った時、日本語のわからない外人のオフィサーから褒められて嬉しかった2つの意味。
①一流のコンサルタントにプレゼン能力を認めてもらえた喜び、
②「ほめてくれた彼もまた、プレゼンの時の言葉が上手いとか下手とかいうのではなく、
私がお客さんにウケているか否か、という感覚的なものを判断基準にしていたのを知った喜び」である。
▼強みを伸ばすか弱みを克服するかは、そう簡単に結論づけられる問題ではない。
ビジネスの世界では、一つひとつのスキルやテクニックにこだわらず、全体感、しなやかさで勝負するタイプ、
強みや弱みにさえこだわらない融通無碍(ゆうずうむげ)な人が強い。
▼戦略の基本
①「差別化が利益を生む」
②「戦略とは資源配分である」
●戦略づくりのポイント
①「マクロ思考」
②「切り口の選択」
③「競争」
④「トレードオフ」
⑤「定量化」
▼良い仮説の条件
⇒「深さ」×「面白さ(新規性×有効性)」
▼仕事で大事なのは、「目のつけ方(課題の設定)」と「進め方(仮説検証)」である。
大事なのは前者で後者はオーソドックスな場合が多い。
▼経営者は、「決断する(腹をくくる)」だけではなく、
(決断で落とされた方をあきらめずに)「抜け道を探す」ことを常に考えている。
▼プロジェクトにはトラブルはつきものなので、計画通りの遂行はありえず、「ソフトなプロジェクト管理」が必須である。
▼経営者は、中身がしっかりわかって判断しているものは非常に少ない。
だから、稟議書や下からの意見、提案などで、中身が理解できない時には、
それを持ち込んだ人間の本気度や信用度で成否を判断する。
▼コンサルタントの提案がトップから了承されると「社内に既にアイディアはあったが、外部の人間の話だから社長は聞いた」と揶揄される。
しかし、一番大きな違いは「説明の仕方」にあり、全く同じ内容の資料を社内の人間が説明してもトップは全く聞く気がしないものである。
▼仕事は真面目にやりすぎず、いつも3割は手抜きをしよう。
▼人から好かれたり可愛がられる人の方が、より早く、より大きく、仕事の実践力を身につけることができる。
・日本の8割から9割までの業界が差別化に限界を感じ、似たような商品を売っている。
多くのビジネスマンは、「お客さんとの人間関係をうまくできるかどうか」で勝負している。
▼仕事を通じて、実践力を身につける
・ビジネスマンとして、必ず経験を積んでおかないといけないこと、避けて通れない修行というのは、
自分で実際にやって身につける必要があり安易にはしょって効率化するのはダメ。それでも、修行の時間は今の半分にできる。
・形から入る「100件電話してみる」ということも効果的な場合がある。
■実践してける事
①ビジネスでは思い通りにならない事が100%起こる事を前提として、業務に取り組んでいく。
考えたらすぐに先手を打っていく。
②プレゼンのコツである「声を大きく」「スライドを見ない」「テンポを変える」を意識して、
話し方トレーニングを実践していく。
③業務に取り組む際に、必ず上司の階層で考えてみる。その中で、課題をある程度把握してから、
仮説を自分なりに立ててから、行動に移す。言われただけの事をやる事は決していしない。