太田康介のレビュー一覧
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やさしいねこの物語。
ぽーは一生懸命に生きたんだと思う。
優しすぎて、野良ではその優しさが弱さになったかもしれない。
著者の太田さんの家猫になるぽー。太田さんはぽーの自由を奪ったんじゃないかと少し葛藤するんだけど、そこでもぽーは自分のペースで一生懸命に生きる。
やさしい物語。読んでよかった。Posted by ブクログ -
『おじさんと河原猫』を読んだので再読してみました。太田さんの本はどれもいい写真なのだけれど、内容は考えさせられる事ばかりです。Posted by ブクログ
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この向こう側にある恐ろしく厳しい状況が透けて見えつつもこの写真集は癒し系。確かに理想の猫の暮らしか。Posted by ブクログ
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福島第一原発20キロ圏内に残された動物たち。
彼等の置かれている状況の過酷さ・・・
写真と添えられた説明によって、
現実の一部だけでも知ることができます。
偶然見つけた太田さんのブログに、
頭をガツンと殴られたような衝撃を受けました。
そこで知ったこの本。
知らなければ知らないままでいるほうが...続きを読むPosted by ブクログ -
原発がどういうものかということを
動物たちがその命をもって教えてくれているのだと思った。
この動物たちのメッセージを
著者は、写真と文とで私たちに伝えてくれているのだ。
人という、このいいかげんな生き物に、
親愛の情を示し、一度(ひとたび)信頼したら、
その信頼ををつらぬく動物たちを、裏切っては...続きを読むPosted by ブクログ -
こういう事態を起こすリスクをもった原子力は要らない。読むとつくづく思う。
一匹でも多く救われますように。Posted by ブクログ -
報道カメラマンの太田さんが撮った福島の動物達の写真。
写真集・・・といっても悲しい写真です。
見ているそばから。
ページをめくりながら 泣きます。涙が止まらないんです。
動物達の『何故?』が。
厩舎、牛舎、豚舎、犬や猫のどうして?
彼等に理解出来るはずはないだろう。
人だって『対岸の火事』として...続きを読むPosted by ブクログ -
ひたすら胸が痛い。
福島第一原発の20km圏内に残された動物達。
そこには目を背けたくなるような、まるで地獄絵図のような光景が広がっていた。
身を寄せ合うようにして一塊になって息絶えている豚や、衰弱してもう立つことさえ出来ない牛たちの姿は、ただただ哀れで辛い。
なんでこんな事になってしまったんだ...続きを読むPosted by ブクログ -
悔しい。悲しい。
今も、飢えと乾きと寒さでたくさんの命が苦しんでいる。
原発事故のために家族と引き裂かれ、置き去りにされた動物たちは、
苦しみぬきながらそれでも待ち続けている。
ふたたび愛する人の腕に抱かれる時を待っている。
戦争経験者のある作家が、
もっとも苦しい死に方は、銃殺や爆死なんかじゃ...続きを読むPosted by ブクログ -
福島第一原発20km圏内に取り残され、様々な苦労をしている犬・猫等の愛玩動物、家畜の様子を、震災後3ヶ月間にわたり、写真と文章に記録したもの。飼い主に見捨てられたにもかかわらず、家の前で主人が戻ってくるのを、飢えと闘いつつ、寂しげな表情でひたすら待ち続ける姿は健気だ。
野生動物と異なり愛玩動物は、...続きを読むPosted by ブクログ -
頭ではわかっていたけど、こんなことになっているなんて…。
「かわいそう」一言では済ませられないのはわかっています。
優先順位をつけるのは必要だと思うし、ある意味仕方がないと言えるのかもしれません。
でもこの写真を見て、そういう事を抜きに心が痛みました。
やっぱりこういう現実を突き付けられた時、人は...続きを読むPosted by ブクログ -
衝撃を受けた。いかに人間が自分勝手か思い知らされる。目を覆いたくなるけど、ちゃんと向き合わなければいけない現実。Posted by ブクログ
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読みたい読みたくないはフィクション。
読まなきゃいけないがノンフィクション。
だから読んで欲しい、一冊です。
私たちは生きて生きて、一緒に生きなくちゃいけないね。Posted by ブクログ -
胸が詰まる写真。残された動物の気持ち、置いていかざるを得なかった飼い主の気持ちを考えるとき、ここに至たる状況を作り出した人間を責めても、飼い主を責めることなんてできはしない。太田氏の厳しくも優しい視線の文章に少し癒される気がした。語り継ぎたい本である。Posted by ブクログ
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泣きながら本のページをめくりました。
原発事故のせいで、その場に残された動物たち。
そして、自分たちの飼い主が帰ってくるのを待ち続ける犬や猫。
すでに命を落としてしまった動物たちもたくさんいます。
原発事故さえなければ、あんな姿で命を落とすことはなかっただろうし、美しい福島の土の上を元気に走ったりし...続きを読むPosted by ブクログ -
のこされた動物の様子をみて、
この動物たちの飼い主の気持ちを考えたら涙でた。
まだ、ペットは保護も可能だけど、
牛や馬の目を背けたくなる死の姿。
震災の影響は、想像できなかったところまで及んでいて、あまりにも大きすぎる。Posted by ブクログ -
胸が締め付けられる…ペットや家畜と括られる、ヒトではない命が、ヒトの都合で消えていく…訳も分からず途切れる命と、その現実を諦めざる得ない飼い主の悔しさを思うと、ほんとうに「チクショー、ゴメンナサイ」としか言えない。あたかも事故が収束したかのように、大手メディアはもう何も伝えなくなってきている今だから...続きを読むPosted by ブクログ
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「予測できなかった」
なんて
誰がこの子たちに言えるんだろう
ごめんね
私の生きてきた場所で
ずっとずっと苦しんでた皆のこと
知ってすらいなかったよ
ごめんねPosted by ブクログ -
私の高校時代を過ごした南相馬市の動物たちが写っていると聞いて読んだ本。
もしも、震災をどこか他人事だと感じている人も、ページをめくって欲しい。映画じゃなくて、残酷な、目を覆いたくなるような原発事故の現実が、写真に収められている。
知り合いの22歳の女のこは、戦争映画やこういう生々しい映像...続きを読むPosted by ブクログ