はー、読み終わった!
今まで散りばめられてきた登場人物達がわらわらと集まってくる。
あ、ここで?そういうことか???
サイドでも丁寧に書かれてきた人物ばかりだったから、
登場したときになんだか懐かしいくらいの盛りだくさんさ。
そして、丁寧に拾い上げられるエピソードたちに思わずほくほく。
ちな
...続きを読むみに一番嬉しかったのは、警視のエピソード。
気になっていたんだよね。
きっと作者もそうだったんじゃないだろうか。
ほっと気持ちが温かくなった。
本当はハッピーエンドだったらもっと良かったんだけど。
そして、すべてを通してこのシリーズの最大の?特色と言ってもいい、
ザッピングばりの視点の交錯は、今回もばっちり健在!
今までのキャストがばんばん出てくるので少し忙しいけれど、
場面の転換が多用され、まるでサスペンスドラマのようで楽しめた。
太いシナリオが全部収まる、その技はさすが。
そうして気になるエンディングは?
最後に主人公の気持ちが、決意が聞けなかった?
という人もいるのかもしれないけれど、
あたしは良いと思った、この終わらせ方で。
主人公が救われて、いろんな人が救われて、
ある意味、ものすごく計算式の右と左が釣り合った感じがしたんだよね。
あ、そうそう、ちなみに今回は、悪い奴ほど章の最後ににやりとします。
若干むかつきますが、我慢して最後までお読みください。
繰り返すようですが、ものすごく、計算式の左右が釣り合います。
やったぜ勧善懲悪!