弐藤水流のレビュー一覧

  • 怨み返し
    こういう謎解きな話は好き。おかげで一気読みできた。

    合間合間の刑事さん同士のやりとりは
    猟奇的な殺人の話ばかりじゃ滅入るかなぁという作家の遊び心?
    はたまた緩急の『緩』?
    そんな感じで私は好意的に読み終えた。
    主役刑事さん、いいおじさんじゃないですか。私は好きだぞ。

    いかにも、な謎解きといい事件...続きを読む
  • 怨み返し
    小学生のときに受け「どこ行き」をもとにしたたいじめの仕返しと思われる連続殺人.犯人は最後まで分からない.
  • 監察の神(じん)
    132本先では誰も死なない。血生臭い感じのこれまでの作品と大きく違っていて新しい取り組みが新鮮。次作もあるかな。
  • 告白 仮面警官III
    この作品を読んでると私の頭の中はカオス状態で何に注目すれば良いのか わからなくなりました。頭の悪い私にはこの先ちょっとむりみたいです。
  • いじめの鎖
    警視庁捜査一課の警部補・祖父江は右手が切断された死体遺棄現場に臨場する。近くの落書きを殺人予告と捉え、捜査を進める警察を嘲笑うかのように、大阪府で同様の殺人事件が発生。今度は頭皮を剥がれていた。右手、頭皮…過去の残虐ないじめに端を発した処刑の歯車は止められるのか!?
  • 驚愕 仮面警官IV
    恋人の復讐のため人を殺しながらも現職刑事として真相を追い続ける南條達也。だが様々な事件の捜査に携わる中で気づかされたのは、己の罪の深さ…。ある日一枚の写真を入手し、苦悩は深まる。そこには恋人の父、元公安委員、中国人活動家が写っていた。恋人の死の理由を、実父は知っているのではないか!?黒幕の正体とは!...続きを読む
  • 謀略 仮面警官V
    王子警察署生活安全課に勤務する南條達也は、ひき逃げにあった恋人・真理子の復讐のため過去に殺人を犯しながらも警察官となり捜査を続けていた。しかし真相を探るうち、真理子が生きていたこと、南條がはめられて人を殺してしまったことが明らかになる。事件の発端は、三十二年前のアメリカ・マサチューセッツの大学で起こ...続きを読む
  • 発覚 仮面警官II
    復讐のための警察組織に入った南條は、警視庁池袋警察署の盗犯系で刑事になるための研修を受けていた。そこで課せられたのは、大規模な窃盗団の捜査。だが、容疑者が射殺され南條は危機に陥る。なぜなら使われた拳銃が、かつて彼が葬ったはずのものだったからだ。犯人逮捕は、即ち己の罪の発覚を意味する。果たして彼の決断...続きを読む
  • 告白 仮面警官III
    恋人の復讐のためかつて人を殺めた南條達也は、刑事研修を終え、王子署生活安全課に配属された。中国製ドラッグ『揺頭丸』の黒幕を探る中、内部情報を漏洩している現職警察官の存在が明らかに。だが、その人物は研修で世話になった上司。職務遂行と恩人への想いの狭間で苦しむ南條。一方、自身にも殺人事件の捜査が迫り…。
  • 巨悪 仮面警官VI
    王子警察署生活安全課に勤務する南條達也は、殺されたはずの恋人・真理子が実は生きていたことを知る。だが九年ぶりの再会を果たそうとした瞬間、真理子は南條の目の前で何者かに拉致されてしまう。同じ頃、在日中国大使館の正門にダンプカーが激突。運転席の足もとには、人間の死体が横たえられていた。
  • 仮面警官
    殺人を犯しながらも、逃げるより復讐するため警察官になった南條。完璧な容貌をなぜか分厚い眼鏡でひた隠しにする財前。正義感も気も強い美人刑事・霧子。陰惨な事件の捜査会議で一堂に会するが、それぞれの過去や思惑が絡み合いもつれていく。南條に疑念を抱く定年間際の刑事・多治見も動き始め…。
  • あるミアタリの女 監察の神
    内容(「BOOK」データベースより)

    大切なモノを喪う哀切に心揺さぶられる、警察小説の傑作誕生!
  • 監察の神(じん)
    すっとぼけたベテラン監察係員「神」と若手女性監察係員「京子」が、警官の不祥事を調査・聴取していく話。

    4つの物語で構成されている。
    調査対象の警察官は4編とも女性警察官だ。
    警察官だけあって、各々事件の隠ぺいには抜かりない。
    とくに鑑識が相手だと尚のことだ。

    その僅かな綻びを手繰り寄せて解決して...続きを読む
  • 時空眼
    内容(「BOOK」データベースより)

    一九六五年。IT技術のみ異様に発達した異空間の日本では、犯罪抑止と新産業確立による雇用拡大のため、全国民にアメリカ開発の極小GPS「時空眼」を体内に埋入する義務がある。実は時空眼には、アメリカの陰謀で埋入者を瞬殺する機能が隠されていた。それに気付いたソ連は時空...続きを読む
  • 怨み返し
     祖父江忍が所属する警視庁捜査一課第三強行犯捜査六係が呼び出された現場にあったのは、絞殺され、右手を持ち去られた男の死体だった。そばには直径10センチくらいの円、そして放射線状に書かれた線、そして「100 右手」「514 頭皮頭髪」という言葉、そして小石。妙に懐かしい感じがするそれは、子供の頃に遊ん...続きを読む
  • 仮面警官
    続編ありきの書き方だったけど、それにしても
    ウーン。伏線がいちいち不自然だから回収しても
    しなくてもすっきりしない。仮面つうか仮性
  • いじめの鎖
    思っていたよりも軽いノリで読めました。祖父江刑事はカッコ良すぎずダサ過ぎずバランスの良い主人公でした。
    刑事仲間たちも個性豊かな人物ばかりで退屈せず、30年前の小学校での事件とその関係者たちの姿が明らかになって行く様にぐんぐん引き込まれます。
  • 仮面警官

    文庫書き下ろしの警察小説。デビュー作の
    トリッキーさと比べるとかなりオーソドックスな
    印象を受けますが、読み進めるうちに入り組んで
    捩じれていく事件の構図に翻弄されていきます。
    その翻弄されっぷりは...結構気持ちいいです。

    (恐らく)主人公であるハコ番勤務の警察官の
    「南條」自体が...続きを読む
  • 謀略 仮面警官V
    Ⅲまでは良かったが、Ⅳで話を拡げすぎた。
    なんとか最終話につなげたが、話を拡げすぎただけにちょっと期待外れ。
    ただ、前作まで読んで最終話を購入しない訳にはいかなかった。
    Ⅳがでるまでの期待感とⅣを読んでのⅤの期待感はかなり小さくなっていた。
    次作を楽しみに待ちます。
  • 巨悪 仮面警官VI
    面白かったが、前作までに広げすぎていた風呂敷を一気にたたんでしまった感じがした。特に4までの話は面白くて、次作が出るのを楽しみしていたんだけれども5はちょっと違和感を否めなかった。