「○活」と略されるようになると、だいたい社会問題化しているような気もしますが、就活はまちがいなく社会問題ですね。
自分は団塊ジュニアの独身おっさんですが、その私が2023年にこの本を読んでもなるほどなと思わせてくれました。
読んだ時点より10年以上も前に書かれた本ですが、現在でもほぼ通用する内容と
...続きを読む言うことを考えると、日本の雇用環境があまり変わっていないということなのでしょう。
ただ、当時と現在との違いで考えると、当時はブラック企業でも就職せざるを得なかったのが、現在は人手不足もあって、学生さんがブラック企業を敬遠してくれるようになったのは良いことのような気がします。
個人的には、雇用は流動化させたほうがいい気がしています。
自分が大学生だった20世紀の頃は大学の就職指導部はあまり面倒見てくれなくて、個人で勝手にリクナビとかでやってる感じでした。自分が就職活動で納得いかなかったのは、今でいう「ガクチカ」で、「学生の本分は学問で、大学の勉強頑張りました」という理由ははなから除外されていたこと。大学で大学の勉強をがんばっても就職先がないってのは、なんだかなと思ったものです。(まあ、自分が当時の企業への適応能力がなかったことはたしかなので、致し方ないことなのですが)
そう考えると、大学はやはりもっと減らして、高卒でも就職できるところを増やすか、高校相当の職業訓練専門学校に通って、職業に必要な技術を身につけて現在の成人頃には就職したほうがいいんじゃないかと思っています。
初任給は手取り30万円ぐらいにして、早めに結婚して子ども産んでもらうようにするのもいいんじゃないかと思いました。
フルタイムじゃないと生活できないというのも問題で、上限週35時間にして、最低の月給手取り30万円ぐらいだったらなんとか一人でも生活できそうだし、結婚して共働きなら子育てもできそうだし。どんな働き方でも楽に生活できる日本になってほしいです。