富岡幸雄のレビュー一覧

  • 税金を払わない巨大企業

    会計のプロ中のプロである富岡さんの本書では、少し古いですが客観的なデータをふんだんに使い分析されています。
    現在でもその兆候は変わっていないと見るべきでしょう。
    日本の諸問題は国による政治だけでなく、企業を統括するエグゼクティブクラスの人たちの要因もあるでしょう。
    表面上だけの企業側の言葉ではなく...続きを読む
  • 税金を払わない巨大企業
    アベ政権が消費税を8%に上げた当時に書かれた一冊。

    以下に巨大企業や高額納税者に2本の税制が手厚いか、また大企業が以下に合法的に節税(脱税まがい)をして、実質法人税の納税が著しく圧縮されいてるのかと言う構造を実際の納税データや売り上げなど含めて分かりやすくその手口を暴露している一冊。

    本当に日本...続きを読む
  • 税金を払わない巨大企業
    日本の直接的海外投資先(2005年~2013年)
    1位アメリカ18兆5634億円
    2位中国7兆890億円
    3位オランダ6兆3869億円
    4位英国6兆1823億円
    5位ケイマン諸島5兆79億円
  • 税金を払わない巨大企業
    今週(2014.11)は忙しくて本を一冊しか読破できなかったのですが、この一冊はかなり衝撃的な内容でした。

    日本の法人税は諸外国と比較して40%程度とかなり高いと認識していた私ですが、実際に日本を代表する大企業の納税額は利益と比較して異様に低い企業が多いという事実です。そのような企業がさらに法人税...続きを読む
  • 税金を払わない巨大企業
    これは非常に興味深い内容で、今の日本の仕組みの矛盾点を考えさせられました。 日本のエスタブリッシュメントは、政治家、官僚、大企業だということが改めて理解できました。。
  • 消費税が国を滅ぼす
    一言でまとめると、「逆行性の強い消費税はやめて、もっと大企業からしっかり税をとるべき」という本。
    日本の税理士・公認会計士の1号の方だそうで、税務面の知識も豊富。
    タックスヘイブンの話も勉強になった。

    北欧など高福祉国家では消費税が高いことについても気になるが、本書の主旨外ということなのだろう。
    ...続きを読む
  • 税金を払わない巨大企業
    自分用キーワード
    消費税法 法人税の仕組み(実効税率/実行税負担率) カリフォルニア州(法人税が高い) タックス・イロージョン 外国税額控除制度 外国子会社配当益金不算入制度 受取配当金益金不算入制度 移転価格税制 資本金階級別法人税平均実効負担率 法人株主の比率 租税特別措置法 土地転がし 移転価...続きを読む
  • 税金を払わない巨大企業
    ソフトバンクやユニクロそしてメガバンクとなった銀行などがいかに税金を納めていないかを追求している。
    会計の知識はほとんどないので詳しいところはわからないが、税制の不備(国際的な税制も含めて)であることは間違いないだろう。
    インターネットの書評では最新の税務会計をわかっていないトンデモ本だというものも...続きを読む
  • 税金を払わない巨大企業
    著名な税務会計学者がアベノミクス下の巨大企業優遇税制を批判。論拠には偏りがあるが、よく議論されるべき大きなテーマとして考えさせられる。
  • 税金を払わない巨大企業
    税に関するエキスパートな著者による、大企業が適切な税金を納めていないことと、その理由を記した本。
    実効税負担率が何故低いのか、日本の財政健全化のための解説と提言が比較的分かり易く書かれている。
    節税した具体的企業名と具体的手法が書かれており、A社B社とボカすことはしていない。ここに著者の強い意思を感...続きを読む
  • 税金を払わない巨大企業
    巨大企業の減税措置(配当金の益金不算入や優遇税制)に詳しい。富裕層が源泉分離課税で実質的な所得税率が下がっていたことも発見だった。徒に租税は正義だとする考え方には大きな疑問。
  • 消費税が国を滅ぼす
    タイトルは『消費税が国を滅ぼす』ですが、著者が本当に言いたいことは、「法人税をしっかり確保すべき」ということかと。

    著者は、日本の公認会計士第1号ということもあり、日本の税制度の生き字引のような方で、この本でも、所得税、法人税、消費税に関する基本的な知識は丁寧に説明されています。

    ただ、「昔の税...続きを読む
  • 消費税が国を滅ぼす
    法人税は、益金から損金を差し引いた所得額に税率を乗じて算出する。しかしながら、現在の法人税制では、株式の100%を保有する完全子会社や、持ち株比率が3分の1を超える関係会社からの株式配当金は、その全額を益金に参入しなくともよいことになっている。これは二重課税を排除するためなのだが、個人株主はいまや全...続きを読む
  • 税金を払わない巨大企業
    世界的な法人税率の引き下げの流れにあるのは、それをしないとグローバル企業に奪われてしまうから、という消極的な理由だけではないように見える。
    そもそも法人は自然人とは異なり実態がないのだからそこに課税するのはおかしい。企業活動の果実が個人に落ちてきたときにそこに課税するのが筋だ、という論理があるのでは...続きを読む
  • 税金を払わない巨大企業
    「大企業」が不当に利益を得る一方で、「庶民」が犠牲になっているという、一種のアジテーションのような論調であることや、持ち株会社の実行税負担率が低いのは当たり前ではないのかというように内容に若干の疑義があることから、本書に全面的に賛同することはできないが、法人税制は法定正味税率よりも実効税負担率が重要...続きを読む
  • 税金を払わない巨大企業
    大手の実効税負担率の低さを指摘。
    本当なら許せないが、その辺の知識がないので何とも言えない・・・(汗
  • 税金を払わない巨大企業
    滝つぼに向かって静かに進む、舵のない舟に乗っている、そんなイメージを持たされる。興味関心が薄い分野であったが、問題意識を持つきっかけになった。5章「激化する世界税金戦争」は、読み返した。
  • 税金を払わない巨大企業
    巨大企業の実行税負担率の低さに驚愕した。
    これでさらに、安倍政権の法人税減税に疑問を持った。
    また、税制の欠陥を修正し、より公平な制度にして欲しいと思った。
  • 税金を払わない巨大企業
    日本の税制の不備がよく分かった。税率上げる云々よりも先ずは法律の不備を是正する等の制度の抜本改善が急務。
  • 税金を払わない巨大企業
    税務会計の知識がある程度ないと正論か暴論化の判断がつきにくいと思われる。
    持株会社や受取配当金の益金不算入の2重課税の問題等はあるが、移転価格税制・タックスヘイブン・租税特別措置法等実効税率がどうかという視点はもっと論じられていい論点ではあると思われる。