ジェフ・ヴァンダミアのレビュー一覧
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皆最後は未知なる世界に飛び込んで行ってしまった。未知なる光に飛び込んで行ったコントロール、どうなったか分からない外の世界に戻ろうと歩き出すグレイシアとゴースト・バード。
グレイシアは家族があり戻る世界があるけれど生物学者の進化したコピーのゴースト・バードはどこに戻るのか・・。
なんとも理解し難い終...続きを読むPosted by ブクログ -
前作の全滅領域とは打って変わって、エリアXを監視する施設での話。
話は新局長の「コントロール」視点で進む
監視機構は壊滅状態
精神崩壊が始まっているのかエリアXの侵食がすでに始まっていたのか、壊れている職員の静かな狂気が不気味Posted by ブクログ -
Netflixでアナイアレイションを観て原作へ。
物語は調査隊の女性生物学者の手記を読むように進む。
最後まで出ることのなかった彼女達の名前。生物学者の回想でさえ夫の名前も本人の名前も出ることはなく・・。
全滅領域を読み終えても結構エリアXはなんだったの感が拭えない。
なぜ今回の調査は女性ばかり...続きを読むPosted by ブクログ -
サザーン・リーチ三部作の第二作です。
第一作「全滅領域」の舞台であるエリアXを、外から監視・研究する組織〝サザーン・リーチ〟の新局長<コントロール>の視点で綴られています。
エリアXに人を派遣し観察する間接的な立場であり、組織の人間にも癖があり、末期の組織に途中参加する長の苦悩が描かれています。
エ...続きを読むPosted by ブクログ -
サザーン・リーチ三部作の第一作です。
エリアXと呼ばれる未知の領域が舞台。
第十二次調査隊の「生物学者」による日誌が、本書の文章となっています。
登場人物の名前は始終語られず、チームの〝生物学者〟〝心理学者〟〝人類学者〟〝測量技師〟は、各々の任務をこなします。
しかし、エリアXやチームの人間による影...続きを読むPosted by ブクログ -
三部作の一巻なので、まだ全体像が把握できていないかも。コッペリオンとか、M3とか思い出しました。人の名前を1つも出さない書き方はいいなと思った。記号化されてる感じも駒のようで。役割が面白い。次を今から読みます。Posted by ブクログ
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こういったものの作品の緩急は恐ろしく集中力を掻き立てる。退屈と感じさせるような静謐である文章が急に顔色を変え緊張感と恐怖を駆り立てる、その場面を読んだ私の反応はおそらく作者の思い通りのものであったに違いないと思う。救い用がない心を蝕んでいくシミのような恐怖感、また孤独な感じがやっぱりラブクラフトの作...続きを読むPosted by ブクログ
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あのモンスターの設定が飛び抜けて良くて、主人公の人間性もまあまあ良くて、あとはよくわからない。
主人公もわかってないし読者もわからない。
でも最後、主人公が殻をやぶる感じがとてもいい。Posted by ブクログ -
前作「全滅領域」からの続編。
帰ってきた生物学者。そこに新たに局長に赴任してきた主人公。
サザーンリーチの人々や主人公自身の説明が長く続いたと思ったら、突然、物語が急展開しあっという間に読み終えてしまった。続編を読むのが楽しみだ。Posted by ブクログ -
面白いんだけど、結局わからずのまま終わるんかい。何も解決しない、何もわからないまま。ソールに起きたあれが何なのか。しかし明らかにしてしまえば物語は陳腐になってしまうかなあ。Posted by ブクログ
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前作を読んで、安っぽいSFだなと思っていたが、先が気になり購入。今作はSF的な要素よりは謎解きや人間同士の騙し合い的な要素が強く、面白く読めた。Posted by ブクログ
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突然出現したエリアX。境界があり容易には進入できない。何度も調査隊を送り込むが、全滅もしくは帰還後すぐに死亡してしまう。
三部作の第1作目だけあって謎を立ち上げて中途半端にひと段落という感じ。
文章は調査隊の一人である生物学者の手記のような構成のため、内面的で記録のような文章になっている。
映像化が...続きを読むPosted by ブクログ -
SFかと思ったら、○○だったでござる。(ネタバレ過ぎて言えない)
生理的にぞわぞわ来るような描写もさることながら、ヒロインの性格がすさまじい。夫泣くぞ。
そして○○なのに読後がさわやかとはこれはいかに。
<ネタバレあり>
SFかとおもったらクトゥルフだったでござる。そのつなぎ、違和感ない...続きを読むPosted by ブクログ