瀬川ことびのレビュー一覧

  • 夏合宿
    この人の作品はかなりお気に入り。これだけ「笑える」ホラーって今までなかったんじゃ? 単に馬鹿らしいだけのお話じゃあないしね。ちゃんと怖い、なのにすごく笑える。これってかなりすごいかも。この人が長編を書いたらどうなるんだろう? 
    この一冊の中でのお気に入りは、表題作「夏合宿」と「たまみ」。「夏合宿」の...続きを読む
  • 厄落とし
    例により「青春ホラー」の短編集なわけだけど、やっぱり笑える! この人すごすぎるわ。好きな作家リストに入れとこうかなあ。今回のお気に入りは「テディMYラブ」「戦慄の湯けむり旅情」の二つ。
    「テディMYラブ」は、「チャイルドプレイ」のテディベア版、といったところか。今ブームの「バースデーテディ」集めてる...続きを読む
  • 妖怪新紀行
    ひたすら抱腹絶倒。今までのユーモアホラー作品群に比べると、恐怖感は薄い(というよりもほとんどない)。ホラー作品なのかどうかという点には非常に悩むけど、気持ちよく笑えるので個人的にはすごく好き。
    メジャーなのやマイナーなのや、とにかく妖怪がたくさん出てくる本作。「妖怪はロマン」だそうなので、妖怪好きに...続きを読む
  • 妖怪新紀行
    面白い!妖怪がそこら辺にフツーにいて、バードウォッチャーのように妖怪ウォッチャーがいる。妖怪のネーミングも「ミシシッピーアカミミガッパ」とか「セグロアズキアライ」とか可笑しい。私もテンニョ、コテンニョを見たいなぁ。なんで、ホラー文庫??
  • 妖怪新紀行
    これ好き。正統派妖怪ファンは怒るかもしれませんが、現代の妖怪はこうだよね? アズキアライとかウミボウズくらいの妖怪の知識がある人の方が楽しめます。笑えて最後はちょっぴりせつない。シリーズ化されないかな。角川ホラー文庫ですが、全然怖くないです。
  • 妖怪新紀行
    角川ホラー文庫にしては異色な作品です.ホラーではないけれど,なかなか愉快なノリで楽しい一冊です
    (2004/4/7(木))
  • 夏合宿
    ●「お葬式」と並んで紹介したいのが同氏作の「夏合宿」です。 こちらは夏合宿に行った先で奇妙なホラー体験をする少年の話。

    なんといっても印象に残るのが、最後のシーン。怖い怖い幽霊が、最後の最後で落としてくれようとは、誰が想像していただろうか!という感じ。

    読後の爽快感は、星新一氏よりもこちらのが強...続きを読む
  • お葬式
    現代の「新感覚」派ホラー小説です。ホラーなのにどこか可笑しい、思わずニヤリとしてしまう。若い作家さんなのに、いいえ、若い作家さんだからこそあの絶妙なタイミングが作れるのかもしれません。

    短編がいくつか収録されているのでちょっとした息抜きにホラーを、なんて時に最適です。ブラックユーモアが程よく効いて...続きを読む
  • 夏合宿
    ホラー短編集ですが、どの話も意外な落とし方が面白くて非常に読後感がよい。怖い話からの意外な展開が白けることなく上手くはまっていて、不思議と懐かしいほっこりした気分にさせてくれる。「夏合宿」「本と旅する彼女」「たまみ」が好き。
    「夏合宿」夏合宿先の田舎で不思議な体験をする少年。最高の一夏の思い出。
    ...続きを読む
  • お葬式
    何故かケッチャムに続いて読んだので、ギャップがすごく新鮮で。ユーモアというか、いやよく考えたら怖くね?という展開が、特に最終話の後からじわじわ来る感じが一番好き。
  • お葬式
    非常に軽いホラー。短編集。
    『青に捧げる悪夢』で「ラベンダー・サマー」が気に入ったので購入。

    『お葬式』:グロさも軽く流されました
    『ホテルエクセレントの怪談』:オチが良い
    『十二月のゾンビ』:ラブコメ(笑)
    『萩の寺』:一番マジメ
    『心地よくざわめくところ』:ひたすら軽い
  • お葬式
     おぞましい話だけれど、あまりにも軽妙に語られるのですいすい読めてしまい、最後には「よかったね」といいたくなる。怖い話が好きな人ってこんな感じで思っててたのかなあ。この人の作品をもう少し読んでみたいと思った。
  • 夏合宿
    お気に入りの角川ホラー文庫の短編集。着眼点がすごく変わってて思いのほか気に入った。遠藤 徹をもうちょっとマイルドにした感じ。不思議と記憶に残る話が多いね。『本と旅する彼女』の主人公はちょっと自分と似てる気がしたわ。
  • 夏合宿
    「夏合宿」「本と旅する彼女」「廃屋」「たまみ」「ドライ・オア・フレッシュ」の5つの短編集。ホラーだけど、最後にくすっと笑える。
  • お葬式
    ホラーなのに軽い。良い意味で。客観的な感じの流れ。「お葬式」に期待していたが思いのほか違う短編の「十二月のゾンビ」がとても良かった。変な期待を裏切ってくれてよかったみたいな。なまぬるーいのに心地よい。
  • 夏合宿
    怖い文庫本といえば、でおなじみの、角川ホラー文庫から出てるのに、軽い。読みやすい。面白い。夏にぴったりの短編集です。蒸し暑い真夏の夜に、すっきりとした刺激が欲しい人はにオススメ。星新一などのショートショートが好きな人にもオススメできる一冊です。
  • お葬式
    どの話の登場人物もどこか覚めている感じがする。
    文体もキャラクターも現代風(?)。

    ホラーというよりもコメディ色が強い短編集。

  • お葬式
    オチが素晴らしい!!
    ホラーなのかお笑いなのか際どいところってかんじ。
    オチのあっけら感があって気軽に読めると思います。短編ばっかだし。
  • 妖怪新紀行
    ほんわかしていて、クスっとする笑いを提供してくれる作品。
    シュールです。素敵です。
    関係無いのですが、
    何故か小学生の頃を思い出しました。
  • お葬式
     1999年第6回日本ホラー小説大賞短編賞で佳作を受賞した表題作を含む5編収録の短編集。
     鳥肌が立つようなホラーというよりは、ブラックユーモアといった趣が強い作品が多い。文体も簡潔で読みやすいので、ガチガチのホラーは苦手という人にはおススメである。個人的には表題作も面白かったが、次に収録されている...続きを読む