池谷孝司のレビュー一覧

  • スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか
    私も、被害者の1人です。先生には家族がいるから可哀想で、大事にはできませんでした。被害者が増えていないか心配です。
    この本を読んで同じように苦しんできた人が沢山いることを知れました。教師が、どうしていけない事をしてしまうのかも知れた気がします。許せるわけではありませんが、理由があるのだと思いました...続きを読む
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
     
    《ポイント》
    ·共同通信社の記者2名がおこなったインタビューを通して書き上げたノンフィクション。

    ·現代日本社会における子どもの貧困について、高校生、中学生、小学生、保育園児へのルポ4章構成となっている。

    ·子供の貧困は表面上に現れにくいため、社会がアプローチしにくい。

    ·20年後、今の子...続きを読む
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
    丁寧な取材に基づいて書かれている。
    具体的なため、貧困の状態にある人々の生活環境をイメージしやすい。
  • スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか
    スクールセクハラや教師のわいせつ犯罪は本当に難しい問題。はっきりとスクールセクハラやわいせつ犯罪となるような問題は断じて許せないけれど、その一方で男女の恋愛は個人間の問題という面もある。実際に、教師と生徒間の恋愛は少なくないし、中には教師と生徒が卒業後に結婚するケースだってあるのが現実。それまでも完...続きを読む
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
    高校生から保育所まで、苦しい生活の子どもたちの取材。頑張っている子どもたち、踏ん張っている先生たち、尊敬します。でもこの悪循環は何なのでしょう。
    次の世代の子どもたちを幸せにできないのは、我々大人の恥だと捉え、できることを考えていかないといけないですね。
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
    なぜ子供の貧困が起こるのか?その理由がよく理解できました。 今後更に子供達の貧困率が上がっていく理由もわかります。必読の1冊だと思います。
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
    親の貧困が子どもの教育の機会を奪い、貧困が連鎖していくという負のスパイラル。子ども6人に1人が貧困だという事実を知らなかった事が恥ずかしい。
    乳幼児期の質の高い保育が、将来の安定につながるならば、すべての子供たちが幸せな人生を歩めるような支援を国がするべきだ。
    我が子たちが通う保育園も公立から民営化...続きを読む
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
    重い読後感です。解説から引用させていただきます。アメリカのペリー・プレスクール・プロジェクトで示された「乳幼児期に質の良い保育を無償で受けた子どもたちは、同じ家庭環境で保育を受けられ無かった子どもたちに比べ、進学や就職や社会的な適応などの点で劇的な改善が見られ、その経済的な効果は、無償で保育を提供す...続きを読む
  • 死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人―(新潮文庫)
    なんちゅう負のスパイラル。誰ひとり幸せになれない結末に終わった。空しい実話。山地…死刑でいいです…。この言葉で彼を取り巻く短い人生と出会い、被害者、すべてを濃縮している。
  • 死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人―(新潮文庫)
    社会との繋がりについて、考えさせられた本。発達障害があっても、(人も含めた)環境に恵まれていれば事件を起こすことなく生活ができただろうと思う。事件が起きた以上、現状ではこのように裁くしかない。しかし、事件の抑止には、私たち一人一人が発達障害の特性を理解し、目の前にいる人と関わっていくことが必要だと感...続きを読む
  • スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか
    もしかしたら自分の学生時代にもスクールセクハラの被害にあいながらも誰にも相談できず苦しんでいた
    友人がいたのかもしれない…
    そして今現在でも同じことが続いているとしたら…
    と想像すると怒りの感情が爆発しそうになる

    ただここで大事なのはやはりその構造なんだと思う
    権力を持った正しい存在とされる(そも...続きを読む
  • 死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人―(新潮文庫)
    10年程度前の本なので、専門分野についてはやや知識が古いと思います。杉山登志郎先生が『子ども虐待という第四の発達障害』でも記されている通り、虐待により発達障害様の症状を呈することはありますし、また本書内では愛着の問題についてもあまり触れられておりません。いまあらためてこの事件について考え直すとまた別...続きを読む
  • 死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人―(新潮文庫)
    被害者が加害者に転じていくのは、もしかすると流れのようなものになっているのではないだろうかと考えさせられる。
  • 死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人―(新潮文庫)
    まことに気が重い
    どうしようもないくらいに気が滅入る
    それでも
    これは 確かな事実
    これは 実際に起こってしまった事件

    さまざまな凶悪な犯罪事件が
    耳目に入ってくる

    なぜ そんなことが起きてしまったのか
    なぜ そんなふうになってしまうのか
    なぜ その時に起きてしまったのか

    そして
    その後のこと...続きを読む
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
    子どもの問題は大人の問題
    大人の問題は子どもの問題
     実に丁寧に「子ども」たちに、そしてその「子ども」たちに寄り添って彼らを支えている大人たちに密着して取材しておられる。さすがに共同通信の記者さんたちだなぁ、と思いつつ読み進めた。
     悲しいけれども、これもまた日本の現実なのだなぁ。つらいけれども、こ...続きを読む
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
    病気や離婚、解雇などで、突然貧困に陥るリスクは皆持っている。そのとき、最低限の生活ができるようなセーフティネットが日本にはないのが現状なのだろう。
    貧困に陥った家庭に子供がいれば、子供が貧困になり、必要な教育を受けられなくなり不平等が発生する。
    小学校、中学校だけでなく、公立高校も無償化(所得制限有...続きを読む
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
     何かボランティア的活動ができないものかと考える・・・。地元にもコミュニティはあるが、いったいどんな活動をしているのかがわからないで困っている。サイトの充実が望まれる。逆に情報発信はできるので、それを見てもらおうという手もある。
  • 死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人―(新潮文庫)
    人間という面で見ると、
    精神障害、パーソナリティ障害、発達障害、
    犯罪という面で見ると、
    刑罰、反省と更生、再犯防止
    どれもこれも、なんとなく違いをわかったつもりで
    わからず漠然と同じ様に捉えていた。
    考えさせられた。(きっとあとがきのように
    忘れてしまうのだけど)
    この本を読んで、違いが分かったわ...続きを読む
  • 死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人―(新潮文庫)
    既に死刑が執行された、大阪の姉妹殺害事件の犯人、元死刑囚、山路悠紀夫の生涯、発達障害…そして、事件を防ぐ事は出来なかったのか…を綴ったルポ。
    私見だけど、死刑の判決自体は妥当だと思う。著者もそこはどうこう言うつもりはないみたい。
    この本がテーマにしてるのは一つの司法の限界とも言えるもの。
    考えさせら...続きを読む
  • 死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人―(新潮文庫)
    仕事的にも非常に役に立ったし考えさせられた一冊でした。罰すればそれで済むのか。刑事政策を考えるうえでも必読の一冊だと思います。