本川裕のレビュー一覧
-
本を手に取る前は「どうせ作者の主観やら妄想で書かれた本だろ( ´_ゝ`)フッ」
と思ってましたが「え?データを駆使して分析してる?何それ面白いじゃん!科学じゃん!買う!」
となって買ってしまった本。
データの正誤や見方は別の本「FACTFULNESS」を読んで個人で検討したらいいと思う。
Posted by ブクログ -
良書。
結局生の統計データに触れない者からすると、メディア等で紹介されるものを、メディアの解釈を含めて受け取り、それをどう解釈するかということになる。
そのとき、どんな意図や誤解や誘導があるかを注意深く見極める必要がある。
そのためのいくつかのツールを手に入れることができた。Posted by ブクログ -
硬すぎず、柔らか過ぎず、なるほどなーと考えさせる内容。あらゆるメディアで数値やグラフを見る場合、データ提供側の意図を見抜くのにも役立ちそう。Posted by ブクログ
-
データを駆使して、社会の実像を解明する。答えの出ないものも、載せているところが正直でよろしい。
・男子の草食化は、タンパク質の摂取量減少と関係があるのではないか。
・世界の多くの国では、女子高校生より男子高校生のほうが生活満足度が高いのに、唯一日本では、女子高校生の生活満足度が高い。これは、日本の女...続きを読むPosted by ブクログ -
新聞をみると毎日のように日本に関する様々なニュースがデータとともに報道されていますが、そのデータが表現されたグラフは基本的にはその記事の主張をサポートするものです。つまり、書き手によって不都合なデータは載せられることはありません。
ある出来事を私なりに理解するためには、それらのデータをより長いスパ...続きを読むPosted by ブクログ -
統計データをどう読むか、都合のいいところだけを取り出してダマされないように、自分の頭で考えることが肝心だ。「正しい対策は正しい現状認識からしか生まれない」は心に刻むべき言葉。Posted by ブクログ
-
■結論 失業率は高まっているわけではなく、日本の経済力は強く、技術力も世界と比較して向上し続けている。経済格差も貧困も拡大しておらず、相変わらず日本は国際的には平等社会を維持している。世界一の「小さな政府」が効率的に機能しており、高齢化の割に医療費は低く抑えられている。食べ過ぎや肥満に陥らず、世界一...続きを読むPosted by ブクログ
-
データって本当に怖い。悪意で集計結果が思考誘導するツール早変わりするからなぁ。
読んでみて、いろいろ面白かった。
なんとなく通説のように感じているものが、データを検証することで違っている、という指摘が主題だと認識して読み進めたけれど、やっぱり結構認識違いが多いと思った。
日頃接している情報をデータで...続きを読むPosted by ブクログ -
日本人は世界的に見て、鬱な人が多いは、本当か?格差は本当に拡がっているのかと言うことを、データで反論した本。
日本の都道府県が、世界のどこの国とGDPが同じなのかと言う例が面白かったです。韓国脅威論の声も聞きますが、東京都ひとつのそれに過ぎないとか。ただ、東京に富が集中していると言う実態を現してい...続きを読むPosted by ブクログ -
webサイト「社会実情データ図録」
肉食女子が現れたのはボディコンギャルのあたり。
草食化とたんぱく質の摂取量に因果関係がある。
日本の女子高生が楽しそうなのは、古い道徳も新しい規範も自由なため。
県民のんき度は沖縄が一位、福島がボトム。
家計における通信費は、通信料のレベルは高くはないが負...続きを読むPosted by ブクログ -
著者はウェブサイト社会実情データ図録を開設している方。本書では、様々な統計を人口比や年齢調整などの比較可能な形でデータを提供し、丁寧な分析をしているが、解釈にはまだ議論が残る部分も感じた。
日本の相対的貧困率は14.9%(2005年)で、OECDではアメリカに次いで2番目に高い。長期的にも上昇して...続きを読むPosted by ブクログ -
統計データから、自殺は増えていない、日本人は疲れにくい、日本の政府は小さな政府である、一時期と比べ公共事業は大きく減った、経済格差は広がっていない、などの事実を示す。
どのデータを使うか、どの数値を使うか、どう解釈するか、まだまだ奥が深いです。Posted by ブクログ -
いろんな思い込みが統計によってくつがえるのはなかなかに心地よい。
出典もきっちり明示しているし、基本的には信頼できる良書なのだと思う。
ただ、ところどころ首をかしげるところがあるのも確か。
たとえば、ただのアンケートを無批判に使ってたり。「疲れますか」みたいな質問って、国によってどんな状態をイメージ...続きを読むPosted by ブクログ -
日本は本当に公務員天国なのか、経済格差は拡大しているのか、仕事は本当に多忙でストレスが多いのか?著者は統計データ上はそれがいずれも間違いであると主張する。
日本人の睡眠時間減少はむしろ趣味・娯楽に時間を割くため!そして女性の化粧時間も!また世界各国に比べた自殺率の低さも意外なデータである。統計学の結...続きを読むPosted by ブクログ