落合恵子のレビュー一覧

  • あなたかもしれない

    あなたかもしれない📚🤔✨

    この物語の悪い評価を見て、本当にがっかりしました。逆に、この本を読んで落合恵子さんのすごさがよくわかりました。これまで何度も読み返してしまい、見失ってしまっていたので、再び探していました😞
  • 泣きかたをわすれていた
    何十年ぶりかで落合恵子さんの本を読んだ。
    さすがに凄い人。
    ほぼ自伝的ストーリー。

    辛い時期の中に没頭している間は、
    泣きたくても泣けない。
    なすべきことが終わったとき、
    止めどなく涙が溢れる。
    すべての悲しみを癒やすように。
  • 泣きかたをわすれていた
    人としてきちんと生き続けて、誰にも心配をかけないような強い生き方をしているから、人間としての感情が溢れる表現の一つもできない。生きることの大変さ、美しさ、儚く健気な世界を魅せてくれました。とてもよかったです。
  • 崖っぷちに立つあなたへ
    涙なくしては読めなかった。
    著者の人生もさることながら、著者のおかあさまも随分苦労続きの人生だったこと。
    早くに父を亡くし四人姉妹の長女として母の右腕としてだれにも甘えられずひたすら働きつづけ、そして多分初めて甘えられる好きな男性と恋に落ちた。その結果、未婚で子ども(著者)をどうしても産みたくて産ん...続きを読む
  • おとなの始末
    現在55歳の自分には"仕事の始末"が非常に参考になり、心の拠り所になった。「仕事以外の居場所を作る」自分はいったい何がやりたいのか??。「名刺の肩書を削除する」皆最後は手放す椅子、椅子は綺麗に手放すのが素敵、人生は自前。椅子の数は決まっていて決められた椅子とりゲームに一喜一憂するのは無駄、ボロくても...続きを読む
  • 文藝春秋 2015年 6月号

    イイネ

    10年前から毎月購読していますが、本の整理が大変ですので3年前から電子ブックに変更。もう少し、普通の書籍に比べて安くなるとありがたいですが...
  • 文藝春秋2月号

    文芸春秋3月号

    年間購読にしているのですがどうしたら読めますか
  • ザ・レイプ
     「あの男」を裁く! 女は訴え、闘い、傷つき、多くを失った。あなたなら、その時どうする? ーー沈黙を守ることは、犯人と共犯になってしまう……
    最後の誇りが、矢萩路子を告訴に踏み切らせた。
    襲った犯人はすぐ割れたが、男は和姦を主張。事件は裁判に持ち込まれた。
    被害者であるのに過去を暴かれ、好奇の目に晒...続きを読む
  • セカンド・レイプ
     雑誌のフリーライター香川美沙子は、セクシャルハラスメントの被害者を取材する。だが、上司のごり押しで被害者の意思に反するキャンプションをつけられ、被害者を傷つけることになってしまった。
    家庭内での性暴力に苦しむ女の子は、悲しい願いを手紙に書き続ける。
    美沙子は、家庭内での性暴力の被害者が義理の父を刺...続きを読む
  • 決定版 母に歌う子守唄 介護、そして見送ったあとに
    読んだのは二度目だと思う。たぶん。
    有名人、著名人、文化人の手による肉親の介護&看取りの実録本の類いは少なくなく、いずれも「表現のプロ」の手に掛かればどれもそれぞれ興味深く読むことが出来る。しかしこの著者の書には、やはり彼女ならではの個性というか、感性が滲み出ているように思えた。独特の詩情、とでもい...続きを読む
  • 泣きかたをわすれていた
    いつもながら潔い。
    ほぼ自伝なんだろう。
    濃密な母子の時。
    落合さんの介護の話を書いた本はほとんど読んできたので、介護の話にはそれほどの新鮮味はなかったけれど、
    彼女の子どもの頃の記憶と交互に語るので、ああ、子どもってこんなことを考えるんだなあと。
    「母より先に死ぬのが何より怖かった」と。
    自分がそ...続きを読む
  • わたしたち
    落合恵子さん、彼女と同い年の4人の女性の物語。
    13歳、1958年に出会い、長い年月を親しい友達として生きた4人。
    中学時代の美智子先生の言葉はひとつひとつ、落合さんの信条としてきた言葉だろう。
    4人、それぞれの生きざまが語られ、全く違うけれど、すべてが肯定される、そんな話。
    人はそれぞれ違う、けれ...続きを読む
  • わたしたち
    「チョイスこそ人生の基本」抑圧や古い因習が残り貧しくても、元気で夢と希望があふれていた時代が4人の少女たちと美智子先生を通して伝わる。美智子先生が、どんな晩年迎えたのかも知りたかった。「体験がすべてであると言うのなら、子どもがいる人々が、子どもの命を奪う戦争になぜ反対しなかったのでしょう」5人とも落...続きを読む
  • 泣きかたをわすれていた
    7年の介護を経て母を看取り、愛したひとや親しい友人たちもこの世を去った。自身にも病の影がさし、経営する絵本の書店も信頼できる部下に譲った。その時の72歳の主人公の境地が、強烈に羨ましい。
    「いつでも死ねる。それは、なにより大きな安堵だった。~それは、大きな解放、自由だった。」
    人間はいつ、何を納得す...続きを読む
  • おとなの始末
    人生の終わりに向けての「始末」という視点とともに、日頃からの責任の取り方という視点でも書かれていて興味深く読んだ。はっきりと意見を示されているようにみえるが、その裏に責任をとれる範囲で行動するという信条をお持ちであることがわかりなるほどと思った。たくさんの本や絵本が引用されていて、日頃から本に触れる...続きを読む
  • 自分を抱きしめてあげたい日に
    元気なほうのわたし、
    いつものわたしこそ、
    無理をして作っている、
    わたしなのかもしれない。

    水底に落ちたわたしも、
    そこから浮上するわたしも、
    元気なわたしも、すべてわたしだ、
    と最近は考えるようにしている。

    (落合恵子/作家
    『自分を抱きしめてあげたい日に』より)

    * * *

    いつも元気...続きを読む
  • 泣きかたをわすれていた
    読み終わってまず、著者の体調が心配になった。
    だって冬子は体の異変を感じ、精密検査の結果を待つとこで終わるんだもの。
    いつも若々しい落合さんも73歳なんだものね。
    お母さんを自宅で10年以上介護して著者が幼い頃から強迫神経症と闘ってきていたおかあさんと一緒に落合さんも闘っていたんだね。
  • 泣きかたをわすれていた
    認知症の母親の介護をいかに娘として向き合って行くのかが、赤裸々に書かれている。
    親を看取るための壮絶な毎日だが、冬子自身が倒れてはならないと、決意の重さが伝わった。
    後半は、仕事を通じた友人などとの別れ。
    72歳になるまでに、こんな経験をしたからこそ感じるものが、淡々と書かれていて、ラストは重いテー...続きを読む
  • 自分を抱きしめてあげたい日に
    落合恵子さんは様々な視点から、意図せずに社会の中心からはず
    れ、周辺から声なき声を上げいる人々を支援し続けているのだと
    思う。勝ち組、強者、自己責任などが声高に叫ばれていた時代に
    も、常にマイノリティーを声を代弁してきた。

    本書の全体に多くの分野で声を上げてきた方たちの生き方、考え
    方を伝えていま...続きを読む
  • アローン・アゲイン
    このような形式の短編小説は初めてだったが、それがまたおもしろかった。一人の女性の人生を見ているようだった。結婚と恋愛の違いを精神的な面から感じ取る作品だった。