上原浩のレビュー一覧

  • 純米酒を極める
    アルコール添加された酒が、日本酒の長い歴史の中で、非常に特殊なものであることを教えてくれた。
    筆者は、米と米麹以外のアルコールが含まれる酒(本醸造酒や普通酒)を全否定はしていないが、コメ不足の戦中戦後に始まった安易なアルコール添加やそれを更に補正する糖の添加(いわゆる三倍醸造)については全否定してい...続きを読む
  • 純米酒を極める
    やっぱ日本人なら純米酒を飲もうと思った本。苦手意識のあった日本酒は、実はアルコール添加酒だと知った。水と米だけの純米酒なら体にも負担が少なく、長く美味しく飲めると思った。日本の伝統文化としての純米日本酒を応援したくなる一冊。オススメです。
  • 純米酒を極める
    おいしく飲む。そのために。

    ○酒は純米、燗ならなお良し(11頁)

    ・アル添と純米酒の違い完全発酵か否か
    ・炭濾過はあくまで矯正手段
    ・生酒は熟成の省略

    ・火入れは若さを保つため
    ・新酒は渋味がある
    ・生酒(生々、本生)生貯蔵(さき生)生詰め(ひやおろし)

    ○温度を変えて楽しむことは、日本酒な...続きを読む
  • 純米酒を極める
    おでんで熱燗呑みたいね

    ってな事で、上原浩の『純米酒を極める』

    【酒は純米、燗ならなおよし】の名言を残した日本酒界の重鎮の純米酒の素晴らしさを伝える純米酒バイブル

    漫画の夏子の酒で上原自身をモデルにした元広島国税局鑑定官の「上田久」という人物も登場しているw.

    美味しいアル添も今は色々と有...続きを読む
  • 純米酒を極める
    日本酒への熱を感じる。長く置くほど熟成して旨くなるのが本来の良い日本酒という主張?はよく理解できる。生酒や無濾過、香り重視の風潮は鑑評会などの悪影響、と超辛口
  • 純米酒 匠の技と伝統
    著者の長い技術者人生から、記述がかなり専門的で、酒造家に向けた作品でもあるようなので、専門用語に関する解説が少なく、なかなか読みにくいが、日本酒の歴史や、純米酒を醸造することの難しさや素晴らしさは十分伝わる。

    最近、日本酒が美味しく思えてきたところなので、このありがたみを踏まえながら、これからも純...続きを読む
  • 純米酒を極める
    「酒は純米、燗ならなお良し」
    酒造技術者の第一人者が舌鋒鋭く現状を批判し、情熱を持って日本酒のあるべき方向性を説く。酒造りについても分かりやすく説明されていて非常に面白かった。日本酒に関する蘊蓄は誤解が多いことも目から鱗。「良い吟醸酒は冷やで飲む」も誤解のひとつ。「温度を変えて楽しむのは日本酒ならで...続きを読む
  • 純米酒を極める
    酒は純米、燗ならなおよし。
    日本酒について知らないことが
    たくさんあったことがわかりました。
    今まで純米酒は冷でしか飲んだことが
    なかったのですが、ゆる燗、試してみます。
  • 純米酒を極める
    おいしい日本酒を、また飲みたくなった。
    最近では、御代櫻がおいしかったなぁ。
    何度となく、改めて開いてみたい本。
  • 純米酒を極める
    「純米酒だけが日本酒」という主張が明確で、文章もすごく上手。そして熱い。日本酒の勉強になった。かつては腐造との戦いだったんですか。 
    著者は新技術に否定的だが、そこは必ずしも同意できなかった。日本酒も工業製品なんだから、アル添だろうが液化仕込みだろうがコンピュータ制御だろうが製造方法は自由に取り入れ...続きを読む
  • 純米酒を極める
    酒は純米、燗ならなお良しー。
    元鑑定官の故人による著作の文庫化。
    戦後の酒造りに関わった中で、未だにアルコール添加された日本酒があるコトに批判的。
  • 純米酒を極める
    おいしい日本酒を飲みたかったのと、殆どの日本酒に醸造用アルコールが使われているのを別の本で知ってから、純米酒を選んで購入するようになったので、もう少し日本酒を勉強しようと思いました。

    今飲んでいるお酒は、春鹿の「超辛口」(吟醸純米)で値段の割りに、正直あまりおいしいと思いません。日本酒度が+12、...続きを読む