吉野次郎のレビュー一覧

  • サイバーアンダーグラウンド / ネットの闇に巣喰う人々
    そんなことあるだろうねと薄々感じている犯罪を、
    当事者へ直接インタビューすることで正確な情報へと
    昇華させている、大変読み応えのある書籍。
  • 2020狂騒の東京オリンピック 稼げなければ、メダルは獲れない
    スポーツ産業の裏側と日本スポーツの問題点が明確化されており、導入にはもってこいの一冊。国立競技場の舞台裏も興味深い
  • 2020狂騒の東京オリンピック 稼げなければ、メダルは獲れない
    全体的には性善説をベースにしていますが、私はゲスなので、勘ぐります。
    採算性度外視の箱物施設は、壮大なマネーロンダリングかと。税金→建設会社→献金・天下り。各施設のトップに採算性を要求すると、経営能力の無さが露呈するので、公共施設・スポーツ=金儲けダメという建付けにしているものと。
    陸軍省、厚生省系...続きを読む
  • なぜ2人のトップは自死を選んだのか JR北海道、腐食の系譜
    事業改善命令。無意味に見える膝詰め対話。レール検査データの改竄 、JR北海道トップ二人の自殺 ー 北海道の幌内鉄道は、1880年、東京、大阪に次ぐ日本で三番目の鉄道として開業。炭鉱を中心に、硫黄、木材、農産物を運ぶための輸送手段として鉄道網が整備された。今でも、道内465駅の一日の旅客数は東京駅...続きを読む
  • なぜ2人のトップは自死を選んだのか JR北海道、腐食の系譜
    トンネル内での列車火災事故、運転手の故意による安全装置破壊、安全検査データの書換など、度重なる不祥事に加えて社長経験者が相次いで自殺。崩壊寸前の組織となってしまったJR北海道の腐食ぶりを関係者のインタビューより暴く。

    一番のインパクトはJR北海道労働組合委員長のインタビュー。とにかく、質問の返答を...続きを読む
  • テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか
    ネットとテレビの融合が進まない事情をテレビ局側から分析しているが、日本のテレビ業界がここまで危機的状況とは思わなかった。
  • サイバーアンダーグラウンド / ネットの闇に巣喰う人々
    インタビューが中心でルポのように読みやすかった。サイバーといっても、ハッキング、スパイ、フェイクニュース拡散などテーマも広く、今いろいろ問題になっていることをさらっとおさらいできるような内容。
    びっくりするようなことが書いてあるわけではないが、なるほど、という感じで面白く読んだ。
  • サイバーアンダーグラウンド / ネットの闇に巣喰う人々
    自衛隊は実空間の軍事力による防衛力だけでなく、サイバー空間での防衛力もつけてほしい、と切に感じた。民間の協力態勢構築も重要だろう。
  • サイバーアンダーグラウンド / ネットの闇に巣喰う人々
    まあ、中身はそうだね、という、別に新味のある話ではないけど、これだけ纏めてあると読み応えはある。ネットの世界では、セキュリティの話は常に話題になってるけど、国家として、企業として、というレベルでは、日本は対応が取れてるとは思えない。国としての方針がしっかりと定まってないのが情けない。なにか起きたら、...続きを読む
  • サイバーアンダーグラウンド / ネットの闇に巣喰う人々
    世界で行われている、ネットを使った不正行為の一部を説明した本。あくまで概要レベルの内容になるが、知らないところでこんな不正行為が当たり前のように行われている事実を知り、正直怖いと思った。
    大分昔に見た、ザインターネットや、ダイハード4、マイノリティーリポートなどのSF映画がそのまま現実になっている事...続きを読む
  • テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか
    10年前、まだテレビが盤石だった時代の本だが、今でも基本的な構図はあまり変わってない。
    テレビ局は、なぜアメリカのように海外にコンテンツを売って儲けようとしないのか?「番組は死蔵することで価値が出る」との発言は衝撃的。
    テレビ局にうなるほど金があったころなら、そういうバブル期のような発想でやっていけ...続きを読む
  • なぜ2人のトップは自死を選んだのか JR北海道、腐食の系譜
    2011年5月27日。石勝線で特急列車が脱線炎上。不幸中の幸いか、
    死者は出なかったものの大惨事になってもおかしくない事故だった。

    その後も不祥事が続く中、当時のJR北海道社長が行方不明となり、
    後に遺体となって発見された。

    しかし、JR北海道の歯車は既に狂いまくっていた。2013年に入って
    ...続きを読む
  • 2020狂騒の東京オリンピック 稼げなければ、メダルは獲れない
    文科省が発表した2025年にむけてスポーツ市場を15兆円にするという計画を考えていく上で非常に重要な課題が指摘されています。スタジアムはスポーツ体験の一丁目一番地であることはVRやMRが普及してくるまでは揺るぎないものであるはずなので、そこをいかにドル箱に変えていくことができるかが普及や育成に繋がっ...続きを読む
  • テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか
    若い著者で新書みたいな分量の割に楽しめた。政府・放送業者・通信業者・家電メーカー・芸能プロダクション・下請け会社。複数のアクターの思惑が絡む中でテレビ局の都合がいかに尊重されてきたか、そして今後どう変化していくかが見所。
  • テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか
    わかりやすくまとまっていて、なるほどなるほどと言う感じ。

    というか、この学年にもなって、
    こういった本でなるほどなるほどとか言っていていいのかな?

    すごく不安にはなりますね。
  • テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか
     テレビ局の利権構造が簡潔にまとめられている。インターネットに参入するのをいやがるのはその利権構造が破壊されるためであると結んでいる。
     ある意味当然のことなので、もう少しつっこんでくれるといいかな。
  • テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか
    単純に面白い。なるほどそういう見方もあるのか、と。地デジvsIPTVが今後どうなっていくのか、という答は本書にはないが「放送と通信の融合」が相当難しい局面にあることがよく分かる。この業界に少しでも係わっているなら読んでおいてもいい。
  • サイバーアンダーグラウンド / ネットの闇に巣喰う人々
    ネット世界の暗部に切り込み、 周辺だけではなく実際に動いてる本人にも会って取材をした意欲作。

    自らの欲望で私腹を肥やす者もいれば、属する国家の大義を背負い暗躍する者もいる

    書籍は第一部が前者、第二部で後者を扱っている。秀逸なのは第ニ部で、 なかなか明らかにならない、国家ぐるみの暗部をえぐり出して...続きを読む
  • サイバーアンダーグラウンド / ネットの闇に巣喰う人々
    口コミは何となくヤラセのようなものもあると思ったが中国では職業として存在している。日本よりアメリカの方が一件のレビューの値段が高い。
  • なぜ2人のトップは自死を選んだのか JR北海道、腐食の系譜
    インタビューや週刊誌の記事の再編という感じで、タイトルと中身は一致していない。
    しかし、多くの方向からの証言がまとめられているので全体を俯瞰的な見るには良い本です。JR北はなぜ腐敗していったのか、時代についていけなかったのか、明確に提言されているものはありませんが、心に思うものはできるだろう。