藤井非三四のレビュー一覧
-
大東亜戦争における日本人の戦い方の傾向が現在のビジネス環境でも全く変わらないのが驚きです。しかし、こういう本を読んで確かにそうだと思いつつ、変えようと思うよりも諦めて受け入れてしまうのも全く同じ。そういう民族なのか?Posted by ブクログ
-
文系の中でもアホな私にはバケガクの素養というものが殆どないため、「鉄は鉄!」「銅は銅!」「錫は錫!」という単純な世界で生きていましたが、この本を読んで合金のなんたるかを知り、科学しゅごい...と感心しました。
用途に合わせて多種多様な合金が使えないと不味いんだが、その為にはレシピに適う材料を全...続きを読む -
・東京では、毎年2月26日は雪かみぞれ、10月10日は快晴。よって2.26や10.10のオリンピックが思い起こしやすい。Posted by ブクログ
-
兵站に力を入れないとか特攻を例とする人の無駄遣いとかいろいろな問題点を指摘。日本人の問題としているが日本が近代化が遅れている/未発達なせいなのかもとも思った。
アメリカやイギリスは近代はほぼずっと戦争を行っており失敗から学ばなければここまでの地位は築けなかったとも思う。
日本人の特性として納得する部...続きを読むPosted by ブクログ -
太平洋戦争における日本の敗因は数多くあったことはのちの歴史書や研究者による書籍、小説などからも読み取ることができる。陸海軍の不和であったりアメリカを中心とする連合国側との圧倒的な国力差など、思い浮かべたらキリがない。
本書は日本が先の大戦で敗れ去った理由を、組織、経済だけでなく、気象や日本人の気質な...続きを読むPosted by ブクログ -
近代の陸海軍戦史を元に、その日本人とその組織の在り方を分析した一冊。
えてして戦前の日本の敗因を安直に求めるものになりがちだが、そうではなく客観的に分析しようとしてる姿勢に好感が持てた。Posted by ブクログ -
第二次世界大戦で同盟を結んだドイツと日本を比較して、どこが異なっていたのか、どこが似通っていて、結局両国とも敗北への道を進んだのかを分析したもの。
新鮮な観点だったので、たいへん興味深い。
軍人の誇りという点では大いに劣っているという印象だ。
ところでローマ帝国以来の伝統を持つイタリアは、日独と比べ...続きを読むPosted by ブクログ -
当時の日本の国力、軍事力というものが、裏付けのない、いかに張り子の虎だったか、というのがよくわかる一冊。
であるがゆえに、資源獲得のために南方に進出しないといけなかったにしても、その資源を国力に結びつけるグランドデザインがなければ、短期決戦だろうと、長期持久だろうと、ただのスローガンにすぎない。
そ...続きを読むPosted by ブクログ -
太平洋戦争時の日本軍の指揮統制をつぶさに考察していく中で、そこのどこに問題があったのか?なぜそのような選択をしたのか?ということを、詳しく書き込まれている。
組織と言うものを考えさせられるとともに、この歴史自体にも非常に興味をそそられる内容だった。
惜しむらくは、自分の会社と似ている部分があってちょ...続きを読むPosted by ブクログ -
一昨日(2013.8.15)、68回目の終戦記念日を迎えました。毎年、この日に合わせて太平洋戦争を学ぶために数冊の本を読もうと決めています。今年読んだ本では、私にとっては「目からウロコ」の記憶に残る本となりました。
太平洋戦争に負けた原因として様々な解説がなされていますが、資源面では「石油」がなか...続きを読むPosted by ブクログ -
島国だから大陸国に住む国民とは性格も気質も違うだろう。宗教も西洋の様な一神教ではなく、万物に神が宿る多神教が広まった点では、何か一つの日本人気質の様なものを感じる。外部から物の流入が海によって遮られ、今あるものを大切に長く使おうとすれば、時間の経過と共に愛着心や神秘的なものを感じるのでは無いか。個を...続きを読むPosted by ブクログ