藤森治見のレビュー一覧
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どんどん加速度的に面白くなっていく物語に興奮しっぱなしでございまする。復讐というのはなんと甘美なものなのでしょうか。それは危険で身を亡ぼす類のものに違いありません。しかしどうにもその蠱惑的な香りから離れられないのです。匿名
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残酷で救いの無い話ですが、読んだ後には奇妙な爽快感が残りました。生きるというのは苦しみと汚濁にまみれることであり、人はそれ故にこそ美しいものを求める。そんな哀れさと悲しみも本作を読むと受け入れられる気がします。匿名
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復讐するは我にあり。暗く燃える炎を原動力として歩む修羅の道は、剣呑で心の平静とは程遠いものである。しかしそれによってしか彼女の魂は地に落ちるのを免れることはできないのだ。匿名
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真理を理性によって認識する観想的生活こそ人間にとって最高の生活であるはずであるのに、彼女は全く反対のことをしてしまっている。彼女の目的が達成されたとして、そのさきに幸福はあるのだろうか。問題の困難さにただ憮然となる。匿名
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人というのは魂をよりよくし正しく生きるということに幸福を感じるものである。善を知りそれを実践することが幸せであるはずなのに、しかし彼女は違う道を進む。修羅の世界の住人となった彼女に平穏が訪れることはあるのだろうか。匿名
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人を呪わば穴二つ、ましてや幾数人をも手にかけるとあっては彼女の未来に幸福というものが待っているとは決して思われない。しかし一度動き出した彼女はもはや止まることも出来ないのだろう。なんと悲しく哀れな話なのか。匿名
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人間社会の闇の犠牲者となってしまった主人公はただ己自身である為に戦うことを決意する。その道はひどく険しいものに違いないが、それでもその魂に誇りを取り戻す為に進むのだ。その姿は気高く美しいと私は思う。匿名
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復讐のための 登場人物のそれぞれの人生が 出会わなければ いけなかった 理由
接点 濃厚な サスペンスの渦が 巻きあがっています。 -
復讐の為の整形 顔を捨てたのではなく得た顔で、復讐を遂行する主人公に 応援せざるを得ない!作品の時代模様が 現実味を帯びて 全巻読破の波に 乗りそうです。
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なんとなく終わりが近いのが分かる展開ですが、今までの流れからして、もうしばらく続くのかな。早く結末を知りたいような、伏線を全部回収するまで終わらないでほしいような。
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ついに絢子さまの過去が描かれました。凄惨な虐待、頭を打って人格が変わり…。絢子さまも深見さんもその母親も…全員可哀想でつらい気持ちになりました。進司くんは癒し。
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杏一郎さんを見つけた百子さんがおっかな過ぎた。あと、進司くんは流暢に話せるのにいつまでもお母「しゃん」なの気になって、その瞬間だけ現実に引き戻されてしまう…。
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先生の過去と菜穂子さんについて描かれました。切なくて、菜穂子さんには幸せになって欲しかった…彼女が可哀想でならない。敏恵がどんどん狂気じみていく。
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絢子さまのヒミツが明かされるターンでしたね。
アタマ打って人格変わったっていう設定要るんでしょうか?
でもまだ謎があります。
ハナはともかく一目で菜穂子さんが綺麗だってわかったのはなぜなんでしょう?匿名 -
絢子の夫、あんなにアタマおかしいキャラだっだのに、急にまともな人になってきましたね。
ずるい。
そして敏恵。
サチは全くヤケド無いのに、敏恵はヤケドっていうか生皮剥がれたみたくなってる。
もう地獄の亡者みたいですね。
亡者の活躍が期待されます。匿名