井齋偉矢のレビュー一覧
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西洋医の先生が科学的に漢方を進めているという形式の本ですね。
西洋薬は症状をピンポイントで治すが、漢方薬は身体のシステムの変調を元に戻すために使う薬との事で、確かにそういう意味合いは強いと感じました。
また、漢方薬の中にも即効性が高い薬もたくさんあり、それらも紹介されているのでとても良い本だと感...続きを読むPosted by ブクログ -
新型コロナ対策としての漢方について解説した一冊(著者は日本における漢方処方の第一人者である井齋偉矢さん)。そもそも漢方は何か?といったことから、新型コロナの症状別(血栓・肺炎など)・新型コロナワクチン別の副反応・コロナ感染予防として使える漢方薬が紹介される。漢方の歴史も紹介されており、1800年前に...続きを読むPosted by ブクログ
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ちょっと興味を持ったので手に取ってみた。
漢方に持ってたイメージがちょっと変わる一方で、
「ほんまかいな」という感覚も…まあ普通の反応ですよね(笑)。
要は「ツラい症状から早く脱却したい」が大事なことなので、
選択肢が安全に増えるならいいことだと思います。
鵜呑みにしたり頭でっかちになっちゃいけない...続きを読むPosted by ブクログ -
『漢方というと,現代医学とはまったく異なる摩訶不思議な医術と思っている人も多いと思います。それはとりもなおさず,従来の漢方では,「陰陽五行説」に代表される東洋医学の難しい理論を,伝家の宝刀として振りかざしてきたからにほかなりません。』と言う切り口は、面白い。なんとなく、感じてる胡散臭さを、一気に攻め...続きを読むPosted by ブクログ
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十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)=全身の疲労困憊
葛根湯=頓服で=忙しい時の疲れ=頭が冴える。
八味地黄丸(はちみじおうがん)=足腰の弱り。スローエイジング。視力の衰え。
腰痛に午車腎気丸(ごしゃじんきがん)=2週間位。
精神面、性欲に桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)=2週間位。
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抗菌薬は病原菌を殺すだけ。炎症を鎮める力はない。
西洋薬の炎症剤は副腎皮質ホルモンとNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)だけ。
サイエンス漢方処方
漢方は超多成分系薬剤=混ぜると違う効能が出る
急性期に大量投与(2~3倍)それでも中国の処方より少ない。量は厳密でなくてもよい。
風邪=参蘇飲じん...続きを読むPosted by ブクログ -
医療系の本は読みものとして読むか、藁にもすがるかで、全然評価が変わってしまうと思うが、今回はその中間ぐらいという中途半端な状況で読んでみた。
漢方はもともと科学的な薬効を持っていたが、東洋思想が後付けされたために、わかりにくく胡散臭くなった、という。どっきり。僕は東洋思想から漢方に興味を持った...続きを読むPosted by ブクログ -
難解で摩訶不思議な理論が障壁となっていて、本来は有用な漢方薬をサイエンスの観点で処方しよう、という考えを述べた本。一般向けよりは、やや専門的でしょうか。
医療に対して完全な素人だと、自分の症状も誤解しそうなので、巻末に載っている医師リストの先生に伺ってみるといいかもしれません。
前半は、漢方薬とは...続きを読むPosted by ブクログ