スティーヴンソンのレビュー一覧

  • 小学館ジュニア文庫 世界名作シリーズ フランダースの犬
    なぜ今になってこの本を読みたいと思ったかというと、

    ①フランダースはベルギー(大陸ヨーロッパ)のお話なのに、作者ウィーダはイギリス人だったという衝撃

    ②主人公ネロはルーベンスの絵を見て死んだという事実を聞き、美術好きの自分としてはその経緯を見ておきたいと思ったから。

    結末はなんとなく知っている...続きを読む
  • 新訳 ジキル博士とハイド氏
    ジキルとハイドというと、善良な建前と醜悪な本音の対比
    というイメージだったが、そんなに単純ではないようだ。
    一方は長年の抑圧から解放された純粋な悪、もう一方は善悪を併せ持つ複合体。きっかけは享楽への欲望だったはずなのに、残忍で凶悪な行動をエスカレートさせていくハイド。しだいにハイドに身体を乗っ取られ...続きを読む
  • 小学館ジュニア文庫 世界名作シリーズ 小公女セーラ
    小学生ぶりに読みました。登場人物の描写であるセリフや仕草が細かく設定されており、引き込まれる大好きな作品です。

    財産がなくなったとたんに態度を変えるミンチン先生はどんなことを考えているのか考えながら読みました。
    大学生になってから小学生時代に読んだ本を読み返すととても面白いです。
  • 新訳 ジキル博士とハイド氏
    この時代のイギリスに興味がありまたタイトルだけ知っているなと思っていたので読んでみた。
    解説を読んで男色云々の話を知って驚いた。長い話ではないのでこれを踏まえて再読したい。
  • 新訳 ジキル博士とハイド氏
    以前も数回読んだことがある。
    善と悪のバランス・理想や抑圧・社会的な顔と人間としての顔。
    様々な要素が絡んでいる。
    結局、ジキルそのものが利己的なように読める。
    決して「ジキルが善」として描かれていないところが、ミソな気がする。
    人当たりは良いけれど、彼の言動には身勝手なところがある。
    何度読んでも...続きを読む
  • 新訳 ジキル博士とハイド氏
    洋書を読むことがあまり得意ではない私でも読み切ることができました。
    かなり短いですが、二重人格を題材にした怪奇小説ということでとても面白かったです。
    この小説が由来で、ドラえもんには服用した人間の性格が逆転する、ジキルハイドという道具があります。
  • 新訳 ジキル博士とハイド氏
    非常に有名な作品。○○○○ものの代表的な作品ですね。
    オチは分かってはいたものの、単純にストーリーが面白く、ページ数も少ないので、一気に読めた。
    ミステリとしてもSFとしても読めて、自分の好みに合いました。
  • 新訳 ジキル博士とハイド氏
    再読本。
    理性のジーキル博士と、獣のハイド氏。人間誰しもハイド氏を内に秘めている。それを理性が覆い隠しているのだろう。
    作中のジーキル博士は長年自分の中にある獣を隠し続けてきたが、あることがきっかけでできなくなったしまった。さらに悲劇なのは、その獣が勝手に育ち、理性の自分を覆い隠すようになったことだ...続きを読む
  • 新訳 ジキル博士とハイド氏
    表紙の佳嶋さんのイラストに惹かれたのと、前から読みたいと思っていた作品だったので購入!

    ジキルとハイドが二重人格者なのは知っていたけれど、まさか容姿ごと変わるとは…最後のジキル博士の手紙での告白による心の葛藤が読んでいて色々と考えさせられた。誰だって心の中では善と悪が鬩ぎ合っている、それとどう付き...続きを読む
  • 新訳 ジキル博士とハイド氏
    オチは軽く知ってたせいか、どうやってバレるんかが気になりながら読んだ作品。
    オチ知らんかったら途中でよう分からんってやめてたかもなので、それはそれで良かったと思う。
  • 新訳 ジキル博士とハイド氏
    善のままで生きたいという気持ちと、自分を抑えずに自由に生きたいという気持ちはどちらもある。
    そして、それぞれの性格に異なる外見を与えて、さも別人のように仕立ててしまったのが面白い。
    最後の告白文には共感する。

    訳者あとがきで、男色の話だと書いてあったが、自分は全く気づかなかったので、時間がある時に...続きを読む
  • 新訳 ジキル博士とハイド氏
    ミュージカルを観てそういえば原作を読んだことないなと気づき読んでみることに。まず本自体の薄さにびっくりし、登場人物も10人に満たないくらいのとても短編。舞台上ではエマやルーシー、殺された理事会のメンバーなどのキャラクターがいるが、この中で原作に登場するのはカルー卿(しかも殺されるだけ)のみ。
    今でこ...続きを読む
  • 新訳 ジキル博士とハイド氏
    有名な話だとは知っていたものの今の今まで読んだ事がなく、とあるノベルゲームから興味を持って読んでみた。

    軽く調べただけで思い切りネタバレを食らったため、面白さは半減したと思う。
    何も知らずに読めばもっと夢中になっていた事だろう。

    訳者のあとがきは少し余計に思えなくもない。
    まさか男○の話だとは、...続きを読む