津村節子のレビュー一覧

  • 掌篇歳時記 春夏
    季節の生江を表す二十四節気七十二候のうち春から夏の十二の候を題にして、十二人の作家の掌編集。
    七十二候のとらえかたが様々で、面白い。
  • 掌篇歳時記 春夏
    村田沙耶香さんがやっぱ面白かった。どうやったらこんな不思議で面白いこと思いつくんだろう。
    私は野生に返るといって家を出た姉と、女3人で暮らし人工授精で子どもを持とうとしている妹の話。ぽうという声。
    村田さんの作品が読めたので大満足です。
  • 掌篇歳時記 春夏
    二十四節気、七十二候テーマの12作。
    日々の変化や季節の移ろいを表す、その言葉の意味の楽しさにはっとする瞬間。
    流されるままの同じ日々だと見誤っているわたしへの気づきになればいいな。
  • 掌篇歳時記 春夏
    12人の作家さんが旧暦の七十二候をテーマに執筆した小説集。春夏編。
    気になる作家さんが書いているので読んでみたかったのです。それに12人! 豪華執筆陣。装丁も綺麗ね。季節を表す言葉、日々の生活で変化を感じたこと、素敵で、自分の生活も日々に流されるだけでなく、自然の声に目を向けたくなりました。それぞれ...続きを読む
  • 三陸の海
    子どもたちが小さい頃は夏の旅行でよく三陸に行った。田野畑村には行ったことがなかったが、三陸の美しい海の景観を今も思い浮かべることができる。同じ東北に暮らしながら大震災以降未だに行く事が出来ずにいる。地震や津波が怖いわけではない。たぶん多くの人が亡くなった事を直視することが怖いのだろう。しかしそろそろ...続きを読む
  • 紅梅
    吉村昭と津村節子がどのように死に向かって対応していくのか、淡々とした描写の中で色々考えさせられるものがあった。
    癌の宣告をうけた時、治療の時、最後の時、吉村昭の立場、津村節子の立場、子供の立場、色々な場面で自分ならどうするか?これが出来るだろうか?こうなってしまうのだろうか?と考えさせられた。
  • 智恵子飛ぶ
    このふたりのことを知ったのは寺山修司「さかさま文学史黒髪篇」だった。
    だから高村光太郎にはいい印象を持っていなかった。
    また風貌から幼児的な父のイメージを持っていたらしい。
    だがこの本を読んで知ったのは、むしろ光太郎は父に負い目を感じ続けた息子であって、
    智恵子を抑圧したというよりは智恵子を芸術家の...続きを読む
  • 智恵子飛ぶ
    光太郎と智恵子の物語を読む。
    千恵子が、頭がおかしくなったと
    言うことはしっていたが、どのような要因で、
    そうなったのかは、知らなかった。

    少なくとも、芸術家同士が、
    一緒に生活すると言うことは、やはり大変なこと
    だったんだということがわかった。
    ただ、それは、芸術家だから大変だということでない、...続きを読む
  • 女

    読後感が、、、

    後味が悪い作品が多かった。しかも最初の数ページです結末がわかってしまうので読み進める意欲が失われてしまう。期待して購入した分残念でした。