北嶋廣敏のレビュー一覧

  • 植物は動けないけど強い したたかに生きる草木の処世術

    綺麗事なしな世界

    植物の世界に関しては、弱肉強食というよりも風林火山という言葉が似合う。
    食われてもタダではおかない。利用できるものはキッチリ利用する。そんな植物の在り方に驚き、勇気づけられるものがある。それに比べれば、人間はまだまだ辛抱も協力も工夫(進化?)も足りないなぁ。
  • 字源の謎を解く
    読書記録です。

    知れば誰かに教えたくなる、とおびにありましたが、難しすぎて教えられない「みなもと」が多すぎる!
    漢字一文字の字源なので、やはり中国の故事や習わし関係が多く、意外すぎて現在の漢字(意味)の使い方とは程遠くて…漢字がニガテな子に、漢字そのものの意味がわかれば思い出しやすいかな~と思って...続きを読む
  • 字源の謎を解く
    これも決定的な証拠が出ることはほとんどないだろうから、諸説あるのは最後までミステリーのまま終わるのだろうなと思うと、嬉しくもあり悲しくもあり。

    大きく拠っている白川説って、今では結構否定されているんじゃないかったっけ?
  • 珍名いきもの124 誰かに話したくなる
    「タツノイトコ」。決して書き誤りではない。れっきとした海水魚の正式名。「タツノハトコ」までいる。「ションベンタレ」「オジサン」「マンビキ」「オモイガケナイマイマイ」「エッチガニ」「ウルトラマンボヤ」「ママコノシリヌグイ」「ヘソクリ」「キソウテンガイ」「ナンジャモンジャ」・・・・全部、いきものの名前。...続きを読む
  • 二字漢字の謎を解く 親を切ると書いてなぜ「親切」
    遺憾 「思い通りにいかないで、心残りな事。残念。またそのような感じ。」政治家が良く用いる言葉だがすみません、もうしわけありませんといった意味はないのである。
    裏目 さいころの反対側の目のこと。一の裏は六(半(奇数)が丁(偶数)で出た)
    大童 武士が戦場で激しく動き回ったりすると、髪が乱れ、ざんばら髪...続きを読む
  • 二字漢字の謎を解く 親を切ると書いてなぜ「親切」
     文字通り解釈するとその意味にはならないものを中心に220語解説。余り知られていない意味のほうが使われていたり、元々は字面の意味だったが転じて現在の意味になったりと様々な理由があることが分かった。中国の古典、仏教由来の語が多いが、当て字や一字だと座りが悪いから二字にした、というものも結構あって意外だ...続きを読む