アーロン・エルキンズのレビュー一覧

  • 古い骨
    このコミュで初めて知った作家さん。骨を手がかりにして謎を解いていくスケルトン探偵ギデオンが北フランスで名推理を見せている。第二次世界大戦時のレジスタンスの闘士や遺言状、事故、毒殺などさまざまに入り乱れて楽しめる。他のシリーズ本も読んでみたい。
  • 古い骨
    レジスタンスの英雄。集められた親族。不慮の死。なんだか横溝正史を髣髴とさせる作品。
    それがありきたりで終わらなかったのはスケルトン探偵と呼ばれる人類学教授の存在。
    地下室で見つかった古い骨や昔のレントゲン写真から事件の謎を解いていく。それが二転三転するのはご愛嬌。
    主人公である彼が完璧な人間ではない...続きを読む
  • 骨の城
    スケルトン探偵ギデオン・オリヴァー・シリーズ第13作。アメリカ、モンタナ州のキャンプ場で灰色熊が襲来。その3年後、舞台はイギリスのシリー諸島。妻のジュリーが環境会議に参加するので、そのお供でやってきたオリヴァー。会場の古城付近で発見された人骨の調査を依頼されたことをきっかけに、事件に巻き込まれる。シ...続きを読む
  • 水底の骨
    <スケルトン探偵>ことギデオン・オリバーのシリーズ。
    ワシントン大学の人類学の教授で、人体の骨の特徴から年齢・性別・体格などなどを割り出すという考古学みたいなものが専門のアマチュア探偵ものです。エルキンズが骨格人類学者だったそうで、すごく専門的で緻密だけれど素人もついていける丁寧な解説と推理で読ませ...続きを読む
  • 水底の骨
    特に、ストーリー性に、珍しいところもなく、普通といったところだろうか。結末も、だいたい予想できたし、大どんでん返しも待ってはいない。面白かったのは、最後にトーケルがが登場して語るところだろう。
  • 洞窟の骨
    フランスのドルトーニュの旧石器時代の洞窟から発見された人骨は、現代のものだった。考古学者の捏造事件とからまった謎をギデオンは愛妻ジュリーとともに追う。これは、なかなか読ませる作品でした。地元警察のジョリ警部、監察医のルーシーヨなど、魅力的な登場人物の存在も良かったです。「ミステリアス・プレス文庫」レ...続きを読む
  • 骨の島
    アーロン・エルキンズのスケルトン探偵シリーズ第11作。イタリアの貴族の血脈をめぐる物語。最新作に続いて読みましたが、二作とも真相が明らかになる場面が比較的あっさりしているように思いました。かつての作品はどうだったかな?
  • 古い骨
    キデオンは本人の意思に反してスケルトン探偵と呼ばれる。彼は骨から推理するのだ!スケルトン探偵の一作目。本人はただの骨フェチなんだけど、芸は身を助けるというか、事件の渦中に引きずり込まれてます。
  • 骨の島
    この作家の作品は初めて読みました。元貴族のドロドロしたところは日本向きかも。「骨」に注目するのも面白いし、ちょっと最初から筋が予想できるのを差し引いても充分楽しめます。
  • 古い骨
    複雑な家系、一族間の固執、遺言状、過去の惨劇と私が好きな横溝正史の世界に通じるものがありました。

    それにしても骨が専門分野の探偵って珍しいんじゃないですかね?