アーロン・エルキンズのレビュー一覧

  • 古い骨
    怪しげな容疑者満載の、オーソドックスなミステリーだけど、所々でひねりが効いていて楽しく読めた。

    スケルトン(骨)探偵と称される主人公の推理が冴える。骨からわかる意外な事実に、中盤は興奮!
    彼の穏やかな感じが好ましく、周りを取り囲むキャラクターもあたたかな雰囲気で癒された。

    それにしてもモン・サン...続きを読む
  • 水底の骨
    始めましての作家さん。
    形質人類学教授のギデオン・オリヴァーが、
    遺骨に隠された犯罪の真実を暴き出す
    「スケルトン探偵」シリーズ第12弾。
    様々な仮説が二転三転して、先が知りたい一心で
    ジタバタしながら読みました。
    犯人も本当に最後までわからないんだもの、
    このジレッタサったらないわぁ~。
    どうやら...続きを読む
  • 古い骨
    事故死した老富豪の屋敷から見つかった古い人骨。そして親族に毒が盛られ…。誰の人骨?なぜ今殺人が?そこへ人類学者ギデオンオリヴァーの名推理。コツコツと謎の糸が解されていく。かなり地味なミステリである。笑えるわけでもなく胸がすくわけでもない。ワクワクドキドキを求める私のリズムには全く合わないがMWA受賞...続きを読む
  • 洞窟の骨
    キャラクターに魅力があるとそれだけで作者の勝ちは決まったものである。私の場合はそれに文体が加わってくるのだがこのギデオン・オリヴァーシリーズ、いやアーロン・エルキンズ一連の作品群の醸し出す独特のユーモアとウィットに溢れた作品は本当に毎回心地よく愉しませてくれる。
    またミステリを読む楽しみの1つに自分...続きを読む
  • 古い骨
    冒頭でロシュボン館の当主がモン・サン・ミッシェルを望む干潟で溺死する描写から始まり、当主によって招集された近親者に遺言の内容が伝えられる場面、ロシュボン館の地下工事で発掘された白骨の謎、第二次世界大戦中に起きた出来事、スケルトン探偵ギデオンによる白骨の分析とそれに基づく考察、近親者一人の毒殺事件の発...続きを読む
  • 楽園の骨
    スケルトン探偵、ギデオン・オリヴァーシリーズの第8弾。

    今度はタヒチが舞台。
    コーヒー農園で起こる不審な事件。物置の屋根が落ちたり、ジープが転倒したりと続いたが、今度は娘婿が不審な死を遂げる。
    その真相を調べるために、コーヒー農園の持ち主ニックの甥、FBI捜査官ジョンの頼みでギデオンはタヒチへ向...続きを読む
  • 葡萄園の骨
    イタリアが舞台。面白くてサクサク読めるんだけど、さすがにマンネリ感が。ミステリとしてと言うより、いつものキャラクターが外国で食べたり飲んだり、たまに骨の鑑定したりするグルメ小説と思えば満足。さすがのイタリアで、出てくる料理が美味しそうだったよ。
  • 洞窟の骨
    舞台はフランス。ジョリ警部再登場。
    ヨーロッパ旅行の直前にフランスから電話。骨につられてプラン変更したギデオンと嫁はネアンデルタールとクロマニヨンの論争渦巻くフランスのレゼジーへ。
    ちょっとマンネリ気味なのは仕方ないのか、ミステリ部分は目新しさはなかった。
    でもガイドブック的な面白さはやっぱり健在。...続きを読む
  • 呪い!
    昨今では「新本格」だなんだかんだと推理小説の形態が変わってしまった(と感じるのは私だけかな?)。
    それはそれなりに面白いし、私はその存在を否定的には考えていない。
    そもそも「ミステリ」というジャンルの幅は底知れず、下手すると純文学だってミステリなんだから。
    これはあくまでも私の定義ですので、あしから...続きを読む
  • 古い骨
    人類学博士が骨を鑑定して事件を解決する。海外ドラマ「ボーンズ」のような設定のミステリ。
    時代は80年代なので携帯もなく程よくのんびり感があって良いです。

    アメリカ人の人類学博士がフランスの研修会の講義にやって来て、そこで知人の家族に関する事件に遭遇します。
    実際にあるのかわかりませんが、すごく美味...続きを読む
  • 古い骨
    有名だけれども、なんだか読む気になれなかった作家の一人でした。はまってしまう自分が怖い~と思っていたんですね~。
    いや~、もっと早く読んでおけばよかった!とマジで後悔。
    おもしろかった!シリーズの続きが読みたくてウズウズ状態です。

    出だしから興味をそそられました。場所はモン・サン・ミシェル湾。
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  • 断崖の骨
    前作で出会ったジュリーと結婚し、イギリス南西部に新婚旅行にやって来た「スケルトン探偵」こと形質人類学者のギデオン・オリヴァー教授は、旧友の発掘現場を訪れ、そこで事件に巻き込まれてしまいます。

    うーん、話としては悪くないと思います。でも何というか引きつける物がない。好みの問題かもしれませんが、淡々と...続きを読む
  • 骨の城
    スケルトン探偵シリーズ

    グリズリーに食い殺されたカナダ人夫妻。その被害者を批判したエドガー・ヴィリャレアル。その後彼自身も行方不明になった後にグリズリーに食い殺される。ギデオン・オリヴァーの妻ジュリーが参加する環境シンポジウム。このシンポジウムに前回参加していたエドガー。その席でピート・ウィリアム...続きを読む
  • 騙す骨
    相変わらずの安定感。
    ちょっと物足りないけど安心して読めます・・・
    しかし愛妻ジュリーにメロメロになる描写、いらなくね?
  • 騙す骨
    スケルトン探偵シリーズの16作目です。最近は読むのが苦痛だったのですが、この作品は読みやすかったです。
    農場の話がつまらなくて、とばして読んでいたのですが。結構重要な伏線だったことが、結末に近づくにつれて発覚。しっかり読んでおけばよかったと反省。
    どんでん返しな結末もよかったです。
  • 騙す骨
    ここ数年は本格テイストに加えて、旅情ミステリの趣もあるこのシリーズ。スケルトン探偵ギデオン・オリヴァー先生は、愛妻ジュリーのメキシコの親戚の家でも、眠れる殺人事件に遭遇するのでありました…。今回の事件の真相は、過去の作品の焼き直しっぽい感じでしたが、主軸となるのは骨の鑑定であり、そこから導かれる推論...続きを読む
  • 原始の骨
      タイトルだけでは読んだのか良くわからなくなってきた!
    デギオンがあちらこちらに旅をしては事件に巻き込まれている火サスのようなシリーズに。。。
    日本にも来ないかと期待。

     今回はけっこう早くからなんとなく話が見えてきてしまい、残念。
    それでもデギオンの推理は楽しく、面白い。
    ジュリーもいいね。い...続きを読む
  • 呪い!
    スケルトン探偵は失礼ながら真新しさはあまりないけど、安心して読めるシリーズだ。あとやっぱり鑑定時のギデオンのうんちくが楽しい。
  • 密林の骨
    クライマックスなしに物語の緊張がほどけていってしまう。えええ、これで終わりかあ…というのが読後の率直な感想である。途中までまあまあ読ませるだけに、がっかりポイントが高い。以前の作品はおもしろかったのに。
  • 暗い森
    ミステリー月間。

    暗い森。

    骨の専門家が見つかった遺体の骨から事件を紡ぐストーリー。

    話の展開に、ハリウッドっぽいかんじが織り交ざっていて
    これが好き嫌いわかれるとこかなと思います。

    美人の女性といいかんじになるっていうあれ。

    なんかそれが陳腐さをかもしたけど、、、まぁ好き好きですかね。
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