小阪修平のレビュー一覧

  • 思想としての全共闘世代
    全共闘運動とは何だったのかがよく分かる。歴史、目的、党派の違い。
    革マル、中核、ブント、三派全学連、赤軍などの違いが分からない人ほど読む価値がある。
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで
    非常にわかりやすく、面白い。ただ、ある程度哲学の語彙がないと厳しいかも。

    専門書への架け橋的印象。まあ専門書読むのは専門家の仕事だし。

    他の本ではあまり扱われないデリダやドゥルーズ=ガタリ、ロラン=バルトの思想なども扱っていて、勉強になった。

    もちろん構造主義にもしっかり触れていて、その説明は...続きを読む
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで
    その名の通りです。読んで思ったのは「そうだったのか!」の連続で。これほどわかりやすく現代思想についてまとまっている本もそうないと思う。普通にハイデガーとかドゥルーズとか読むとどつぼにはまってしまって、ポカーンの連続になって、全然ページが進まないけれど、この人の語り口で咀嚼されたものを読むと、非常にわ...続きを読む
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで
    現代思想における流れを簡潔に説明している。
    本書で解説されて気になった哲学者や思想家について更に調べてみようと思う。
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで
    2015.01.20 哲学から思想へ、相対主義を超えてと言う流れが理解できたが、簡単とはいえ私にはなかなか難解でほとんど理解できていないのではないか?でも興味深いので不思議だ。
  • 思想としての全共闘世代
    [ 内容 ]
    団塊(全共闘)世代と言われる人たちがまもなく定年を迎える。
    社会変革を夢見て活動し、その後、高度成長期を走り抜け、戦後の一時代を切り拓いた全共闘世代とは、何者だったのか。
    そして全共闘運動とはいったい何だったのか?
    個人的経験から語りはじめ、この世代の意味を思想としてとらえなおす、同世...続きを読む
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで
    小阪 修平さんという在野の思想家の方の、朝日カルチャーセンターの講義録ですが、明快でわかりやすいです。今まで読んだ現代思想の本の中で一番わかりやすいです。特に所々、構造を図示しているのが良いです。

    例えば、P.98に出てくる図7。知、自我、という丸があり、その外部に無意識、生、私、歴史、という矢印...続きを読む
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで
    現代思想の流れが展望できる一冊。口語調で分かりやすい書き方をされているので、抵抗なくすんなり読めてしまいます。話がいろいろ変わるので、何の話かこんがらがる部分もありますが純粋に読み物として楽しめます。
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで
    現代思想が難解なのは、現代に生きる私たちの直面する問題に直接かかわりがあるからだ。それは、絶対的な価値基準がない『相対主義』の問題である。
  • 思想としての全共闘世代
    たまたまバイト先で『そうだったのか現代思想』と同じ著者の本を見つけたので手に取ったところ、2連勤のバイトのうちに読み終わった。『そうだったのか・・・』より断然、おもしろかった。リンクするところも多く理解しやすい。90年代以降の私にもある程度なじみのある状況が、60年代からの延長であることが、理解でき...続きを読む
  • 思想としての全共闘世代
    全共闘の私さがし。正規の議決機関なき全共闘は責任の所在不明で、原則的主張を繰り返すしか手立てを持たないゆえ妥協できない組織であり、その為状況のなかにのみこまれた。社会関係の中での自分の具体的在り方を問題に始まった闘争は、革命兵士たる個々の自覚や行動の問題に変質していった。自明性を疑いながら自己憐憫に...続きを読む
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで
    フランス現代思想の主要な思想家たちをとりあげてわかりやすく解説している本です。

    ヘーゲルで頂点を極めた近代思想は、主体・言葉・真理が一致するはずだという発想に根ざしていました。こうした主体中心主義、あるいはロゴス中心主義への異議申し立てが、現代思想の主要モティーフとなっています。現代思想の源流とな...続きを読む
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで
    講義録なので仕方ないが、思想入門には入りやすいかもしれない。が、その割に歴史的に順序が入れ替わっていたり、知らないと分かりづらいこともチラホラ登場するので、これ一冊で「分かった!」とは到底なれない。これを出発点に自分から勉強するしかない。むしろ既知の思想家については、良くも悪くも復習になったり、豆知...続きを読む
  • 思想としての全共闘世代
    結果よりも今何をおかしいと感じているかといった発想が全共闘の出発点。討論という形で問いかけの輪を広げるが、最終的基準は個人の選択におく。

    団塊世代の基本的な考え方、思想、ひとつの時代。
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで
    そういえば、デリダの「脱構築」とかってよく聞く割には意味が分かっていないなぁと感じて新書コーナーにでんと積まれていたのを手に取った一冊。
    著者曰く「市民のための語りおろし現代思想」ということだそうだけれど、なるほど文体は講義調で比較的平易な言葉が使われているにも関わらず、あまり説明がうまくない(あく...続きを読む
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで
    やるおで知ったんですけどねwwww
    こういうのに興味あるなら面白く読めるはず
    専門書を読んでみようかなーって気になった
    なっただけです

    個人的にはソシュールと最後の相対主義の章が特に面白かった
    経験則ってそのまま哲学になりがちですよね

    講義をそのまま文字に起こしたので
    読んでてわか...続きを読む
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで
    <メモ>
    ヘーゲルを境とするそれまでの哲学に対して、ニーチェ、フロイト、ソシュールを三大源流とする現代思想。現代思想の流れ全体を追う内容。現代思想の大まかな全体像がつかめる。登場人物はニーチェ、フロイト、ソシュール、ハイデガー、サルトル、レヴィ=ストロース、デリダ、バルト、ボードリヤール、フーコーな...続きを読む
  • 思想としての全共闘世代
    なんか映像とかでちらっとみる印象とは違う全共闘。もう少し冷静に見てみると、行動とはまた別の思想や、多くは思想ともいえない「雰囲気」も漂っていたのだろうと思った。ただ僕は、なぜ彼らが行動をし、僕ら世代はしないのかということが知りたかった。別にそうさせるほどの問題が目の前にないとは思わない。そういう意味...続きを読む
  • 思想としての全共闘世代
    全共闘に関する本って、やたら深くて(マニアック)全体を理解するのが困難だったけど、この本は非常にわかりやすく説明がしてあるので良いです。
    時代の流れ、思想、個人誌全部つまってる
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで
    正直、わかったようなわからないような。確かに平易に説明しようとはしている。現代思想の外枠だけを掴むのにはいいかもしれない。結論だけ取ってしまうのが私の欠点かもしれないが、この本を自分なりに解釈し、結論を導くとすると、「どうやって繋がるか」というのが根底にいつもある“もんだい”である、ということだろう...続きを読む