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それは完全犯罪のはずだった―妻の実家の財産を狙う張東昇は、登山に連れ出した義父母を事故に見せかけて殺すことに成功する。だがその光景を偶然朱朝陽たちのカメラがとらえていた。彼らはある事情から、自分たちの将来のために張東昇を脅迫して大金を得ようと画策するが……。殺人犯と子供たちの虚々実々の駆け引きの果てに待ち受ける、読む者の胸を抉る結末とは?中国で社会現象を巻き起こしたドラマ化原作小説。
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Posted by ブクログ
少年犯罪なのに本格的な殺人事件で終わる展開が面白かった。子供なのにこうも残酷な展開に持っていけるのかと。悪童たちではなく悪童人で終わりましたね。
CL 2021.9.9-2021.9.10 とてつもなく嫌な話なのに、読ませるので途中で止めることができない。どうしてもラストが気になるじゃないか。 おそろしく賢く、おそろしく非情。 どの登場人物にも感情移入できないのに、面白かった!
「悪童たち」と言う題では安易過ぎるような複雑な事件が繰り返されていき、その度に、ええっ!と叫びながらの読書。社会情勢も上手く絡められていて後を引く不気味な終わり方だった。
現代中国エンターテイメント小説。中国ではドラマ化もされ、作中のセリフが流行語になるなどして大ヒットした小説だそうで、確かに一気に読ませる面白さは持っている。が、人が殺され過ぎて現実味がなく、一昔前の小説といった印象。
主人公が勝ち残って、お金も手に入れ、これからの人生は安泰になるだろうけど 本当に欲しかったものは何一つ手に入らず、全て自分の手で壊してしまい、ラスト1人で歩いてる所が虚しくて悲しい(´;ω;`) この本は厳良のシリーズ2作目らしい けど厳良はたまに様子を見に来るぐらいで、重要なことはしないから気...続きを読むにしなくて良かった。
おもしろくて一気読み。『三体』と同じく全体的に多少ガバくても、設定と勢いで読ませるスケールの大きさに中華みを感じました。 ほぼ本当のことの中に一滴嘘を混ぜるのが巧みな嘘吐きだということが嫌というほどわかるけど、顛末がわかってしまっている読者にとっては、さすがに日記のくだりはだるかったかなと思いました...続きを読む。
本当に面白かった。朱朝陽がまさかそこまで展開を読んで用意周到に準備をしていたのかという恐ろしさが存在した。最初は優等生であった人間がここまでのことをやってのけるのはある意味凄すぎる。また、事件の背景には中国社会の闇の部分が映し出されており、陰鬱な気持ちになった。
下巻になって一気に展開が進み、なかなか面白かった。 彼はいつからこの計画を練っていたのだろうか? ちょっと最後は少しイヤミス。 探偵?の数学教授は最初と最後にちょっと出て、ちょっと推理するだけだが、きちんと活躍するものもあるみたい。 その他の作品も読んでみようかな。
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悪童たち
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