死にかた論(新潮選書)

死にかた論(新潮選書)

1,540円 (税込)

7pt

3.7

七十歳を過ぎた稀代の思想家が、自らのこととして死と向き合った。欧米の「生命尊重主義」では、とてもじゃないが穏やかに死ねない。ヒントは古からの日本人の死生観にあるにちがいない。自然信仰を探り、日本仏教の「死と生」の関係を見る。西洋とは全く違う「死にかた」を知った時、私たちは少しばかり安心して旅立てる。

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死にかた論(新潮選書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人生の後半戦に突入した自分の今後を考える参考になれば、と思い手に取る。著者が冒頭で述べている通り、「これ」という結論が容易に出せる問いではないが、末尾で述べている通り、解を模索する試行錯誤の過程を辿ることで、いろいろと考えさせられた。
    西洋的な近代合理主義では、二律背反となってしまう「死に方の自己決

    0
    2022年01月25日

    Posted by ブクログ

    佐伯啓思(1949年~)は、東大経済学部卒、東大大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、滋賀大学経済学部教授、京大大学院人間・環境学研究科教授等を経て、京大名誉教授。京大こころの未来研究センター特任教授。専攻は社会経済学、社会思想史。一般向けを含めて多数の著書あり。
    本書は、月刊誌『新潮45』に連載

    0
    2021年06月22日

    Posted by ブクログ

    西欧と日本の「死生観」を対比した論考が興味深い。

    仏教にかなり立ち入った後半は少々重たいので、ここでしんどくなったら、最後の章まで飛ばして読んでもよいと思う。

    「結論」や「正解」は書かれていないが、著者の巡らす思いには共感できるところが多い。

    0
    2024年05月13日

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