本日も晴天なり 鉄砲同心つつじ暦

本日も晴天なり 鉄砲同心つつじ暦

1,925円 (税込)

9pt

3.8

時は幕末。江戸城下、大久保の地。長く泰平の世が続き、代々この地を守ってきた鉄砲同心たちは火薬の原料を転用したつつじ栽培の内職に励み、時季には美しい花々を求めて多くの人が集まる江戸名所となっていた。礫家は鉄砲同心の御役に固執する頑固者の老父・徳右衛門、つつじ作りに類まれな才を発揮する息子・丈一郎、物忘れが多くなってきた祖母・登代乃、温和な母・広江、勝気な嫁・みどり、生真面目な孫・市松の六人暮らし。喧嘩も笑いも絶えない一家が大小様々な事件に巻き込まれて――。温かな“お江戸家族小説”。

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本日も晴天なり 鉄砲同心つつじ暦 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年04月19日

    著者の作品はこれで4冊なるかな、作風に魅せられて今回も早速買い求めた。やはり期待通りでした。女性ならでわの作品だ。つつじ科は今では50種以上ある様だ。つつじの花は今が旬だ!馴染みの名前と花々を思い描きながら楽しく読んだ、ありがとう

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月20日

    武士の内職といえば傘貼りしか知らなかったです…しかもそれは浪人がするものであって、例え小禄でも扶持持ちはせいぜいやって自家菜園くらいかと思ってました(^^;) それがよもやのツツジ栽培!ツツジにもそんなに品種があろうとは…色々と目からウロコです(笑) まぁ内容は表紙の雰囲気どおり、お江戸ファミリーも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年07月21日

    新宿区百人町には、鉄砲稲荷さんがあります。相馬の鉄砲隊さんも来てくれて、お祭りでは、鉄砲の轟音が響きわたっていました。
    そう、この地で笑ったり、悩んだり
    困ったり、助けられたり助けたり、人々の生活の延長に今があるんだなぁ。と思いました

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    Posted by ブクログ 2022年04月14日

    梶さんといえば、『一朝の夢』、『御薬園同心』等・・といった数々の“植物×武士”ものを書かれていますが、本書もそれ系のお話。
    つつじ栽培に励む鉄砲同心の一家の物語、連作6話が収録されています。

    江戸・大久保に住む鉄砲同心たちにとって、つつじ栽培は生計の要となる内職との事。何でも火薬の材料が肥料になる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年06月29日

    ピンクや紅色、グラデーションの鮮やかな
    つつじが咲き誇るつつじ畑の中で、
    ちょっとした出来事や事件が起こっている、
    そんな情景が浮かぶ、
    江戸時代のある鉄砲同心一家のお話でした。

    剣呑な雰囲気が漂う事件が起こっても、
    礫家のやりとりが笑えてきて、
    最後は一家の絆と
    たくさんのキレイなつつじが印象に...続きを読む

    0

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