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Posted by ブクログ 2024年02月27日
めちゃ、良かった!
根底にあるテーマは「許し」
だと感じた。悪事をはたらいた人も
事情があって、許し合うことで、最後は
みんなが、ひとつの情景に溶け込むような美しいラスト。ウミホタルは
読者の心の中で、光るかのごとく。
頭の中に
登場人物や風景が
自然とうかんで、
なんだか香りや風や
光や影まで...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月25日
一章ずつに分かれているけどストーリーは時間軸を変えながらすべてが繋がっている。
なんか不思議な構造だなぁと思いながらも、それぞれの人生、その人たちの生きた時代を追体験していく感じで読みました。
誰の人生でも、こういうことが起こっているんだとは思うけど、改めて物語として読むと、すごいなー。
奇跡とい...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月22日
第一章 心中花 Shin-chu-ka
第二章 口笛鳥 Kuchibue-dori
第三章 無常風 Tsune-naki-kaze
エピローグ 待宵月 Matsuyoi-no-tsuki
それぞれに別の物語なのに、少しずつ関係がある。もしもの分岐点が数知れずあって、今の状態になっているの...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月21日
道尾秀介作品の、様々な色の謎と不安と情景が少しずつ絡み合って糸になり、それが最後にはモザイクアートのように浮かび上がる…そんな展開が大好きだ。
世界観に没頭してしまうので、次の日休みの夜に一気読みが理想。
ぼやけていたものが鮮明になっていく心地良さは本当に癖になる。眠かったはずなのに目が冴える。時間...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月22日
一言で言い表すなら『偶然が偶然を呼んだ物語』であると感じる
母親の遺影を取りに行く少女
母親のずいぶん前の恋物語
そこでの青年とのやりとり、青年に起こった悲劇、隠された思い
転校してきた小学生とその友達
自身の母親といつか恋をした青年との出会い
もうさまざまな偶然が重なってこの結末になったとしか思え...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月03日
世間は狭いということ、
そしてバタフライエフェクトの力を思い知った一作
自分が何気なくついた嘘が
良くも悪くも他人の行動に影響する
優しい嘘は人を守ると思っていたが本当にその優しさは他人の為であるか考えるべきだと思う。自分を守る為ではないのか?
自ら起こす行動1つ1つに必ず意味があり
その結果今があ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月14日
「好きとは言えないのに読んでしまう作家」のうちのひとりが道尾秀介なのですが、本作を読むと、私やっぱり彼が好きなのかもしれないと思うのでした。
裏表紙から想像したのは、ちょっとオカルトの入ったミステリー。遺影専門の写真館が舞台で、死んだはずの人が写っているとなればそう思いませんか。
だけどちがった...続きを読む
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