蒼き山嶺

蒼き山嶺

825円 (税込)

4pt

山岳ガイドの得丸志郎は、白馬岳で大学山岳部の同期・池谷博史と再会した。卒業後、警視庁の公安刑事となった池谷は、久しぶりの山でだいぶバテている。山頂まで一緒に登ることにしたが、ペースは上がらない。下山が遅れそうだと麓に電話を入れる得丸に、池谷が拳銃を突きつけた――!! 友情、ライバル、極限の決死行。著者の新境地となる傑作山岳冒険小説!

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蒼き山嶺 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年10月10日

    冬山縦走がこれほどリアルに、臨場感溢れる描写に圧倒されてしまう。圧倒的な自然の中で晒す人間の悲哀の対比が物語の明瞭なコントラストを生み出す。限界を何度も超えて、理性も吹きとび、人の素直な感情だけが残ったラスト、シンプルだけど色んな意味を考えさせてくれて涙。。

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    Posted by ブクログ 2022年09月23日

    久々に面白い山岳小説を読んだ。
    物語は序盤で本題に入りスリリングな展開をしていくが、その中で過去の記憶、出会い、思惑、矜持。。。そんなものが混ざりあって読んでいて全く飽きなかったし、山や自然が見せる様々な表情の描写がとても綺麗で、まるでそこに自分がいるかのような気分だ。
    その後を書いた続編を読みたい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年07月11日

    蒼き山嶺 馳星周さん

    1.購読動機
    山を見たかったからです。
    身体の都合もあり、久しく山から遠ざかっています。
    そこで、山を舞台にする小説に出会いたく、手にとりました。

    ------------
    2.馳星周さん
    初めましてです。
    2021年に出会えてよかった作家さんのお一人となりました。

    登場...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月25日

    よかった
    寒々とした風景描写、自然脅威
    読みながら凍えるし、熱くなる
    人間関係まわりで、ん?と思うところはなくもないが、それは気にならないぐらいにのめり込めた
    もっと伏線が張られてた気もしてたが、全て杞憂だった、素直に読めばよかった

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    Posted by ブクログ 2021年02月03日

    最後の最後での大学時代の回想。初めて山行をした時の池谷の山に魅了された瞬間がたまらなかった。雷鳥、雲海、ご来光。山にいるときだけは全てを忘れて登山に没頭出来ていたのだろうと思うと・・・。

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月10日

    やっぱり山岳小説は面白い。自分がそこにいるような気になって、次々とページをめくりたくなる。
    それに、外が猛暑の日に冷房の効いた室内で雪山登山の本を読む贅沢!

    池谷に山があってよかったと思いました。

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    Posted by ブクログ 2022年07月07日

    元山岳遭難救助隊員の得丸は、大学時代山岳部で一緒だった公安刑事の池谷と、山中で偶然にも再会する。
    そして池谷から残雪期の白馬岳のガイドを頼まれるが、池谷は警察から追われ、刺客に命を狙われている事態を、徳丸は徐々に知ることとなる。
そこにもう一人の仲間であった若林の妹も偶然加わることになり、友情溢れる...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月20日

    北アルプスで山岳ガイドをしている得丸は、体力技術不足の登山者と出会う。
    それは得丸の大学時代の山岳部同期、池谷だった。
    卒業後、公安の刑事となった池谷は山から離れていたため、すっかり鈍っており、得丸にガイドを依頼する。

    山岳小説であり、公安がらみの事件に巻き込まれる男っぽい作品で、非常に面白かった...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年10月19日

    山好きの自分としては、山の美しい風景、厳しさ、山歩きのメンタリティが鮮やかに描かれていて、とても面白かった。
    まるで自分が登山している気分になる。

    日本海に着いた後、得丸らはどうなったのかまで描いて欲しかったが、そういう終わり方もアリか。

    K2に若林を捜索しにいく続編が書かれることを切に願う。

    0
    購入済み

    時間を忘れます

    2021年08月31日

    登山経験のない自分でも、映像が頭に浮かんできました。
    事前の知識がなくても楽しめると思います。

    0

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