小説 イタリア・ルネサンス4―再び、ヴェネツィア―(新潮文庫)
  • 完結

小説 イタリア・ルネサンス4―再び、ヴェネツィア―(新潮文庫)

1,320円 (税込)

6pt

国政に復帰したマルコは、再びトルコと対峙する。絶対君主スレイマンが没すると、両国間には戦雲が立ち込め、ついには誰も望まなかった全面衝突に発展してしまう。五百隻が海上で激突し、一万五千人が命を落としたレパント沖での大海戦は、その後の世界をたった一日で運命づけるのだった……。一人の外交官の人生を通して、ルネサンス世界の興亡を壮大に描いた傑作歴史小説、圧巻の完結編。

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小説 イタリア・ルネサンス4―再び、ヴェネツィア―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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    匿名

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    主人公マルコ・ダンドロを通して垣間見る、ルネサンス期ヴェネツィア共和国の激動を描いたシリーズの第4巻。

    正直、前巻までを読んでから時間が経っていたので、経緯を思い出すのに苦戦したところもあり、再度1巻から読みたいと思いました。
    特に実在の芸術家がまるで息を吹き返したかのように生き生きと活動し

    0
    2021年12月01日

    Posted by ブクログ

    2021/01/19塩野七生イタリア・ルネサンス
    ①ヴェネツィア②フィレンツェ③ローマ④ヴェネツィア
    1571年10月07日レパントの海戦に至る16世紀ヴェネツィア興隆史

    サイズは小さいヴェネツィアもローマ法王、スペインに次ぐ地位を確保していた
    東にトルコと争いつつ、長く「地中海の覇権」を保持した

    0
    2021年01月19日

    Posted by ブクログ

    主人公マルコダンドロの人生をとおして、
    ヴェネチアという国の人生も垣間見ることができた気がする。
    西方と東方の狭間で、1000年以上共和国として生き抜いてきたヴェネチアのドラマは壮大だなぁと思った。
    旅行でヴェネチアを訪れた時、華やかさと美しさにとても感動したが、とても長く深い歴史を背負っていること

    0
    2021年11月25日

    Posted by ブクログ

    ヴェネツィアは海軍国であり、経済国家であった。有能な人物が多々いたが個人主義には陥らず国家として成り立ち続けた。
    朝日文庫の頃は3巻ローマで終わっていたものに、4巻再びヴェネツィアを加えて完結。『レパントの戦い』(新潮文庫)『海の都の物語』(単行本で読んだ)の復習にもなり、
    今シリーズで追加された挿

    0
    2021年03月21日

    Posted by ブクログ

    中央集権化が進む中、ヴェネツィアは中世で最も長く独立を保ち続けたこと、共和国であり続けたことの理由が本書にはある。

    0
    2021年03月04日

    Posted by ブクログ

    帰国後のマルコの活躍。小説形式だが実態は歴史エッセイ。トルコ・スペイン・フランス、領土型国家と肩を並べて強国といわれた都市国家ヴェネツィア。マルタでの騎士団の勝利、その煽りを受け占領されたキプロス。国家の危機の中、レパントの海戦へ持ち込む。キリスト教国連合の中ヴェネツィアの果たした勝利への役割は大き

    0
    2021年02月11日

    Posted by ブクログ

    マルコがまたベネティアへ戻り10人委員会の 委員となり、政策決定をしていくところから最後引退してベネティアのその後までを描く。 途中では
    大国トルコ、スペイン、ドイツ、法王庁との間での交渉の過程と最後のレパントの海戦が描かれるが、やはりベネティアの衰退は止まらない。海戦には勝つものの、キプロスはトル

    0
    2021年01月05日

    Posted by ブクログ

    ほとんどがレパントの海戦。シリーズ1からの伏線の回収もあるが、さまざまな登場人物像は面白く描けているが他のシリーズほど面白くはない。全四作、読み応えはあったと思う。

    0
    2023年01月19日

    Posted by ブクログ

    シリーズ前3作は、
    「緋色のヴェネツィア―聖(サン)マルコ殺人事件」
    「銀色のフィレンツェ―メディチ家殺人事件」
    「黄金のローマ―法王庁殺人事件」
    上記3作の改題であるので、要注意。

    国政に復帰したマルコを中心に、
    またもや濃密な物語が展開されるのかと思いきや、
    この作品は「海の都の物語」と「レパ

    0
    2022年01月08日

    Posted by ブクログ

    マルコ・ダンドロとオリンピアを主人公にしたルネサンスの3大都市の物語の続編になります。ヴェネツィアやレパントの海戦を主題にした塩野さんらしい作品だなと思いました。塩野さんにヴェネツィアやレパントを書かせると,やはり上手いなと思いましたし,続きを書くのならこういう感じになるのだろうなと。そう思える作品

    0
    2021年05月16日

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