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2010年、沖縄・興南高校が成し遂げた史上6校目の甲子園春夏連覇。島中が歓喜と興奮に包まれた。あれから10年。プロに進んだエース、大学在学中に公認会計士試験に合格した元選手、辺野古生まれの幼馴染、沖縄から高校野球を変えようと強き信念を持ち続けた監督など、多士済々の選手や監督のその後に迫る。あの熱狂をもう一度。史上初の中止が決まった2020年は、「読む甲子園」をお楽しみ下さい。
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Posted by ブクログ
2010年、沖縄の興南高校が春夏の甲子園を連覇したことは記憶に残っていない人も多いかと思います。史上6校目の春夏連覇は、県外出身者が一人もいないベンチ入りメンバーで達成された偉業でした。本書はその当時の選手、監督が”その後”をどう生きてきたのか、偉業達成から10年後に振り返ります。 意外だったのは卒...続きを読む業生の大部分が大学、社会人で野球人生にピリオドを打っており、野球とは決別した人生を送っている事実です。高校野球で甲子園出場、しかも春夏連覇と言えば相当な野球エリートという印象を持ちますが、2010年の興南高校は傑出した個の才能よりは、メンバーの結束力で勝ち取った偉業だったことが本書から伝わります。 当時のエースは大学でイップスを患い、プロ野球に進みますが1軍登板数試合の結果を残して引退し、現在は母校の教員として後輩の指導に当たっています。 またあるメンバーは野球は高校でピリオドを打ち、JICAでソマリアの復興に携わっていたり、大学時代に公認会計士試験に合格し、家業の会計事務所を継いでいる人もいます。 そして本書の一番の読みどころと感じたのは、「少し長い目のあとがき」で紹介された背番号を付ける事が叶わなかった部員の証言です。 夏の大会を前に背番号とともにベンチ入りメンバー発表の直後、ベンチ入りメンバーから落選したチームメイトが寮の自由時間に寡黙に素振りをしている姿を見て自らの気持ちを奮い立たせた部員、「今はベンチ入りが叶わなくても、卒業後の次のステージで開花するかもしれないから、その時のために今頑張る」と自分の気持ちに折り合いをつける部員…。 著者も”あとがき”で書いておられますが、普通の人が社会に出て30代、40代で経験して、なんとか咀嚼できるような経験を17、18歳で経験し、20代には自分なりに整理できている故に強靭な精神力が身に付いているというのは、非常に腑に落ちるエピソードと感じました。 プロ野球で活躍するような超エリートではなく、挫折を経験して乗り越えている姿に共感できたノンフィクションでした。
安慶名くんのインタビュー、エピソードが印象的。 我如古は意外な… 辺野古の話はいらんだろ、とは思った。
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