深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】
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深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】

649円 (税込)

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イタリアからスペインへと回った〈私〉は、ポルトガルの果ての岬サグレスで、ようやく「旅の終り」の汐どきを摑まえた。パリで数週間を過ごしたあとロンドンに向かい、日本への電報を打ちに中央郵便局へと出かけるのだが――。Being on the road――ひとつの旅の終りは、新しい旅の始まりなのかもしれない。旅を愛するすべての人々に贈る、永遠の「旅のバイブル」全6巻、ここに堂々の完結! 井上陽水氏との対談「森の少女とカジノの男」を収録。「あの旅をめぐるエッセイVI 恐れずに」「あの旅をめぐるエッセイVII 若い旅人たちへ」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年九月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。

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深夜特急 のシリーズ作品

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  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】
    605円 (税込)
    インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行ってみたい――。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは、「大小(タイスウ)」というサイコロ博奕に魅せられ、あわや……。一年以上にわたるユーラシア放浪の旅が今、幕を開けた。いざ、遠路二万キロ彼方のロンドンへ! 山口文憲氏との対談「出発の年齢」を収録。「あの旅をめぐるエッセイI 孤寒」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年七月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】
    605円 (税込)
    香港・マカオに別れを告げてバンコクへと飛んだものの、どこをどう歩いても、バンコクの街も人々も、なぜか自分の中に響いてこない。〈私〉は香港で感じたあの熱気を期待しながら、鉄道でマレー半島を南下し、一路シンガポールへと向かった。途中、ペナンで娼婦の館に滞在し、女たちの屈託のない陽気さに巻き込まれたり、シンガポールの街をぶらつくうちに〈私〉はやっと気がつくのだった――。「あの旅をめぐるエッセイII コロッケと豆腐と人魚」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年七月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。高倉健氏との対談「死に場所を見つける」は収録しておりません。
  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】
    605円 (税込)
    風に吹かれ、水に流され、偶然に身をゆだねる旅。そうやって〈私〉はマレー半島を経て、やっとインドに辿り着いた。カルカッタでは路上で突然物乞いに足首をつかまれ、ブッダガヤでは最下層の子供たちとの共同生活を体験した。ベナレスでは街中で日々演じられる生と死のドラマを眺め続けた。そんな日々を過ごすうちに、〈私〉は自分の中の何かから一つ、また一つと自由になっていくのだった。此経啓助氏との対談「十年の後に」を収録。「あの旅をめぐるエッセイIII 仏陀のラーメン」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年八月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】
    605円 (税込)
    パキスタンの長距離バスは、凄まじかった。道の真ん中を猛スピードで突っ走り、対向車と肝試しのチキン・レースを展開する。そんなクレイジー・エクスプレスで、〈私〉はシルクロードを一路西へと向かった。カブールではヒッピー宿の客引きをしたり、テヘランではなつかしい人との再会を果たしたり。〈私〉は冬の訪れを怖れつつ、前へ前へと進むことに快感のようなものを覚えはじめていた――。今福龍太氏との対談「終わりなき旅の途上で」を収録。「あの旅をめぐるエッセイIV 秋の果実」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年八月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】
    649円 (税込)
    アンカラで〈私〉は一人のトルコ人女性を訪ね、東京から預かってきたものを渡すことができた。イスタンブールの街角では熊をけしかけられ、ギリシャの田舎町では路上ですれ違った男にパーティーに誘われて……。ふと気がつくと、あまたの出会いと別れを繰り返した旅も、いつのまにか「壮年期」にさしかかり、〈私〉はこの旅をいつ、どのように終えればよいのか、考えるようになっていた――。高田宏氏との対談「旅を生き、旅を書く」を収録。「あの旅をめぐるエッセイV 書物の漂流」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年九月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
  • 深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】
    649円 (税込)
    イタリアからスペインへと回った〈私〉は、ポルトガルの果ての岬サグレスで、ようやく「旅の終り」の汐どきを摑まえた。パリで数週間を過ごしたあとロンドンに向かい、日本への電報を打ちに中央郵便局へと出かけるのだが――。Being on the road――ひとつの旅の終りは、新しい旅の始まりなのかもしれない。旅を愛するすべての人々に贈る、永遠の「旅のバイブル」全6巻、ここに堂々の完結! 井上陽水氏との対談「森の少女とカジノの男」を収録。「あの旅をめぐるエッセイVI 恐れずに」「あの旅をめぐるエッセイVII 若い旅人たちへ」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年九月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。

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深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月22日

    最終巻。単行本第三巻の後半部分だから、5巻と同様に如何に旅を終わらせるかと言う点について自問しながら旅をする。イタリアからモナコを経由してスペインに入りポルトガルまで行き、ヨーロッパの果てまで来て旅の終わりを確認する。その後はパリに出て、ロンドンに移動する。文庫本に入っている対談で沢木さんはあまり美...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月30日

    Cの国から始まりTの国を渡り、そして再びCの国に舞い戻る。だからこんなに良い出会いが巡っていたわけだ。
    イタリアの美しい街並み、アートが想像力を掻き立て、パスタを食べたくなる、人々の悪意のないいい加減さ。凄く行きたくなった。
    沢木さんは色んなものを引き寄せている。
    コミュニケーション能力も高くて誰か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月26日

    旅は続いていく、そんな自由な空気感を感じさせる終わり方だった。趣くままに旅に出たい、自由な雰囲気を感じさせてくれる面白い内容でした

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    Posted by ブクログ 2023年11月16日

    ワレ到着セズ
    私も人生こうありたいと思った、簡潔で好きなフレーズ。

    井上陽水との対談が面白かった。
    バランスを欠いている人は何かで補おうとしているというくだり。
    私もバランスの欠いた人に惹かれるが、その欠けている部分を補うものが、その人の魅力になるのだろう。

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    Posted by ブクログ 2023年09月29日

    一通り読み終わった。

    特別面白い文章というわけではないが、ついつい読み進めてしまう。
    長く旅行をすることで見えてくる良い面悪い面が非常に興味深かった。

    世界を駆け巡りたくなるシリーズでした。

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    Posted by ブクログ 2023年09月02日

    香港からロンドンまでの道のりは長かった。その土地土地の情景や匂いや音、そこに住む人々とのふれあい。このことを通して実に多くのことを知れたと思うが、
    「わかっていることは、わからないということだけ」
    この言葉の意味は重い。

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    Posted by ブクログ 2023年08月30日

    遂に最終巻
    イタリアはローマ、フィレンツェ
    そしてお隣りモナコではマカオのリターンマッチ 
    所持金総額500$を切っているのに、カジノに出陣しようとするのには驚いた

    マルセイユ、バルセロナ、バレンシア、リスボン、サグレス、マドリード、パリ、ロンドン
    マドリードではバルをはしご
    旅を始めて酒場で楽し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月04日

    ついにヨーロッパに入り、旅もラストスパート。イタリアスペインポルトガルからのパリロンドン。ポルトガルの岬サグレスで旅を終える決意をした著者は、一気にロンドンまで進むが、ラストにもちゃんとオチあり。ロンドン中央郵便局から送るはずの、「我、到着せり」は、公衆電話からの「我、到着せず」となる。
    そこで終わ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月24日

    ヨーロッパはやっぱり退屈。ただ度の終着点がロンドンではなく何となく行ったユーラシアの端であるポルトガルの小さな田舎町であるサグレス。そこで好意により止めてもらった民泊で見た朝焼けに衝撃を受けて度の終わりを決意するシーンは最高だった。いつか絶対いく

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    Posted by ブクログ 2023年03月01日

    南ヨーロッパ・ロンドンの旅。いよいよ終わる、そんな感覚と終わりたくないという感覚。旅に出ると感じる相反する二つの感情が、一気に湧き上がってくる最終巻。同じように読者も、終わってしまうことへの寂しさと安堵感を共にしていったことだろう。これを読んだ大学生の当時は、ヨーロッパはつまらんなという感想だった。...続きを読む

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