パーフェクト・クオーツ 碧き鮫
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パーフェクト・クオーツ 碧き鮫

770円 (税込)

3pt

5.0

後継者はこうして殺された。迫真の諜報小説。

北朝鮮のドル紙幣偽造に関与した容疑者を逮捕する作戦は、事前に漏れていた。
米海軍犯罪捜査局(NCIS)の坂下冬樹はソウルに入り、ハニートラップを仕掛けた女を追い始める。
女の部屋で、坂下は、韓国国家情報院の情報部員・洪敏成(ホンミンソン)に出会す。坂下の捜査に協力するためと洪が言うのは詭弁で、監視のための派遣だと思われた。
二人はやがて、女が兄とともに入国していたこと、兄はマレーシアの軍出身らしいことを突きとめるが‥‥。

同じ頃、長く異国に潜伏していた工作員に、北の後継者候補から脱落した男「キバノロ」に関する指令が下りる。草原で気ままに遊ぶキバノロに怪しまれずに近づける草食動物を何頭か、ただちに用意せよという内容だった。
やがてベトナム・ホーチミンの歓楽街に一人の男が現れ、多額の米ドルを手に女たちを集め、こう問いかけた。もしきみたちがもっとちゃんとした仕事を探しているなら、海外のテレビや映画に出る仕事をしてみないか?

また同じ頃、ソウルのロシア大使館の改修工事が始まり、古い調度品がオークションにかけられた。その中に、一枚の美しい女の絵があった。
絵は一人の中国人が他の調度品とは比較にならないほどの高値で落札。だが、真の購入者は別にいた。

坂下の追う女はどこへ行ったのか?
マレーシアの空港で首領の血を引く男が暗殺された――あの出来事はどう「実行」されたのか?
そして、オークションの落札者は誰か、描かれた女の素性は?

いくつもの謎が収斂し、やがて別の新たな謎がぼんやりと輪郭を見せ始める。
読後、唸ること必定! いまや日本でただ一人と言える諜報小説作家・五條瑛による、傑作エンターテインメント。

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パーフェクト・クオーツ のシリーズ作品

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  • パーフェクト・クオーツ 北の水晶
    880円 (税込)
    北の後継者暗殺の裏側を描いた衝撃作! 読書メーターなど、ネット・レビューでも「名作」と賞される大藪春彦賞受賞作『スリー・アゲーツ』に続く、待望のシリーズ最新作! 日本と北朝鮮、二つの国に二人の子を遺して男は死んだ。 米国国防総省(ペンタゴン)直轄の情報機関に所属する葉山隆(はやまたかし)の元に、男から52本もの古いカセット・テープが届く。 録音されていたのは男の告白。北の情報機関〈三号庁舎〉の一員として知るかぎりのすべてを語った内容だった。 その中で、北の完璧なるスパイ“石英(ソギョン)”の存在が明かされる。そして大がかりな情報網を統べるというもう一人の大物スパイ“カタツムリ”。 北が作った精巧な偽ドル紙幣“スーパーK”の流通を阻止しようと米韓合同で行われたソウルでの摘発作戦は、米韓に多数の死者を出すというさんざんな結果に終わったが(前作)、その原因は、米韓の情報網に開いた巨大な穴からの情報漏洩だったという。 葉山はその巨大な穴に、石英とカタツムリが関与していると見て、調査を始める。 一方、米日の経済制裁に反発して、北朝鮮は突然、国境近くの経済特別区・開城(ケソン)工業団地を封鎖した。 巨額の投資をしていた京星(キョンソン)グループの代表・重貞高平(しげさだたかひら)は、一千億ウォンに及ぶ損失を取り返すべく、米日にある取引を持ちかける。 その内容とは、北の後継者の一人だった“ヨハン”亡命の手引きだった。 ヨハンは、北朝鮮が国を挙げてアメリカを標的とする大量殺戮兵器を開発しているという確実な証拠を握っていた――。 「他の血を残しておけば、それは必ずや新たな災いを呼び起こす。誰かがその血を利用しようとするからだ」 日本人の想像を絶する北朝鮮という国の実態。 米韓の隙を突いてマレーシアの空港で起こる“ヨハン”暗殺事件。そして切り札をなくした取引の行方は?
  • パーフェクト・クオーツ 碧き鮫
    770円 (税込)
    後継者はこうして殺された。迫真の諜報小説。 北朝鮮のドル紙幣偽造に関与した容疑者を逮捕する作戦は、事前に漏れていた。 米海軍犯罪捜査局(NCIS)の坂下冬樹はソウルに入り、ハニートラップを仕掛けた女を追い始める。 女の部屋で、坂下は、韓国国家情報院の情報部員・洪敏成(ホンミンソン)に出会す。坂下の捜査に協力するためと洪が言うのは詭弁で、監視のための派遣だと思われた。 二人はやがて、女が兄とともに入国していたこと、兄はマレーシアの軍出身らしいことを突きとめるが‥‥。 同じ頃、長く異国に潜伏していた工作員に、北の後継者候補から脱落した男「キバノロ」に関する指令が下りる。草原で気ままに遊ぶキバノロに怪しまれずに近づける草食動物を何頭か、ただちに用意せよという内容だった。 やがてベトナム・ホーチミンの歓楽街に一人の男が現れ、多額の米ドルを手に女たちを集め、こう問いかけた。もしきみたちがもっとちゃんとした仕事を探しているなら、海外のテレビや映画に出る仕事をしてみないか? また同じ頃、ソウルのロシア大使館の改修工事が始まり、古い調度品がオークションにかけられた。その中に、一枚の美しい女の絵があった。 絵は一人の中国人が他の調度品とは比較にならないほどの高値で落札。だが、真の購入者は別にいた。 坂下の追う女はどこへ行ったのか? マレーシアの空港で首領の血を引く男が暗殺された――あの出来事はどう「実行」されたのか? そして、オークションの落札者は誰か、描かれた女の素性は? いくつもの謎が収斂し、やがて別の新たな謎がぼんやりと輪郭を見せ始める。 読後、唸ること必定! いまや日本でただ一人と言える諜報小説作家・五條瑛による、傑作エンターテインメント。

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パーフェクト・クオーツ 碧き鮫 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    まずは。ほんとに。
    小学館さま。
    続きを。
    刊行宜しくお願いします!!
    …諜報活動小説とかくと、スパイものってことになるのだけど、うーん、そうなるのかな。
    現実をベースとして、きたちょーせんとの情報戦をしているものの、今回はどっちかというと肉体派登場人物目線の、話。
    のはずなのに、かなり肉体派が頭脳

    0
    2021年05月15日

    Posted by ブクログ

    買ってすぐに一気読みしました。
    シリーズの新刊が読めるなんて嬉しい!
    五條先生ホントにありがとうございます。

    スリーアゲーツやパーフェクトクォーツの裏のストーリーで、今回は坂下が主役。
    坂下があの事件までソウルで何をしていたのかよく分かります。
    過去の作品の登場人物がたくさん登場しており、呉道も登

    0
    2020年12月09日

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