夏空白花

夏空白花

858円 (税込)

4pt

1945年夏、敗戦翌日。 昨日までの正義が否定され、誰もが呆然とする中、朝日新聞社に乗り込んできた男がいた。全てを失った今だからこそ、戦争で失われていた「高校野球大会」を復活させなければいけない、と言う。 「会社と自分の生き残り」という不純な動機で動いていた記者の神住は、人々の熱い想いに触れ、全国を奔走するが、そこに立ちふさがったのは、高校野球に理解を示さぬGHQの強固な拒絶だった……。

...続きを読む

夏空白花 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    どこまでが事実なんだろう。分からないけど、この物語を今、この時に描けるこの人はすごいと思う。重厚なのに爽やかで、終章は涙なしには読めない。野球好きじゃなくても楽しめる。あと、美子さんのキャラクターがとても良い。

    0
    2020年11月25日

    Posted by ブクログ

    面白かった!

    戦後1年で復活した高校野球大会
    それなのに、今年は…
    来年の夏、開催される事を切に願います。

    0
    2020年09月04日

    Posted by ブクログ

    1945年8月、敗戦直後から、失われた高校野球大会を復活させるために元高校球児の新聞記者が奔走するお話。

    甲子園への思い、野球への思い、GHQの日本野球への反感、ベースボールとの違い‥。

    今の高校野球にも通じる問題を考えながら、野球が好きな子たちが思いっきり野球ができることが

    0
    2024年02月29日

    Posted by ブクログ

    敗戦直後。
    「高校野球大会」を再開させるために奔走する
    男の物語

    政府やGHQの横やりの中
    国に希望を取り戻すにはコレ!と思いつめた
    主人公の思いが熱い

    0
    2022年03月15日

    Posted by ブクログ

    主人公の朝日新聞記者の人物に違和感を感じてしまったことと、野球や甲子園に一つも興味がないことから、少し読みにくさを感じてしまったが、ところどころに現れる鋭い指摘は現代にも通じるようで、面白かった。

    0
    2021年11月18日

    Posted by ブクログ

    須賀しのぶさんの敗戦直後から1年後、1946年8月15日の高校野球大会開催までの朝日新聞社運動部員の話。「道」を追い求める野球と才能を生かすベースボールの違いを日米の違いとして抽出する捉え方は須賀さんらしい視点であるように思えた。しかし「また桜の国で」などヨーロッパもののスケール大きな緊張感にあふれ

    0
    2021年08月01日

    Posted by ブクログ

    この作者、前に読んだ「夏の祈りは」が良かったので、再び高校野球モノを読んでみる。

    昭和20年8月の終戦直後から"夏の甲子園"の再開に向けて尽力した人々の物語を、史実をベースにしながら、大阪朝日新聞の記者を主人公に仕立てて描く。
    『立ちふさがったのは、思惑を抱えた文部省の横やり、

    0
    2020年11月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    終戦直後の日本って、こういう感じだったんだろうなあということがよく伝わってくる。
    戦争が終わり、今まで自分がやってきたことと、これからやっていかなければいけないこと。
    その辻褄を合わせるのに、厚かましくやっていける人とそうでなかった人。戦争で勝った人たちと負けた人たち。戦争では勝ったけれど、日系人と

    0
    2023年09月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最近、全然見なくなった甲子園ですが、今年は中止だったので、読むのにちょうどよい機会だったなと思いました。だから、発行されたのかな。
    戦後、どのようにして野球が再開されたかについて、こんなドラマチックな経緯があったなんて、考えてもみなかったです。戦後1年で大会が始まったのも知らなかったし。昔は、同じス

    0
    2020年09月05日

夏空白花 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ポプラ文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す