読書する女たち フェミニズムの名著は私の人生をどう変えたか

読書する女たち フェミニズムの名著は私の人生をどう変えたか

一冊の本に何度でも出会い直し、人生の糧にできる我々はなんて幸福なんだろう。
―松田青子(作家)

「私はフェミニストじゃないけど」って前置きにイラっとする人は全員読もう
―小川たまか(ライター)

育児のため新聞記者の夢を諦め、ライターとして働くステファニーは、
果てしなく続く家事と育児と仕事に追われ、閉塞的な日々を過ごす。
ある日、学生時代に読んだベティ・フリーダンの『女性学の神話』を再読し
感銘を受けた彼女は、母校でフェミニズムを学びなおす決意をする。

15冊の名著を授業形式でひも解き、
現代の女たちが生き延びるすべを探すエッセイ。

【本書に登場するテキスト】
メアリ・ウルフトンクラスト『女性の権利の擁護』
バージニア・ウルフ『私ひとりの部屋』
シモーヌ・ド・ボーボワール『第二の性』 ほか


【目次】
CHAPTER1 発見
CHAPTER2 運命
CHAPTER3 分裂
CHAPTER4 欲望

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読書する女たち フェミニズムの名著は私の人生をどう変えたか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    女性としてこれからの人生をどう生きようか、と考えた時にこの本と出会いました。
    これまでフェミニズムについて学んだことはありませんでしたが、文学を通して、フェミニズムの歴史を一通り学ぶことができました。
    フェミニズム=男女同権主義
    社会によって形作られた女性像に憤りを感じたり、何十年も前の作品が書かれ

    0
    2021年07月20日

    Posted by ブクログ

    共働きの両親(育児を早々に切り上げて仕事一筋だった母と、ジェンダー差別に敏感な父親という特異な両親)のもとで育った筆者。大学時代に自分のジェンダーと改めて向き合い、フェミニストを自称する筆者だが、結婚出産子育てを経て疎外感、孤独、違和感を味わうに至り、大学時代に受けたフェミニズム名著の授業を履修し直

    0
    2021年06月07日

    Posted by ブクログ

    大学でフェミニズムを学び、フェミニストを自認する著者が、夫と子供と過ごす日常の中で学生時代に想定していたのとは違うフェミニストらしからぬ生活に埋もれていく様子がリアルで気持ちが沈む。
    タイトルは「女たち」だが本の内容は著者のそういった日常や回想の描写が多くを占める。
    学生時代には理想に燃え、過去のフ

    0
    2020年10月24日

    Posted by ブクログ

    「フェミニズムはもう古い」と思っていたのに就職、結婚、出産、育児……と年齢とライフイベントを重ねるうちに「女性であること」が重くのしかかる……筆者が聴講生としてもう一度フェミニズムを学び、社会と家庭と自分の現状を冷静に捉え直す過程がエッセイのようで読みやすい。

    0
    2022年02月07日

    Posted by ブクログ

     子育てと家事、そして仕事との両立に苦悩する著者が大学でフェミニズムの講義を受けて学び直し、感じたこと、考えたことをまとめた一冊。著者が受けたフェミニズムの講義のエッセンスも(著者目線が入りながらも)詰め込まれているので、女性学の入門書としての役割も果たしている。といっても、小難しいことばかりが書か

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    2021年09月08日

    Posted by ブクログ

    学生時代にフェミニズムの講義を受けキャリアを積んだアラサー女性が、結婚し子供を産み、もう一度自我へ立ち戻るため母校でフェミニズムの講義を受け直し感じたことの記録。講義のため過去の文献の紹介があり、また同時に本の感想を語ってくれるため親近感がわき、フェミニズムの流れをざっと把握できた。
    
    本の感想

    0
    2021年08月21日

    Posted by ブクログ

    育児と仕事で引き裂かれる女性の気持ちが、納得感を持って理解できる。
    ここに出てきた本は全て読みたいと感じる。

    0
    2021年05月03日

    Posted by ブクログ

    育児中の1人の女性の読書と受講を通して、フェミニズムの流れがわかった。ステファニーの悩みに共感しながら、時には彼女の私生活を心配しながら先を急いで読んだり、またはフェミニズムの名著を理解するのに時々立ち止まり考えながら読んだ。著者の願い通り、ここに書かれている名著を読み、引き続き学んでいきたいと思う

    0
    2020年06月29日

    Posted by ブクログ

    引用が多く読みにくい
    アメリカの現代においても、
    母になった働く女性の葛藤があることに驚いた
    日本より進んでいるはずなのに

    ジェンダーの問題は昔からの課題でまだまだ女性が自ら働きかけ打破しないといけない状況

    0
    2021年04月14日

    Posted by ブクログ

    育児のため新聞記者の夢を諦め、ライターとして働くステファニーは、果てしなく続く家事と育児と仕事に追われ、閉塞的な日々を過ごす。ある日、学生時代に読んだベティ・フリーダンの『女性学の神話』を再読し感銘を受けた彼女は、母校でフェミニズムを学びなおす決意をする。15冊の名著を授業形式でひも解き、現代の女た

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    2020年09月26日

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