作品一覧

  • 読書する女たち フェミニズムの名著は私の人生をどう変えたか
    4.2
    1巻1,870円 (税込)
    一冊の本に何度でも出会い直し、人生の糧にできる我々はなんて幸福なんだろう。 ―松田青子(作家) 「私はフェミニストじゃないけど」って前置きにイラっとする人は全員読もう ―小川たまか(ライター) 育児のため新聞記者の夢を諦め、ライターとして働くステファニーは、 果てしなく続く家事と育児と仕事に追われ、閉塞的な日々を過ごす。 ある日、学生時代に読んだベティ・フリーダンの『女性学の神話』を再読し 感銘を受けた彼女は、母校でフェミニズムを学びなおす決意をする。 15冊の名著を授業形式でひも解き、 現代の女たちが生き延びるすべを探すエッセイ。 【本書に登場するテキスト】  メアリ・ウルフトンクラスト『女性の権利の擁護』  バージニア・ウルフ『私ひとりの部屋』  シモーヌ・ド・ボーボワール『第二の性』  ほか 【目次】 CHAPTER1 発見 CHAPTER2 運命 CHAPTER3 分裂 CHAPTER4 欲望
  • 読書する女たち フェミニズムの名著は私の人生をどう変えたか

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    ネタバレ

    産後の子育ての様子にゾッとしつつも、少しずつ自分を取り戻していく様がよかった。フェミニズムとは、自分が自分らしくあるためのものであるのだ。

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    2022年02月14日
  • 読書する女たち フェミニズムの名著は私の人生をどう変えたか

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    女性としてこれからの人生をどう生きようか、と考えた時にこの本と出会いました。
    これまでフェミニズムについて学んだことはありませんでしたが、文学を通して、フェミニズムの歴史を一通り学ぶことができました。
    フェミニズム=男女同権主義
    社会によって形作られた女性像に憤りを感じたり、何十年も前の作品が書かれた当時と現在の状況が変化していないことに嘆いたり。
    本書で紹介されている文学を読み、自分のフィルターを通してみることで理解を深めたいと思います。

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    2021年07月20日
  • 読書する女たち フェミニズムの名著は私の人生をどう変えたか

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    共働きの両親(育児を早々に切り上げて仕事一筋だった母と、ジェンダー差別に敏感な父親という特異な両親)のもとで育った筆者。大学時代に自分のジェンダーと改めて向き合い、フェミニストを自称する筆者だが、結婚出産子育てを経て疎外感、孤独、違和感を味わうに至り、大学時代に受けたフェミニズム名著の授業を履修し直し、読み直すという物語。語弊を承知で簡潔に要約すれば、「フェミニストがフェミニストとして結婚出産できるのか」「フェミニズムと結婚出産は両立するのか」探った本。

    一見、ただの学術書の紹介かと思って少し腰が引けるのだが、名著を読み解くのと並行して、筆者の母親/妻としての経験が丁寧に、時に包み隠さず語ら

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    2021年06月07日
  • 読書する女たち フェミニズムの名著は私の人生をどう変えたか

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    大学でフェミニズムを学び、フェミニストを自認する著者が、夫と子供と過ごす日常の中で学生時代に想定していたのとは違うフェミニストらしからぬ生活に埋もれていく様子がリアルで気持ちが沈む。
    タイトルは「女たち」だが本の内容は著者のそういった日常や回想の描写が多くを占める。
    学生時代には理想に燃え、過去のフェミニストたちの考え方に反発を覚えることもあった著者が、仕事・育児・夫婦関係といった現代社会に地に足を付けて暮らしている女性が抱える問題を経験して、歴代のフェミニストが語ってきたテーマへの共感を深める。
    授業での議論パートは少ないが、世代や生育環境の違いによる意見がぶつかる様子がおもしろい。

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    2020年10月24日
  • 読書する女たち フェミニズムの名著は私の人生をどう変えたか

    Posted by ブクログ

    「フェミニズムはもう古い」と思っていたのに就職、結婚、出産、育児……と年齢とライフイベントを重ねるうちに「女性であること」が重くのしかかる……筆者が聴講生としてもう一度フェミニズムを学び、社会と家庭と自分の現状を冷静に捉え直す過程がエッセイのようで読みやすい。

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    2022年02月07日

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