皇帝フリードリッヒ二世の生涯(下)(新潮文庫)
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皇帝フリードリッヒ二世の生涯(下)(新潮文庫)

935円 (税込)

4pt

聖地イェルサレムを無血開城したにもかかわらず、法王に「キリストの敵」と名指されたフリードリッヒ。法治国家と政教分離を目指し、世界初の憲法ともいうべき文書を発表したが、政治や外交だけが彼の関心事ではなかった。人種を問わず学者を友とし、自らもペンを執って科学的書物をものした。「玉座に座った最初の近代人」とも評される、空前絶後の先駆者の烈しい生を描き尽くした歴史巨編。

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皇帝フリードリッヒ二世の生涯(新潮文庫) のシリーズ作品

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  • 皇帝フリードリッヒ二世の生涯(上)(新潮文庫)
    990円 (税込)
    12世紀が終わる頃、神聖ローマ皇帝とシチリア王女の間に一人の男子が生まれた。少年は両親をはやくに失い、絶大な権力をもつ法王の後見を受けたが、帝位に登り、広大な領土を手中にすると、法王との関係が緊張。法王に十字軍遠征を約束するが、剣ではなく交渉を選んだことでますます反感を買い、ついには破門に処されてしまう……。生涯を反逆者として過ごした中世を代表する男の傑作評伝。
  • 皇帝フリードリッヒ二世の生涯(下)(新潮文庫)
    935円 (税込)
    聖地イェルサレムを無血開城したにもかかわらず、法王に「キリストの敵」と名指されたフリードリッヒ。法治国家と政教分離を目指し、世界初の憲法ともいうべき文書を発表したが、政治や外交だけが彼の関心事ではなかった。人種を問わず学者を友とし、自らもペンを執って科学的書物をものした。「玉座に座った最初の近代人」とも評される、空前絶後の先駆者の烈しい生を描き尽くした歴史巨編。

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皇帝フリードリッヒ二世の生涯(下)(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    皇帝フリードリッヒ二世の生涯 下巻
    文庫版
    著:塩野 七生
    新潮文庫 し 12 103

    「玉座に座った最初の近代人」
    第6次十字軍で、聖地エルサレムを無血開城し、イスラムと融和、武力を使わなかった叡智の人
    強大なローマ教会勢力から、封建領主を保護して、封建制度を維持しつつも、法治国家をめざした人

    0
    2024年04月28日

    Posted by ブクログ

    上下巻合わせて、星5つの内容。シチリア等の歴史もフリードリヒ2世も、あまり知らなかったが、読んでいてワクワクした。「ブーリア」行きたくなりました。

    0
    2021年09月27日

    Posted by ブクログ

    このような偉大で魅力的な人物が実在したということに深く感動します。
    なんでドラマチックな生涯。
    今政治家を目指してる、既になっている人には是非是非読んでいただきたい。
    こんなにバランスのいい統治者、人類の歴史上どれだけ存在したんだろうか。

    0
    2021年05月21日

    Posted by ブクログ

    すごい物語だった。
    「早く生まれすぎた」「王座に座った最初の近代人」「世界の脅威」などと言われるフリードリッヒ二世の55年間の生涯。後半は先が気になってページをめくる手が止まらなかった。最後まで見届けることができて少し泣いた。法王インノケンティウス四世がめっちゃむかつく(笑)

    塩野七生さんの文章は

    0
    2020年07月21日

    Posted by ブクログ

    在宅勤務で電車に乗らなくなると、本を読むタイミングも結構難しくなる。
    本書のような歴史大作は面白いのだけど、なにぶん読み進めるのに時間がかかるタイプ。
    間隔あけちゃったけど、2週間でようやく終わった。

    フリードリッヒ二世は本当にお手本のような統治者。それと対比されるローマ法王はまったく尊敬もできな

    0
    2020年06月14日

    Posted by ブクログ

    封建社会から法に基づいた君主制国家の確立を目指し、ローマ法王の破門に屈せず政教分離を貫き、十字軍に行きながらもイスラムとの共存を考え和解の道を進む、中世ヨーロッパの先駆者・フリードリッヒ二世の生涯を塩野ワールドで描く後編。

    上記の通り、フリードリッヒ二世はあまりにもいろんなことを同時代にやっていた

    0
    2020年04月05日

    Posted by ブクログ

    日本の世界史の講義では抜け落ちがちな第一次十字軍からルネサンスまでのヨーロッパの状況がよく理解できました。

    ローマ教皇の力が絶大な時代に、「皇帝のものは皇帝のものに、教皇のものは教皇のものに」なる世界の実現に向かって突き進む力に勇気をもらいました。既存権力者(本書では教皇)に立ち向かう中で、度重な

    0
    2020年03月22日

    Posted by ブクログ

    「鷹に始まり、鷹に終わった」
    そんな空気感いっぱいの読後感!

    ここまで封建社会の真っただ中で、「人の気持ち」と戦った「王様」はいなかったんだろうな、そう思います。

    現代社会とは、すさまじく「常識」が違う。
    今生きる私の目線だけで、一概にフリードリッヒ二世を見ることはなかなかできないし、人権無視し

    0
    2020年02月29日

    Posted by ブクログ

    フリードリッヒ2世は、長じて<神聖ローマ皇帝>となって行くのだが、結局は当時のイタリアに在っても少し独特であったシチリア王国の中、残念ながら両親が早くに他界してしまったために「独立独歩」で育つ。そうした中で「時代の遥か先を往く」というような、当時は独特とされた考え方を育み、それを実践して行くことにな

    0
    2020年02月12日

    Posted by ブクログ

    下巻は、築いたものが無に帰していく展開なので、なかなかつらい展開。フリードリヒ二世を巡る女性の話で間を持たせているが、なかなかにつらい展開。まあ、どうして「早すぎた人」扱いなのかと言えば、無に帰したからなのですが……

    0
    2020年02月09日

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